レコード屋巡りの後
ディスクユニオン御茶ノ水ジャズ館でレコード屋巡りを終えたのですが、その後お茶の水で夕飯を食べ、帰りの電車に乗るまでの時間は高田馬場のジャズ喫茶「マイルストーン」で時間を過ごすことにしました。
「マイルストーン」には久しぶりに行きました。今回は既に充分レコードを買ったので、売っているレコード棚は見ないことにしました。見ると必ず買いたくなってしまいますからね。お店に入った時にかかっていたのはピアノ・トリオのCDでした。良い感じでしたが特にチェックはしませんでした。次にかかったのはジョン・コルトレーンの「ソウルトレーン」の多分オリジナル盤、B面がかかりました。やっぱりいい音だなあ~。盤もほとんど傷なしです。羨ましい限りです。
お店ではいつも置いてある(売っている)古本を手にとってパラパラ読んでいます。今回はジャズ批評の「ピアノ・トリオ最前線」と「続・ピアノ・トリオ最前線」を読みました。この本にのっているピアノ・トリオ・アルバムは半分くらいは持っているので、批評文の内容が分かってなかなか面白かったです。これらの本はもちろん買うことができます。
「ソウルトレーン」のあとはシャーリー・ホーンの「オール・ナイト・ロング」(レコード)がかかりました。実は私、シャーリー・ホーンは初めて聴いたのですが、自身のピアノ・トリオでの弾き語りは良いですね。ディナ・デローズを聴いてからこの手のボーカルものに興味を持てるようになりました。Amazonを検索したらCDがあったのでいづれ買おうと思います。
電車の発車時刻までにあまり時間がなかったので1時間弱でお店を出ることになり、寺島さんの「情熱的JAZZコレクション」を買って帰ることにしました。いつも何がしか買って帰るからなのか、マスターは「いつもありがとうね。」「またよろしくね。」と丁寧に頭を下げてくれるのでした。私は「ごちそうさまでした。」と言いつつちょっと恥ずかしいような感じになるのでした。
以上でやっとレコード屋巡りの1日はおしまいです。お付き合いいただきありがとうございました。
昨日紹介したアルバムの詳細を補足しておきます。
まずはイェスパー・シローの「スインギン’・フレンズ」(1980年rec. STORYVILLE)。メンバーは、イェスパー・シロー(ts)、ケニー・ドリュー(p)、マッズ・ビンディング(b)、ビリー・ハート(ds)です。ワンホーン・カルテットによる王道ハードバップですね。イェスパー・シローの堂々としたテナーが聴けます。私の大好きな曲「ウェーブ」が入っています。ドリュー以下のリズム隊も文句ありません。特にドリューのピアノがいいなあ。この人ってあんまりはずれの演奏がない人ですね。
次はピーター・キングの「ブラザー・バーナード」(1988年rec. Miles Music)です。メンバーは、ピーター・キング(as)、アラン・スキドモア(ts)、ガイ・バーカー(tp)、ジョン・ホーラー(p)、デイブ・グリーン(b)、トニー・レビン(ds)です。A面はワンホーン・カルテットによる、B面はアラン・スキドモアを加えたクインテットと更にガイ・バーカーも加えたセクステットによる演奏です。イギリスの精鋭によるこちらも王道ハードバップですね。ピーター・キングのアルトはキレとパワーがあって聴いていて気持ちが良いです。他のメンバーも良いですが、中でもジョン・ホーラーのメロディアスなバッキングとソロが光ります。
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