姉御カサンドラ・ウィルソン
今日のオリンピック。コメントなし(笑)。
先週の「いーぐる」の「納涼持込盤大会」のあと打上げに参加したのですが、そうなると最終電車には間に合わないので東京に宿泊しました。翌日は例によってディスクユニオン新宿ジャズ館でレコード・CDハントをしてきました。
レコード売り場のほうでは、探していたジャズ・メッセンジャーズの『アルバム・オブ・ジ・イヤー』(1981年rec. Timeless)とアイリーン・クラールの『愛の行方』(1974年rec. Nadja)を買いました。どちらも¥1,000以下でした。
『アルバム・オブ・ジ・イヤー』のほうは後藤さん著「ジャズ・オブ・パラダイス」に掲載されていたアルバムで、ウィントン・マルサリスがいた頃のメッセンジャーズの溌剌とした演奏が聴ける1枚です。『愛の行方』のほうはオリジナル盤を持っていたのですが、ちょっとノイズが多かったので買換えました。アラン・ブロードベント(p)とのデュオで味わい深い1枚です。
中古CD売り場のほうでは、ピアノ・トリオ特集をやっていました。相変わらず人気があるようすね。何枚か気になるものがあったのですがフランクリン/クローバー/シールズの『スリー・ワールズ』(2000年rec. Beezwax Records)を買いました。寺島さんが音がイイCDとして推薦していたアルバムです。この音は寺島レコードの求めている音の参考にしているのではないかという気がします。演奏はまあ及第点かな?
もう1枚買ったのはカサンドラ・ウィルソンの新譜『ラヴリー』(2007年rec. BLUENOTE)です。雲さんがブログで推薦していたし、「いーぐる」の壁にも飾られていた1枚です。はやくも中古で出ていたので買いです。少しでも安く買いたいなんてセコイですね(笑)。
メンバーは、カサンドラ・ウィルソン(vo)、メルビン・スウェル(g)、ジェイソン・モラン(p)、ロニー・プラキシコ(b)、レジナルド・ヴィール(b)、ハーリン・ライリー(ds)他です。つわものがバックを固めています。
私はカサンドラはだいぶ前の『ジャンプ・ワールド』しか持っていませんでした。M-BASE(ブルックリン派)の人だけあって、難しい楽曲をクールにカッコよく歌うところがなかなか良いと思っていました。
それで今回のアルバム、基本は変わっていないのですが凄味が増しました。元々凄味がある人だと思っていましたが、かなり増大しています。それに貫禄がありますね。《恋人よ我に帰れ》や《黒いオルフェ》から入っていくわけですが、迫力と説得力はかなりのものです。ジャケ写を見て下さい。かなりの迫力でしょっ?(笑)
私はカサンドラに「姉御」を見ました。「極道の妻たち」の岩下志麻を見ている感じです。「なめたらいかんぜよっ!」ってやつです(笑)。ジェイソン・モラン以下はウィルソン組の組員としてしっかり姉御を支えています。姉御好きだな~、コレかなり気に入りましたよ。こういう「ラヴリー」もありなんじゃないでしょうか?(笑)
白人キュート・ヴォーカル好きな人は間違っても買ってはいけません。寺島さんはこういうのはダメだろうな~(笑)。
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コメント
Cassandra Wilson
予約して買っちゃいました
このAlbumはなかなかです
極妻ですか
さすが
妙をえてますね♪
素敵な
日曜日を
お過ごしください♪
God bless you...
投稿: Azumi | 2008年8月24日 (日) 05時53分
Azumiさん。こんにちは。
コメントいただきありがとうございます。
Cassandra Wilsonいいですよね。私はあらためて好きになっちゃいました。拙い喩えでお恥ずかしいかぎりです。でも極妻(岩下志麻)好きな人に聴いてもらいたい(笑)。
投稿: いっき | 2008年8月24日 (日) 14時10分