「ジャズ選曲指南」からトランペッターの3枚
「ジャズ選曲指南」からトランペッターの3枚を紹介します。
1枚目はチェット・ベイカーの「ツー・ア・デイ」(1978年、ALL LIFE)です。メンバーは、チェット・ベイカー:tp,vo、アダム・マコービッツ:p、ジャン-ルイ・ラシンフォッス:b、ジェフ・ブリリンガ:dsです。 これは早い時期にディスクユニオンで中古盤を見つけました。その後見たことがないのでラッキーでした。Amazonで検索したら輸入CDがありますね。これはレコードのジャケットの方がカッコイイです。裏ジャケがまたイイ、トランペットを膝の上乗せて座りながらマイクを持って歌っているチェットのポートレートが渋いです。 演奏の方はチェットの枯れつつも凄味のあるペットが良く、スローでは渋い味わいを出しています。1曲は歌を歌っており、若い頃の妖艶な色気は薄れたものの、渋い退廃感漂うアダルト・ヴォーカルが何とも怪しげです。
2枚目はダスコ・ゴイコビッチ、アルビン・クイーンの「ア・デイ・イン・オランダ」(1983年、Nilva)です。メンバーは、ダスコ・ゴイコビッチ:tp、サル・ニスティコ:ts、シース・スリンガー:p、フレッド・プロンク:b、アルビン・クイーンdsです。 これはAmazonで日本盤の中古CDを入手しました。現在は入手が難しいかもしれません。 演奏の方は、今や誰でも知っているゴイコビッチのペットを堪能できるもので、サル・ニスティコのサックスとシース・スリンガーのピアノも手堅くやっており、クイーンのドラムが小気味良く煽って演奏にドライブ感をつけるのが良いですね。80年代ハード・バップ名盤という感じです。
3枚目はケニー・ドーハムの「ショート・ストーリー」(1963年、SteepleChase)です。メンバーは、ケニー・ドーハム:tp、アラン・ボッチンスキー:flh、テテ・モントリュー:p、ニールス・ペデルセン:b、アレックス・リール:dsです。欧州の凄いメンツが脇を固めています。 これは最初Yahoo!オークションで日本盤CD(後藤さんがライナー・ノーツを書いています)を入手した後、渋谷「JARO」で日本盤中古レコードが安かったのでつい買ってしましました。ちなみに「JARO」には中古オリジナル盤があります。Amazonで検索したら輸入CDがありますね。 演奏の方は、ケニー・ドーハムの入魂のプレーに煽られて、欧州勢も気合のプレーをする迫真のライブです。メンバーが凄いだけに手抜きやダレは一切なしです。特にテテのノリ具合は凄いです。聴けば分かるその良さが。
以上3枚、やはりジャズ喫茶ならではの選曲ですね。
話は変わりますが、CS放送「J sports ESPN」(Ch.300)でやている「レッド・ブル・エアレース」を見たことがありますか?ちなみに私はフレッツ光のオンデマンドTVで見ています。競技用プロペラ飛行機でコースのタイム・トライアル・レースをやるやつですが、見ていて実に気持ちがいいです。パイロットの操縦技術がこれまたビックリの凄さです。世界にはいろいろなスポーツがあるんですね~。おしまい。
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