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フランク・カタラーノ

昔どこかでジャズ喫茶「メグ」店主の寺島さんが、フランク・カタラーノは不良っぽくていいみたいなことを書いていて、当時出たCDを買いました。今回アウトレットでフランク・カタラーノのCDを見つけてメンバーが気になって買ったのでここで紹介します。

P197 紹介するのは「ライブ・アット・ザ・グリーン・ミル ウィズ・ランディ・ブレッカー」(2001年、delmark)です。メンバーは、フランク・カタラーノ(ts)、ランディ・ブレッカー(tp)、ラリー・ノバック(p)、エリック・ホッドバーグ(b)、ポール・ワーティコ(ds)です。アウトレットなのでだいぶ前のCDですね。気になったメンバーというのはランディ・ブレッカーとポール・ワーティコです。

特にポール・ワーティコはパット・メセニー・グループ以外でドラムを叩いているのは初めて聴きます。この頃ってメセニー・グループから抜けた頃なのかな?ランディ・ブレッカーは前に買ってあったCDにも入っていたので、当時のフランク・カタラーノの後見人みたいな感じだったのかもしれません。

全5曲10~15分の曲で熱いライブ演奏です。あらためて聴くとカタラーノのテナーはボブ・バーグに似ていることがわかりました。フレージングとか押さえきれない感情の噴出感が似ていますね。ただボブ・バーグよりファンキー臭が漂っているかな?シカゴ出身というところからそうなるのでしょうか?ややかすれた音色もプレー・スタイルに合っています。寺島さんが不良っぽいというのがよくわかります。

ここではランディもカタラーノに負けじと熱いプレーで応酬しています。これもポイント高いです。全編4ビートでワーティコのアグレッシブなドラミングが聴けます。ドラムソロなんか相当リキが入っています。ピアノ、ベースも悪くなく、熱いライブですが決して雑な感じは受けません。熱気に満ちた良いライブですよ。

P198_2 前に買ったアルバムも紹介しておきます。「ピンズ・アンド・ニードルズ」(1999年、Cicago Lakeside Jazz)です。メンバーは、フランク・カタラーノ(ts)、ランディ・ブレッカー(tp.flh)、ウィリー・ピケンズ(p)、ラリー・グレイ(b)、ジョエル・スペンサー(ds)です。こちらはスタジオ録音です。

ピアノのウィリー・ピケンズは寺島さん著「JAZZはこの1曲から聴け!」でピアノ・トリオ・アルバムが紹介されています。ピケンズもシカゴ出身らしいので同郷の若手サックス奏者の盛り立て役として参加しているのかも?

スタジオ録音とはいえこちらも1曲目から全開で飛ばしています。カタラーノのソロはフリーキーっぽい音も交えなから熱く吹ききるところが良いです。不良テナー!一方ランディのフリューゲルホーン・ソロはまろやかで厚い音で大人の熱さですね。ピケンズのピアノ・ソロはドライブ感満点のスインギーなもので盛り上げていきます。

続く2曲目はピアノとのデュオでスロー・バラード、堂々としておおらかな歌いっぷりはなかなかのものです。ピアノの伴奏もとってもグッドです。5曲目はピアノレスのカルテット演奏で、サックス・トリオの部分は強力ですよ。実力がないとなかなかここまで吹ききれません。後半のランディとの掛け合いなんか一歩も引けを取りませんね。カッコイイ演奏です。カタラーノ、いいテナー吹きますよ。これはカタラーノの快演が味わえる良いアルバムだと思います。

カタラーノは最近、ジェニファー・ロペス、ディスティニーズ・チャイルド、ジョン・レジェンドなどのポップ系の作品に参加し、ソウル、クラブ・シーンでも知られるファンキー・テナーらしいです。こんな感じなので純ハードバップ偏重の日本では話題に上らないのでしょうね。

一方で「オレはフージョンは嫌いだ」とか言いながら、ピアノ・トリオなんかは20年前ならフージョンと言われるだろうものをジャスだと言って平気で聴いているんだから・・・。何なのでしょう? ちなみに私は前にも書いたけれどフージョンが好きだから、その手のピアノ・トリオはフージョンとして楽しんでいます。

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