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懐かしの「スタッフ」

今日は「スタッフ」について少々。今から30年くらい前に一世を風靡した、ニューヨークを中心に活躍する腕利きのスタジオ・ミュージシャン6人が集まって作ったフージョン・バンドです。当時私はフージョン(クロスオーバー)を知らなかったので、上記のようなことはもっと後になって知ったことです。

30年前、「スタッフ」は知らなかったのですが、非常に懐かしい想い出があるんです。当時はFMエアチェック(FM放送の番組を(カセット)テープに録音すること)が全盛期で、ポップス系の番組としてNHK FMの「軽音楽をあなたに」をよくエアチェックしていました。もっぱらラジカセでの録音でした。月~金の夕方4:00~6:00の放送なので、学校から帰ってよく聴きました。そう、この番組のテーマ曲が「スタッフ」の「マイ・スウィートネス」(邦題:いとしの貴女)なのでした。当時私はこの曲が「軽音楽をあなたに」のテーマ曲として作曲されたものとだと思っていました。知らないって怖い。

この曲なかなかメローな曲で、学校から帰って家で一息ついた時の午後~夕方の感じによくマッチしていました。リチャード・ティーが弾く、トレモロがかかったフェンダーローズ・ピアノ(エレクトリック・ピアノ)の音がそれを際立たせるんですよね。もちろん当時こういう細かいことは知りませんでしたが、今となっては青春の想い出です。

P35 当時のファンによると、「スタッフ」と言えば、スティーブ・ガットのドラムだったらしいです。私の場合は前にブログに書いたように、ガットと言えばチック・コリアの2枚のアルバムのほうです。サウンドとしては、ポップ、ソウル、ジャズ、ゴスペルをブレンドした感じで、リラックスしたゆとりや落ち着きが感じられるものです。今聴くとちょっと時代を感じさせるサウンドですね。 と言うことで彼らのデビュー・アルバム「スタッフ!!」(1976年 Warner Bros.)をオススメしておきます。もちろん「マイ・スウィートネス」も入っていますので、当時を知るオジサンやオバサンは懐かしんで下さい。

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