パット・メセニー新譜を聴く
昨日は前に勤めていた会社の友人と東京で約3年振りに会いました。いや~楽しかった。のんびりしていたら帰りの電車に乗り遅れて一泊するはめに・・・情けない。今朝東京も雪がかなり降っていたのでビックリです。結局中古レコードを買ってお昼の電車(昨日買ったキップが有効)で帰ってきました。
前に書いた甲府のCDショップ「サンリン」のレコード・バックにいた「Bobby」というマスコット犬の情報について、「ソリタ」さんからコメントがありました。35年くらい前にお店で飼っていてお母さんが可愛がっていたそうです。情報ありがとうございました。
今日はパット・メセニーの新譜「デイ・トリップ」について、メンバーは、メセニー:g、クリスチャン・マクブライド:b、アントニオ・サンチェス:dsのギター・トリオです。会社の先輩からメセニーの「ブライト・サイズ・ライフ」(ベースが大好きなジャコ・パストリアス)を聴かせてもらって以来好きになり、今一番好きなギタリストです。
この新譜は前回のギター・トリオ・アルバム「TRIO99→00」以来8年ぶりのギター・トリオ・アルバムです。リーフレットが長い絵になっていてジャケットはその一部です。ちなみに私は輸入盤を買っています。日本盤より少しでも安いほうがいいし、無用なボーナス・トラックはないし、CCD(コピー・コントロール・CD)じゃないし、良いことづくめです。
今回も特に変わるわけでもなく、いつものメセニー節です。それでもメセニー・ファンは買わずにはいられません。でもって今回も「イズ・ディス・アメリカ?(カトリーナ2005)」(「家路」みたいな感じの曲)など良い曲がたくさんあります。現パット・メセニー・グループ(PMG)のドラマーであるアントニオ・サンチェスが、繊細かつダイナミックに今時のリズム感覚でやっているのが良いですね。もちろんクリスチャン・マクブライドもしっかりツボを押さえたベースを弾いています。派手さはありませんがじっくり聴きたいアルバムに仕上がっています。
さて東京にいったついでにディスク・ユニオンのアウトレットも買ってきましたので、その中からギタリストの2枚も紹介します。
まずロイス・キャンベルの「トリオ・バイ・スターライト」(2006年、Philology)、メンバーは、ロイス・キャンベル:g、ホッド・オブライエン:p、トム・ボルドウィン:bです。この手のギター・トリオのイメージどおりのスインギーでおしゃれな演奏です。ロイス・キャンベルのギターはまろやかだけどキレがある音で、テクニックもありオクターブ奏法をさりげなく混ぜていたりします。ための効いたリズムで味のあるフレーズを聴かせてくれます。それからスインギー・ピアニストのホッド・オブライエンが良い仕事してます。
次にエディ・ディールの「ウェル・ヒヤ・イト・イズ...」(2003年、Lineage Records)です。メンバーは、エディ・ディール:g、ハンク・ジョーンズ:p、ジョン・ウェーバー:b、ミッキー・ロッカー:dsです。エディ・ディールのギターはソフトな音で、フレーズはあまり特徴がないタイプのそつなくこなす優等生といった感じです。それだけにハンク・ジョーンズの良さが目立ってしまっているかも?良いんだよね~ハンクのピアノ。それとミッキー・ロッカーのドラムスが小気味良くソロを煽っていくところがなかなか聴き所です。ミッキー・ロッカーってこれまであまり気に留めなかったけれど結構好きかも。これハンクのピアノを聴くアルバムかも?エディさんごめんなさい。
「アウトレット=悪かろう」ではないということでおしまい。
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