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たまにはフュージョン

ブログランキングを見ていたら、フュージョンについて書いている方が結構いるんですね。青春時代にフージョンを聴いていたような年代の人が今ブログを書いていて当時を懐かしんでいるのかなあ?それでは私もというわけでフージョン・ギタリストと言えばこの2人、ラリー・カールトンとリー・リトナーのアルバムを紹介します。

P123 まずは「ラリー&リー」(1994,5年rec. GRP)です。これを紹介する方が多いですね。フュージョン・ギタリストの双璧の共演ということで発売当時も話題になりましたからね。GRPレーベルということで音質チェック用に使ったりしていました。右にリトナーまろやかで粒立ちの良い音、左にカールトン少しこもったワイルドな音と対象的です。

1曲目はミディアム・テンポの曲で、似たようなフレージングで交互に弾いていきますが、音色を含めて弾き方にそれぞれの特徴がでています。これを聴けば和やかムードでの共演というのがわかります。ドラムはオマー・ハキムですが、曲の最初と終わりでスネアのリム・ショットをうまく使ってますね。この人はミディアム・テンポで抜群のグルーブ感を持っています。オープン・ハイハットの入れ方なんかに特徴があります。それからブラスがカッコイイ・アクセントとをつけています。

2曲目はスローな曲で、リトナーはオクターブ奏法をさりげなく入れながらジャズ・ギターを基にしてやっていますが、カールトンはブルースやロックを基にしてやっているのがわかります。個性の違いがここではっきりしますね。ドラムはハービー・メイソンでこの手のソフィストケイトされたフュージョン・ドラミングはこの人で決まりです。ブラシを使ってスネアを叩いているようでこれがいい味付けになっています。あとこの人と言えばフロアー・タムの「ズン」ですがここでもキメテます。

4曲目のちょっと翳りのあるブルージーな曲はカールトンの本領発揮ですね。まあ自分の曲だから当たり前なんですが。ここではリトナーも負けじとブルージーにやっています。オルガン風のシンセがイイアクセントになっています。 6曲目は私のお気に入りの曲です。このドライブ感はオマー・ハキムのドラミングあってのものです。途中リズム・チェンジが何度かあるんですが、そこでノリを切らずにグイグイいくところはさすがのテクニックです。この気持ち良いリズムにのってのカールトンはこれぞカールトン節でカッコイイソロをとります。リトナーはちょっといい子ちゃんなんだよなあ~。

P124 次はラリー・カールトンの「フレンズ」(1983年、Warner Bros.Records)です。数ある中でなんでこれなの?これより前作「スリープ・ウォーク(夢飛行)」なんじゃないの?って言う方もいるでしょう、「フレンズ」でいいんです。B面2曲目「クルージン’」、この曲で決まりです。いいなあ~、夜の首都高速いや中央フリーウェイをドライブ(クルージング)しながら聴いたら最高にマッチする、都会の夜の大人のムード!つまり私の美メロのツボに嵌った曲ということです。リトナーに「シュガーローフ・エクスプレス」ありなら、カールトンに「クルージン’」あり。しつこい!他の曲は?いいに決まっています。それからまたドラマーのことですみませんが、TOTOのジェフ・ポーカロ(若くして亡くなってしまったことが本当に惜しまれます)が全曲でドラムを叩いています。ク~たまらん! これは会社のジャズ好きの先輩から教えてもらったもの。感謝!

P125 最後にリー・リトナーの「アース・ラン」(1986年rec. GRP)です。数ある中でなんでこれなの?昔CDをレンタルしてテープに落としてドライブの時によく聴いていたからです。というのもありますが、これジャケット写真の変なギター「シンセアックス」が肝なんです。なんじゃそりゃ?ギター・シンセサイザーですね。今持っているのが輸入盤レコード(ユニオンで数百円だった)なので、この「シンセアックス」なるものがいかなるものなのか詳細は不明です。ギター・フリークなら一言言いたい方もいるでしょう。

このアルバムでリトナーは「シンセアックス」も含め9種類のギターを使い分けています。そこまでやるとはね・・・。このアルバムのA面4曲の流れが気に入ってます。1曲目の「シンセアックス」を駆使した広大な空を舞うような優雅な部分と軽快でリズミックな部分が入れ替わり現れる曲から始まり、和のテイストも感じるエキゾッチクな曲、ヴォーカル入りAOR、メローな曲と進む流れはこれぞフージョンと言う感じです。アーニー・ワッツのこてこてサックスが聴ける曲もあります。このアルバム、優等生的なリトナーが「シンセアックス」なる色物を駆使してお茶目にやっているのが良いと思いませんか?

さてリトナーとカールトンのどっちが好きかと聞かれれば?私はカールトンだな。リトナーって優等生的でいまひとつ魅力が薄いというか・・・。対するカールトンは今で言う「チョイワル」な感じがいいんですよね。 ちなみにカールトンは8枚、リトナーはジェントル・ソウツ(ダイレクト・カット盤)も含め10枚のアルバムを持っています。

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