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キャスパー・ヴィヨームの2枚

ディスクユニオン界隈ではそこそこ話題になっていたと思われるピアニストのキャスパー・ヴィヨームの2枚を紹介します。特にどうということはないんですが王道ハード・バップ・アルバムとしてオススメできるものです。これまたいつものごとくアウトレットとネット通販バーゲンで購入したものです。1年落ちでこの手のやつが半額以下で買えるんですからお徳だと思いませんか?

じゃあお前は何を正規価格で買っているのか?と言われれば、メセニーなどの大物の新譜とか、流通の少なそうな再発ピアノ・トリオとか、フレッシュ・サウンド・ニュー・タレントの話題のやつとか、アバンギャルド系で中古に出ないやつとか、日本人のやつとかですね。

P157まずはOLA AKERMAN「オール・トゥギャザー・ナウ」(2005年rec. Calibrated)です。メンバーはOLA AKERMAN(tb)、キャスパー・ヴィヨーム(p)、ダニエル・フランク(b)、アンダース・モゲンセン(ds)です。トロンボーン・ワン・ホーン・カルテットですね。キャスパー・ヴィヨームが入っていたことと、ジャケットのOLA AKERMANがやってくれそうな感じだったので買いました。これは流通量が少なそうです。

10曲中9曲がOLA AKERMANの作です。自作曲どれもがオーソドックスなバップの佳曲というのは今時珍しいのではないでしょうか?小難しいコード進行や変拍子がないんですよ。それで意外と飽きないところがミソです。寺島さんが喜びそうですね。トロンボーンのプレーはなかなかパワフルでおおらかです。テクニックも必要にして充分だと思います。さてキャスパー・ヴィヨームのプレーですが、一言で言うとメロディアスでスインギーです。小難しいことはやらずにおおらかにピアノを弾いています。ラストはOLA AKERMANとキャスパー・ヴィヨームのデュオでこれがまた寛げます。と言うことで緊張感などはなくゆったり安心して聴けるアルバムになっています。

P158次はキャスパー・ヴィヨームの「ハンズ」(2005年rec. STUNT RECORDS)です。メンバーは、キャスパー・ヴィヨーム(p)、クリス・ポッター(ts,ss)、クリス・ミン・ドーキー(b)、アリ・ジャクソン(ds,per)です。こちらは現在の注目どころを揃えた豪華メンバーによるワン・ホーン・カルテットです。このメンバーですから出てくる音は悪いはずがありません。「ジャズ批評」誌のジャスジャケト・ディスク大賞2006の9位ですが、そんなことはどうでも良いことです。この賞、私は一部の人間の自慰行為に過ぎないと思います。これはAmazonで購入できます。

このアルバムは現代ハード・バップ推薦盤ですね。キャスパー・ヴィヨームはやっぱりメロディアスでスインギー、難しいことはやっていませんが、クリポタに触発されてか結構気合が入っています。キャスパー・ヴィヨームは繊細とか耽美的とかブルージーとか熱いとかはなく、趣味の良いピアニストと言うのがあっているような感じがします。クリポタは当たり前ですがイイですね。この人も凄い緊張感を持って望んではいないと思いますが、ソロをとっているうちに気合が入ってしまうようです。現代を代表する実力派サックス奏者ですね。どのアルバムでもいいかげんなプレーは無く良いプレーをしていると思います。クリス・ミン・ドーキーとアリ・ジャクソンもがっちりサポートしています。

今日はこんなところでおしまい。

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