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曲名が変わっちゃった!

ジャズっていいかげんというか何というか?曲名が変わっちゃったりすることがあるんです。でも何で?

P49 クエストの「クエスト」(1981年、TRIO RECORDS)。TRIOはオーディオ・メーカー(現在のKENWOOD)ですが、当時はレコード部門もあったんですよ。クエストは、デイブ・リーブマン:ss,fl、リッチー・バイラーク:p、ジョージ・ムラーツ:b、アル・フォスター:dsのオールスター・メンバーからなるグループです。新しい感覚を生かしたメイン・ストリーム回帰路線のグループで、当時は少しは話題なりましたが、今は忘れ去られてしまいました。

このアルバム、「ソフトリー・アズ・イン・ア・モーニング・サンライズ」をアップテンポでダイナミックに演奏したり、「ロンリー・ウーマン」をリーブマンがフルートでおどろおどろしく演奏したりと、4人の個性を生かしつつグループとしても良くまとまったものです。アルのダイナミックなドラムが多く聴けるのもうれしいところです。

そのA面1曲目の「ドクター・ジキル・アンド・ミスター・ハイド(ジキル博士とハイド氏)」は、アル・フォスターが作った曲で、エキゾッチクなメロディーのちょっと変わった曲です。何回かのリズム・チェンジがアクセントになって、リーブマンのソプラノ、バイラークのピアノが起伏を描き、ムラーツのベース、アルのドラムがそれを手際よくサポートする1曲目にふさわしい印象的な曲です。

P50 この曲、アル・フォスターのファースト・アルバム「ミックスド・ルーツ」(1978年、CBS)に初録音されています。ここでは副題に「マイルス・デイビスに捧げる」とあります。と言うことは「ジキル博士とハイド氏」はマイルスのことを指すのか?なかなか大胆な・・・。このアルバムはマイルスのファンク路線を洗練させた感じで、マイケル・ブレッカーや菊地雅章などが参加しています。当時のフージョン路線ですがなかなかの出来ですよ。

P48 もう1枚、アル・フォスターの「ブランディン」(1997年、LAIKA)。この1曲目に「ドクター・ジキル・アンド・ミスター・ハイド」が入っています。でも曲名が違う・・・「ザ・チーフ」です。演奏の流れは「クエスト」の時とほぼ同じです。ただクリス・ポッターのソプラノ・サックス・ソロ、デイブ・キコスキのピアノ・ソロは、リーブマンとバイラークより現代的でスマートなフレージングですね。クリス・ポッターは良いソロだと思います。他の曲でもクリス・ポッターはソプラノとテナーで好演しており、さすがは現代注目のサックス奏者です。それからアル・フォスターの曲が5曲ありますが良い曲ですね。

さて、「ドクター・ジキル・アンド・ミスター・ハイド」はなぜ「ザ・チーフ」になってしまったのでしょうか???謎です。

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