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従兄に貸してもらったレコードのつづき

従兄に貸してもらったレコードの中からつづきを紹介します。

P88 まずは松岡直也の「見知らぬ街で」(1982年、ワーナーパイオニア)です。メンバーは、松岡直也:key、オマー・ハキム:ds、ローランド・ヴァスケス:ds、フランシスコ・センティーノ:b、ディーン・ブラウン:g、ニッキー・マレロ:timbales、レイ・バレット:congas、ジェリー・ゴンザレス:congas、ホセ・マンガル.Jr:per、レイ・マルドナード:tpです。松岡がニューヨークへ行って録音したアルバムです。

松岡得意のラテン(サンバ)・リズムにのって、聴いたことがある人にはわかる例の哀愁メロディーが全開です。A面1曲目の「タッチ・ザ・ニューヨーク・ピンク」の人気が高いようですが、私はB面1曲目の「見果てぬ夢(MIRAGE)」が好きですね。2人のドラマーが曲によって叩き分けていますが、後にウェザー・リポートに参加したオマー・ハキムの方がタイトなリズムですね。リズム・キープに徹しているのでウェザーの時のようには奔放に叩いていません。これを書くために久々にレコードを聴いたのですが、ディーン・ブラウンがギターを弾いていたんですね。カッティングにソロにと大活躍です。この人後にデヴィッド・サンボーンのグループに参加して来日しています。

P89_2 次は増尾好秋の「グッド・モーニング」(1979、ELECTRIC BIRD/キング)です。前に書いた「ソング・イズ・ユー・アンド・ミー」は誤りでした。メンバーは、増尾好秋:g,syn、増尾元章(実兄):g,syn、ビクター・ブルース:key、T.M.スティーブンス:b、ロビー・ゴンザレス:ds、シャーリー増尾:per、他です。ご存知のように増尾はソニー・ロリンズのグループに在籍したこともあるギタリストです。

これ美メロ・フュージョン・アルバム代表です。まさに日本人好みの爽やかでメローな曲が並んでいます。A面3曲は激甘美メロ曲(ある意味歌謡曲的)が次々とたたみかけてきて、今聴くとちょっと恥ずかしい感じがします。夏の海辺をドライブするときのB.G.M.としては最高かな?まあ今時の若者にはなじめないかも。B面はブルージーな曲とテクニカルな曲で普通のフージョンという感じです。増尾好秋は結構好みなのでレコードを5枚もっています。フュージョンの中古レコードは数百円だったりするので見つけるとつい買ってしまいます。

P90 最後はジノ・ヴァネリの「ブラザー・トゥ・ブラザー」(1978年、A&M)です。昔従兄に借りたのは「ナイトウォーカー」(こちらも代表作)だったことを思い出しましたが持っていませんので「ブラザー・トゥ・ブラザー」。メンバーは、ジノ・ヴァネリ:vo(カナダのシンガー・ソングライター)、ジョー・ヴァネリ(実兄):keyの他、カルロス・リオス:g、ジミー・ハスリップ:b、アーニー・ワッツ:ts、マノロ・バドレーナ:per、ヴィクター・フェルドマン:vibなどが参加しています。

これはジャンルで言えばAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)で、ジノ・ヴァネリの甘い声のパワフル・ボーカルを聴くアルバムです。ジノ・ヴァネリの作る曲はどれもお洒落です。実弟ロス・ヴァネリも良い曲を2曲書いています。バックはフュージョン系ミュージシャンが固めてお洒落に決めています。タイトル曲「ブラザー・トゥ・ブラザー」は7分以上の長尺で、中間部に長いギターソロとベース・ソロが入ってかなり盛り上がる異色な曲です。このアルバム、フュージョン好きな方には良さがわかってもらえると思います。今聴いても古さは感じません。

P91_2 最近はあんまり聴きませんが、私はフュージョンも好きなので「FUSION」(2000年初版発行)をガイド本として、フュージョンのレコードを地道に集めています。ディスクユニオンでは中古のフージョン・レコードがとにかく安いんですよ。ただコンディション「A」しか買わないのでなかなか集まらないのですが。フュージョンもバカにしたもんではありません。

何の予備知識もなく、先週たまたま途中から「デスノート」を見たら結構ハマッテしまって、今日続きを見ることになってしまいました。展開もなかなかよく考えられていて面白かったです。

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