パット・メセニーあれこれ
パット・メセニーを聴き始めたのは、パット・メセニー・グループ(PMG)の「スティル・ライフ」が出た頃です。その後は新作が出る度にCDを買いました。もちろん前に発売されたアルバムも少しずつ買っていきました。今ではかなりのコレクションになっています。
PMGのアルバムの中では「ウィー・リブ・ヒア」が一番好きです。R&Bを取り入れたサウンドはPMGのアルバムの中で一番ポップなものだと思います。私的には2曲目の「アンド・ゼイ・アイ・ニュー」が最高ですね。曲の終盤のスキャット・ヴォーカルが入るあたりはゾクゾクします。このアルバム、雷の効果音が入る曲があるのも珍しいところですし、「サムシング・トゥ・リマインド・ユー」なんかはかなりスムース・ジャズしちゃってます。
PMGは、読売ランドのオープンシアターEASTでやっいたころの「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」(懐かしい)の放送を見て、CDのサウンドとほとんどかわらない演奏に驚きました。むさくるしい髪の毛とダサイファッションでギターを弾きまくるメセニー、でも出てくるサウンドはファッショナブル・・・最高です。それからPMGというとメセニーとライル・メイズのイメージが強いですが、実はベースのスティーブ・ロドビーもサウンドの重要な部分を担っています。
メセニーと言えば美メロ曲ですが、PMGのアルバム「オフランプ(愛のカフェオーレ←なんちゅう邦題じゃ)」に入っている「ジェームス」は有名ですよね。私的にそれに匹敵する曲としてアルバム「ゲイリー・バートン・リユニオン」(1990年、GRP)の中の「ザ・チーフ」を押させていただきます。胸キュンな感じのメロディーは泣かせます。ク~ッイイ!このアルバム他にも良い曲が入っていますし、ウィル・リー(b)、ピーター・アースキン(ds)のコンビもイイ仕事してます。
最後にメセニー・トリオのアルバムとして「リジョイシング」(1983年、ECM)をオススメしておきます。メンバーはメセニー、チャーリー・ヘイデン:b、ビリー・ヒギンズ:dsです。A面1曲目のホレス・シルバー作「ロンリー・ウーマン」は地味ですが良い曲で、メセニーが淡々とギターを弾くのですが深い味わいを出します。そこにチャーリー・ヘイデンのあの深く低いベースがからんでもう最高な心地良さです。メセニーには派手さはないけれど味わい深いアルバムがいくつかあります。このあたりが単なるフージョン・ギタリストと違うところですね。
「おすすめ!JAZZの名盤」http://jazz-meiban.seesaa.net/category/2690231-1.html
こちらのブログにも私の好きなメセニーのアルバムが紹介されています。
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