「いーぐる」の連続講演に行ってきました。
昨日「いーぐる」の連続講演「ジャズジャーナリズムの現状を考える」シンポジウムの第3回目http://www.02.246.ne.jp/~unamas/eagle.htmlに行ってきました。パネリストは後藤さん、村井康司さん、益子博之さんの3人です。今回は音楽なし、途中5分の休憩をはさんで3時間の講演でしたが、難解な音を3時間聴くよりは疲れは少なかったです。でも打ち上げにまで参加する元気はありませんでした。あの後も議論を交わす皆さんのジャズに掛ける情熱は凄いです。
村井さんのジャズジャーナリズムの現状報告は、私がジャズを聴く以前からの状況説明があったのでなかなか勉強になりました。益子さんの「現在のポストモダン的風潮」、後藤さんの「認識の切断面」の話は、私がこれまでに参加した連続講演の内容などの再説明でした。
その後の3人の自由討議はポストモダンの話が中心となり、解釈に微妙なずれがあるところから始まって、思想学的な話が入ってきたりして結構おもしろかったです。まあ今のところはいろいろ考えているところを提示している段階なので、結論が出ているわけではなく、この議論は近いうちに立ち上げられるジャズ・ブログに引き継がれることになります。
最後に「ジャズの見取り図」の可能性と必要性の話がありました。ジャズ意外の領域を考慮しなければならないとか、それぞれのグループに一定の評価を与える必要があるなど大変なんですが、何人かの人が補間しながら叩き台として作る方向になるようです。
私としては、この見取り図を見ることによって自分のジャズ聴取の立場と位置を知ることができておもしろいと思っています。
私は立ち上げられるジャズ・ブログから今のジャズジャーナリズムに乗らない情報が得られることを楽しみにしています。
ちなみに今回の講演の内容もこのジャズ・ブログに掲載されます。
帰りにディスクユニオンで、早坂紗知の『パルピタンテ!』、ワダダ・レオ・スミスの『Tabligh』、ブライアン・ブレイドの『シーズン・オブ・チェンジズ』の3枚を買ってきました。今日聴いているのですが3枚ともなかなかの内容です。後ほど紹介します。
帰りの電車までに時間が空いたので、下北沢のジャズ喫茶「マサコ」に行きました。今日は例のかわいい店員さんがいて、挨拶しただけですが笑顔が見られて良かったです。そうそうアルバート・アイラーの『スピリテュアル・ユニティ』がかかりました。結構お客さんが入っていましたが慌てて帰るようなお客さんもなく、この選曲はかのかわいい店員さんがしているんですから・・・「マサコ」恐るべし。
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コメント
ありがとうございます。
え〜と、オイラが欲しいLPジャケットビジュアルは、
1. ツー・ア・デイ これどちらもひどいけどLPがまだいい。
2. アニマル・ダンス(2枚組CDセットものを買ってしまった)
3. ジャズ・ギタリスト(エレック・バクシク)CDチョ〜ダセ〜。以上3点です。
STRETCHING OUT LIVE IN '65」(LP/カナダ盤)は例の
レーザーレコードプレーヤー業者でCD化したのちに、
いっきさんに差し上げます。(1ヶ月ほど時間をください)
レコードジャケットは製版会社のプロの大型スキャナーで、
スキャンして貰います。
「SUPERSAX」もカナダのレコード屋から送ったとの連絡が
ありましたので、ゲット!送料込みで、25ドル45セント。
投稿: tommy | 2008年5月19日 (月) 02時42分
tommyさん。こんばんは。
では3枚は30日に持って行きます。急いで返していただかなくてもいいです。ゆっくりスキャンして下さい。
「STRETCHING OUT」はいくらでも待ちます(笑)。
「SUPERSAX」もゲットですね。おめでとうございます。
「最後の1枚」はあと2週間なので、いよいよ残りは「ギターとスニーカー」ですね。一緒にゴールできる可能性が高まりましたね。ワクワクです。
投稿: いっき | 2008年5月19日 (月) 19時42分