昨年観た「桜座」ライブから「ウンベルティポ・トリオ」
昨年観た「桜座」でのライブの中から、今日は「ウンベルティポ・トリオ」について。今堀恒雄(ギター)、ナスノミツル(ベース)、佐野康夫(
一度も観たことも聴いたこともなかったのですが、カッコ良さそうだったので観に行きました。いや~予想を上回るカッコ良さでした。一言で言えばロック・インストですね。凄いバンドなんですが一般的な知名度がないんです。本人達も「お客さんがいなかったらどうしようか」なんて心配していたみたいですが、お客さんはそれなりに入っていました。甲府は結構アマチュア・バンドが多いみたいで、そういう方が来ていたみたいです。
今堀恒雄さんのギンギン・ロック・ギター、ナスノミツルさんのうなるエレクトリック・ベース、佐野康夫さんのタイトでラウドなドラムス、3人とも凄いテクニシャンです。今堀さんの作る難しい構成の曲を飄々と演奏します。とにかく難しいリズム・パターン(踊れないリズム)とリズム・チェンジをビシビシと気持ち良く決めてくれます。「カイッ、カン・・・」(セーラー服と機関銃風に)。
佐野さんは「モーニング娘。」のコンサート・ツアーでドラムを叩いているなんて紹介されていたので軟弱なイメージを抱いていたのですがとんでもない、キレとパワーは「デニチェン」級?でもご本人痩せているんですよ。 こんなカッコ良いバンドが日本にもあったんですね。私の中ではこういうバンドはニュー・ヨークのイメージなんですよね。激プッシュ・バンドです。
本人達は「桜座の土間でどう響くのか楽しみだ」と言ってましたが、かなりタイトで滲みが無い音は、バンドのサウンドには適しているように思いました。ラウドな音も気持ち良かったです。それから素朴なMCも結構おもしろかったです。甲府のバンドの人と一緒にやりたいとかも言っていました。甲府に住みたいとかも?
例によって最新アルバム「PHEASANTISM」(今回のライブはこのアルバムのツアー)を買ってサインをもらいました。サインをしてもらう時に少しお話したんですが、前に並んでいた人の話によると、凄く練習するとのこと、なるほどあのリズムのビシビシギメは猛練習要でしょう。私はどの程度作曲されているのか聞いたのですが、簡単な決め事だけのようです。だからアンコール曲は2曲をくっつけて演奏したのだと。私は始めて聴いたのでどこでつながっていたのかわかりませんでしたが・・・ご容赦。
私ロック系のジャズ・バンドも好きなんですよ。ということで2枚紹介。スティーブ・スミス(ドラマー)・ヴァイタル・インフォメーションの「カム・オン・イン」(2004年、TONE CENTER)、メンバーは写真参照。
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ナイアシンの「ハイ・バイアス」(1998年、STRETCH)、メンバーはビリー・シーン:フェンダー・ベース、ジョン・ノベロ:オルガン・キーボード、デニス・チェンバース(デニチェン):ドラムスです。他ゲストも参加しています。ウェザー・リポートの「バードランド」をカッコ良くやってます。
今日はこんなところでおしまい。
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