« 「いーぐるnote」(その2) | トップページ | 姉御カサンドラ・ウィルソン »

「いーぐるnote」(その3)

今日のオリンピック(笑)。
やっぱり星野ジャパンは金メダルをとれませんでしたね。対外国戦は難しいと言うのですが、プロ野球のベスト・メンバーだから勝てるはずだという慢心があったのではないかという気がしますし、やっぱり危機感が足りなかったのではないかと思いました。
陸上男子4×100mリレーの銅メダルは本当におめでとうと言いたいです。

さて「いーぐるnote」の話の最終回です。

関口さんのクラブ・ジャズ論争」に関する私の恥体験について書きます。私が『think』(後藤さんが書いている「ジャズを聴くことについての原理的考察」)に書かれている内容を援用して、「クラブ・ジャスはジャズ界にとってたいして重要な意味がない」というようなことを書いたのが発端だったと思います。

私の書き込みに対して関口さんからかなりの反論があり、その反論に対する後藤さん他からの反論があって話が(私にとって)難しくなっちゃったのです。私は頭が混乱してしまい正直言うとめんどくさくなっちゃったので、「私が言っていることは間違っていました」と書き込んじゃったのです。まったくうかつでした。

後藤さんから「『think』を援用しておいて、それが間違いだと言ったら『think』が間違いだと思われるだろう」との指摘がありました。私は後藤さんの言っていることはもっともだと思いましたし、私自身『think』の内容に共感していたので、それが誤解されるのは本意ではありませんでした。そこで謝罪の書き込みをしました。我ながら議論ができない自分に呆れました。ああ恥ずかしい!

この議論ができない自分については「右脳左脳診断」http://www.nimaigai.com/pc/usausa/shindan/index.php を読んで妙に納得してしまいました。皆さんもページ右下の「next→」をクリックして診断してみて下さい。なかなか面白いと思いますよ。ちなみに私は「うう男」です。

クラブ・ジャズ論争については、私が抜けた後も「いーぐるnote」上で議論がしばらく続いたのですが、最後には関口さんが「忙しいから返事できません」ということで終了してしまいました。この件については「ジャズ構造改革 熱血トリオ座談会に書かれています。ちなみに私のことについては書かれていませんので期待しないようにして下さい(笑)。

私はその後半年くらいは書き込みを自粛しました(笑)。そうこうするうちに「ジャズ構造改革 熱血トリオ座談会」に関する議論が盛んになり、私は後藤さんを援護する書き込みをして復帰したと思います。今はうかつな議論はしないように注意しています。

「いーぐるnote」はジャズについて一言いいたいような人にとっては凄く魅惑的な掲示板だと思います。あそこで後藤さんに同意してもらえると、ジャズ・ファンとして世間に認めてもらえたような気がしてしまうからです(笑)。まあほとんど自己満足の世界なんでしょうけど。中には後藤さんを論破してやろうと思っている人もいるでしょう。なかなか難しいと思いますよ。

後藤さんはと言えば、あそこにいろいろ書かれる意見からジャズを楽しむ新しい何かを探っているようです。後藤さんの飽くなき好奇心には参ります(笑)。だから面白い意見があれば、どんどん書き込んだほうがいいと思いますよ。ただし整合性がない話や議論のすり替えはだめでしょうね。それから時々揶揄があるのですが見苦しいですね。なかなか難しいのでしょうけど皆で楽しく使うことができたらいいなあと思っています。

|

« 「いーぐるnote」(その2) | トップページ | 姉御カサンドラ・ウィルソン »

「いーぐる」」カテゴリの記事

コメント

いっきさん、こんばんは。昨日今日と東京もだいぶ涼しいので、そちらはもう肌寒いのでは?特に夜は冷えそうですね。ん〜これで夏が終わりだと思うのは、気が早いかも知れませんが、体に楽な季節は近いス。
いっきさんがかなり以前から、いーぐるに気持ちがあることが分かって面白かったよ。オイラはいーぐるに行くようになって1年くらいですが、ホントに興味のあることはジャズではなくて、「ジャズの次」なんですが、誰もそれを見せてくれないのが残念(笑)。「何故ジャズを聴くのか」が知りたい。「ジャズを好きな自分が何者か」が知りたい。〜優秀な人たちが揃っているから、何かありそうな気がするのですが、期待し過ぎですかね?(笑)。

投稿: tommy | 2008年8月23日 (土) 20時18分

tommyさん。こんばんは。
今日はかなり涼しく肌寒いくらいです。今夜はタオルケットではなく薄掛けを掛けて寝ないと寒そうです。
tommyさんが言う「ジャズの次」というのは「ポスト・ジャズ・ミュージック」ということですか?今はまだそこまでいっていないと思います。まずは「ポストモダン・ジャズ」「ポスト・モダンジャズ」や現状況の総括をすることが先決なのではないかと思います。
「なぜジャズなのか?」については、私はアドリブに見られる今そこで音楽が作られているというリアリティと、スタイルの変遷の歴史の延長上にまだ発展の可能性を期待していることによるのではないかと思っています。あとは長年のジャズ聴きで染み付いた、パウエルの一音を聴いただけで痺れてしまうジャズ体質のせいだと思っています。安易な意見で申し訳ありません(笑)。
もっと深い意見は「いーぐる」に集う皆さんなら言えるのかもしれませんね。もっとも「なぜジャズなのか?」に興味があるのかは不明なのですが・・・。

投稿: いっき | 2008年8月23日 (土) 20時55分

そうか。書いていて思ったんですが、tommyさんはその「ジャズ体質」なるものが何なのかしりたいんですよね?私のは全然答えになっていませんでしたね。う~ん難しいぞこれは。

投稿: いっき | 2008年8月23日 (土) 21時22分

そうそう、「ジャズを聴いて何を求めているのか」が知りたい。「ジャズを聴くことで何が満たされているのか」が知りたい。「ジャズを論じることで満たされるのは何なのか?」が知りたい・・・。答えのない空想、仮想の世界で遊ぶのは楽しいが、その後何をしようとしているのか(行動)が知りたいのです。・・・勉強するとはそういうものだと思うから(笑)。それは自分のことだからですね。

投稿: tommy | 2008年8月23日 (土) 22時11分

「ジャズを聴いて何を求めているのか」
「ジャズを聴くことで何が満たされているのか」
「ジャズを論じることで満たされるのは何なのか?」
どれも簡単に言えることではないですね。自分の欲求の根源を分析しなければなりません。皆に共通する部分もあるでしょうし、個人的な部分もあるでしょうしね。残念ながら今の私にはまだ議論できる準備は整っていません。

投稿: いっき | 2008年8月23日 (土) 22時33分

ガソリンです(笑)。

栄養でいえば、タンパク質とか、炭水化物。

で、クラシックは、ビタミン、
ポップスはポテトチップスとかチョコレートとか、まぁ、私が大好きなお菓子みたいな感じ?

厳然とした境界線があるわけじゃないけど、まぁ、だいたいそんな感じ?(笑)

投稿: | 2008年8月24日 (日) 08時57分

雲さんのそれは分かりやすい(笑)。ジャズが目的ではないところは一致した考え方です。
新鮮なのはいっきさん。平日、自由にジャズが聴ける状況ではないが、仕事以外の時間を出来るだけジャズを好きな自分でいたいというライフスタイルの確立。土日はもっと広げて、もっと自由でいたいという行動・・・町内会の集まりにも参加するが、東京や川崎にも出没する身が軽い怪人(笑)。確かに行動の初動心理はジャズを目的としているが、すでに行動自体がジャズであり、ジャズでない領域に入っていると思う(笑)・・・もう、いっきさんは「ジャズの次」の世界に加速しています。いーぐるに集う面々の中でも、いっきさんは特に新鮮だ!

投稿: tommy | 2008年8月24日 (日) 12時23分

こんにちは。雲さん。tommyさん。

雲さんのご意見なるほどです。音楽は食事みたいなものなんでしょうね。食欲があるように音欲があるっていう感じですかね。確かにジャズそのものが目的じゃなくて、生活を送る上で必要な栄養みたいなものなのかもしれません。

ジャスを勧めるというのは、食べ物も勧めるのと同じことなのかもしれません。「ここにこんなに美味しいジャズ(食べ物)があるよ。」って感じ、「偏食はよくないよ。」とか「食べず嫌いはもったいないよ。」などなど、やっぱりグルメだっ!

そうなるとジャズを論じるのは、食べ物を論じることかなっ?私は食べ物を論じるより、今は食べ物を勧めたい気分が勝っているということになりそうです。ジャスの中身をレシピみたいに分析するんじゃなくて、どれが美味しいジャスで、どこに美味しいジャスがあるかとかを伝えたい。そんな体験をブログに書いている感じですね。「カレーの本」と似たようなことをやっているようなのかも?私がtommyさんや雲さんに惹かれる理由がわかってきました。

これってtommyさんが言う「行動自体がジャズであり、ジャズでない領域」に入っているのかもしれません(笑)。

投稿: いっき | 2008年8月24日 (日) 14時03分

いっきさん

うまくまとめてくれましたね(笑)。
その通りだと思います。

もちろん、ジャズが最終的な目標ではありませんが、大切な栄養素であることには違いなく、やっぱり無いと栄養失調気味になってしまうことは確かです。

きっと私は、おいしいものをどうおいしいのかを語るのが好きなんだと思います。

その語り方、伝え方にもいろいろあって、栄養素や調味料などの成分分析や、素材の産地や栽培、飼育法という視点で語るのもアリだと思いますが、私はそういうデータ的なところからの分析は性に合わないし、大変だし、面倒くさいし、他にもっと優れた人がいっぱいいるので、その人たちが苦労して調べたデータや知識を、仲良くなって教えてもらったり、面識がなければ講演料払ったり、本代払ったりして、短時間でいただいて身に着けちゃうほうが、ラクで効率がいいと思っているナマケモノです(笑)。

「自分はこう思います・こう感じました(あなたはどうですか?)」
というのが、
昔からかわらぬジャズを書くときの私の気持ちの土台です。

もちろん、「あなたはどうですか?」という、言葉にならない呼びかけの裏には、「共感してね、共感したと言ってくれると、すごく嬉しい」という隠れた思いがあることは言うまでもありません(笑)。

投稿: | 2008年8月24日 (日) 23時08分

雲さん。こんばんは。

雲さんが言う「その語り方~」の話は、今「いーぐる」のdiaryで話題のnetjazzさん×後藤さんの評論方法に対するスタンスにも通じるものがありますよね(笑)。

投稿: いっき | 2008年8月24日 (日) 23時55分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「いーぐるnote」(その3):

« 「いーぐるnote」(その2) | トップページ | 姉御カサンドラ・ウィルソン »