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サックス・ワン・ホーン・カルテットの白熱ライブ盤2枚

今日はサックス・ワン・ホーン・カルテットの白熱のライブを納めたアルバムを2枚紹介します。どちらもイタリアのレーベルRED RECORDSのものです。この年代のヨーロッパ盤は多分流通量が少なく、CDになっていたとしても今は廃盤なのかもしれません。とういことで希少価値な2枚?

P155_2まずはボブ・バーグの「ステッピン’ ライブ・イン・ヨーロッパ」(1982年rec. RED RECORDS)です。メンバーは、ボブ・バーグ(ts)、ダニーロ・レア(p)、エンゾ・ピエトロパオリ(b)、ロベルト・ガット(ds)です。ボブ・バーグ+イタリアのピアノ・トリオということですね。ボブ・バーグがマイルス・バンドに参加する前のもので2枚目のリーダー作です。

ボブ・バーグと言えばマイケル・ブレッカー的なメカニカルなフレーズもありますが、何と言っても情熱的なプレーが魅力ですよね。このアルバムでもA面1曲目「ステッピン’」からガンガン飛ばしています。最初の部分はドラムのみをバッグにソロをとりますがこれが熱いです。ダニーロ・レアのピアノも他のメンバーも負けじと熱いプレーを繰り広げています。次の曲はミディアム・テンポですが熱いプレーはかわりません。

B面1曲目「アージャ」はスロー・テンポの曲ですが、ボブ・バーグは広い音域を使ったおおらかで雄大な感じのプレーをしているのが魅力的です。このバックでダニーロ・レアがきれいなメロディーでピアノを弾いています。B面2曲目「Luce di Fulvia」も似たような感じの曲です。ここでもダニーロ・レアのピアノ・トリオが美しいです。このB面の2曲はボブ・バーグ作ですが、きれいなメロディーのなかなか良い曲を作りますよね。

私はマイルス・バンドにボブ・バーグが入ってから知り、その後の最初のアルバム「ショート・ストーリー(邦題:ボブ・バーグ短篇集)」を聴いて、気に入ってはいたのですがしばらくは忘れていました。「ジャズ選曲指南」の中にボブ・バーグのアルバムが紹介されているのを見たり、ジャズ喫茶「ジニアス」でボブ・バーグが参加したヨーロッパ盤を聴いてから、再認識して中古盤を集めるようになりました。今日紹介したのはそんな中の1枚です。

P156 次はボビー・ワトソンの「パーペチュアル・グルーヴ ライブ・イン・ヨーロッパ」(1983年rec. RED RECORDS)です。メンバーは、ボビー・ワトソン(as,ss)、ピエロ・バッシーニ(p)、アッティリオ・ザンチ(b)、ジャンピエロ・プリナ(ds)です。ボビー・ワトソン+イタリアのピアノ・トリオということですね。ジャズ・メッセンジャーズを脱退した後のアルバムです。

これはA面1曲目「チェロキー」から強烈です。超ハイ・テンポでボビー・ワトソンがこれでもかとよどみなくアルトを吹きまくります。この人凄いテクニックなんですね、ここまでやられると凄味を感じます。続くベース・ソロとドラム・ソロも必然的に相当リキ入ってます。続く「ミスターP.C.」もハイ・テンポで、ピエロ・バッシーニのピアノ・トリオから入りますが、なかなかダイナミックで新しい感覚のプレーをしています。このあたりは現代ヨーロッパ・ピアノと同感覚です。その後ドラムだけをバックにボビー・ワトソンがソプラノでこれまた熱いプレーを繰り広げます。

B面1曲目「パーペチュアル・グルーブ」はアルト・ソロですよ。これ(多分)サーキュラー・ブリージングまで使ってうねうねフレーズを吹き続けるんですからもう!この人何なのでしょう?熱くて火傷しそうです。次の「オレオ」もやっぱりアップ・テンポで熱いのでした。途中にはまたしてもアルトのみによる演奏が入っています。その後のピアノ・トリオによる演奏も熱くならざるを得ません。そしてドラム・ソロ・・・説明するまでもないでしょう。やっとエンディングが来ました。メンバー紹介でおしまい。何と熱いライブなんだ!

とにかくこの2枚熱い!続けて聴いたら疲れました。80年代もパワーがありましたね。最近はどうなんでしょ?聴く方が疲れちゃってますからね・・・癒しを求めちゃう。でも逆療法で疲れた時にこういうのを聴いちゃうっていうのはいかがでしょう?元気が出るかも・・・。

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