「十五夜」のライブレポートです(続き)。
やば、2日たつとだんだん忘れてきちゃっいました(笑)。
ファースト・セットが終わって休憩になりました。見慣れない顔の客がいると思ったのでしょう。マスターが声をかけてくれました。初めて「アローン」に来たことや、ホームページを見て来たことなどをちょこっと話しました。こういうマスターの心遣いってうれしいですよね。また来ようという気持ちになります。
でも初めて来た人がすぐにわかっちゃうところがちょっと寂しいかな。だってほかのお客さんがほとんど常連さんだから見慣れない人がすぐにわかっちゃったってことでしょ。私としてはもっとたくさんの人にジャズを聴いてほしいんですよね。チャージもそんなに高くないのだからいろんな人にライブを見に行ってほしい。聴くだけではわからない楽しさがありますよ。
30分ほど休憩してセカンド・セットもおもむろに始まりました。2曲目かな、寺村さんお気に入りのかわいい曲として「ウィズアウト・ア・ソング」を演奏しました。実は私もこの曲が大好きなんですよね。自分のお気に入りの曲をやってもらえるととても気分が良いのです。
それにメロディー(テーマ)がよくわかっているからアドリブもわかりやすいのです。寺村さんのアドリブ・フレーズ、いや~気持ち良かったですね。寺島靖国さんが自分のレーベルのCDに寺村さんを起用した気持ちが分かる気がしました。私は寺島さんの本を読んで、好みのメロディーが近いと思っているからです。
他にも「Oceano」とか寺村さん作の「ワン・サマー」とか良い曲がたくさんあり、気持ちよく聴けました。あれセカンド・セットは3曲しか曲名を覚えていないぞ。生ビール中ジョッキ2杯も飲んでたので記憶が・・・(笑)。
でも「桃ゲット」の話はよく覚えていますよ。この話をしている寺村さんを見て素朴でおおらかでやさしい方なんだなと思いました。本当にキュートな方です。大雨の中、桃を車中に入れた磯部さんご苦労様でした(笑)。 それから大澤さんと磯部さんは黙々とやることをやる職人ですね。
そうこうしているうちにセカンド・セットも終わりです。各セットの最後軽く演奏しながらメンバー紹介をして、3人で演奏して終わるという演出はなかなかいいですね。
楽しいライブでした。
さて休憩中に買ったCD『うさぎの大冒険』にサインしていただくことにしました。で、私マジックを持っていません。そしたら他のお客さんが私にマジックを貸してくれました。どうもありがとうございました。やっぱりマジックくらい持参しないとダメですよね。
寺村さんのサイン、ちょっとかわいすぎです(笑)。このCDは大澤さんと寺村さんの良い曲が3曲づつおさめられているほか、凝った曲もやっています。パット・メセニーの美メロ曲「ジェームス」が入っていますよ。
ベヒシュタイン製の最高級ピアノを弾いてその音がクリアに録られていますし、強靭なベース音やシンバルの金属音やタム・バスドラの低音が自然に録られています。ほのかなエコー感も含め録音がグッド! とにかく美メロ満載で今時のピアノ・トリオ・ファンの耳を必ずやとらえるものと思います。
これを聴いていて、寺村さんは決してやさしさだけでなくやる時にはガツンとやっていることがわかりました。そしてメロディーにほのかな陰影感があるところが深みを感じさせているんですね。磯部さんがエレクトリック・ベースを弾いている曲のコンテンポラリーな感じもなかなか良いです。
皆さんも「十五夜」のライブに行ってみて下さい。そして『うさぎの大冒険』も聴いてみて下さいねっ。
まだその後があります。アフターと称してセッションが行われました。お客さんとして来ていたトロンボーンの方とトランペットの方が一人ずつフロントに入り「酒とバラの日々」「アロン・トギャザー」をやりましたがなかなか楽しかったです。トランペットの方はかなりの緊張・・・。
更に前日に小淵沢で行われたライブで共演していた平田王子(ひらたきみこ)さんというボサノバのギター弾き語りの方とトロンボーンが入って1曲、トランペットも加わって全員で1曲、オーラスで平田さんが弾き語りで1曲。ボサノバを3曲聴きましがたまにはボサノバもイイものですね。
セッションが終わったところで会計をしてもらい帰りました。お店を出るときにセッションに加わった皆さんから「ありがとうございました。」と言われたので、うれしいやら恥ずかしいやら(笑)。楽しかったです。
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