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COOL!なトランペット

先日買ってきたCDの中から、ワダダ・レオ・スミスの『Tabligh』(2008年、CUNEIFORM RECORDS)を紹介します。

P35 メンバーは、ワダダ・レオ・スミス(tp)、ヴィジェイ・アイヤ(p,rhodes,syn)、ジョン・リンドバーグ(b)、シャノン・ジャクソン(ds)です。トランペットのワン・ホーン・カルテットですがなかなか兵が揃っているではありませんか。これは危険な予感がしますよね。

1曲目、マイルスの「イン・ア・サイレント・ウェイ」のような牧歌的な響きでトランペットが静かに奏でられて始まります。途中からシャノン・ジャクソンがドラムでリズムを刻み始めると、ヴィジェイ・アイヤがソフト目な音のローズでコードをつけて、ベースはワウワウがかかったような音でファンク・ベースを弾き、不穏な空気が漂ってきます。シャノン・ジャクソンがドシャメシャ叩くんですが強力なグルーヴを生みだしていますね。その上でレオ・スミスが熱いんだけどクールネスも秘めた鋭いソロをとります。この曲はカッコイイ!!

2曲目はフリーの曲で、ヴィジェイ・アイヤがピアノを弾くんですが、現代音楽的な響きも出しながら凄味のある音をぶつけてきます。この人、今ニューヨークで注目のピアニストなんですが、やっぱり只者じゃありません。ここでもシャノン・ジャクソンがドシャメシャ叩き、演奏を強力にグルーヴさせています。この人は最近あんまり名前が出てこなかったので忘れかけていましたが、このヘビー・グルーヴは超強力です。デェニス・チェンバースがかすみそう・・・。もちろんレオ・スミスもこいつ等に負けずに鋭く吹いていますよ。

3曲目もフリーですが、シャノン・ジャクソンは控えめで、そのぶんベースが活躍しています。ヴィジェイ・アイヤは決して弾きすぎないし重くなりすぎないんですが説得力がありますね。この曲はレオ・スミスより、ピアノとベースに光が当てられている感じです。 4曲目(ラスト曲)は24分の長尺演奏で、総決算的な演奏になっています。

これイイ!メンバーを見てのとおりの強力アルバムです。こういう硬派なやつも是非聴いてほしいなあ~。

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