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2008年1月

アウトレットの2枚。何人の人が聴いたのか?

今日は昨年ディスク・ユニオンのアウトレット(ディスカウント)で買ったCD2枚を紹介します。これらのCDってもともと仕入れ数が少ないうえに、アウトレットになるくらいだから売れなかったということで、いったい日本中で何人くらい聴いた人がいるのだろう?ここで紹介してもまず聴いてもらえないだろう2枚です。

P68 まずMarco Marzola(b)の「インポータント・ライフ」(2006年、Wide Music Records)。メンバーは、スティーブ・ターレ:tb、Shells、Nico Menci:p、Marco Marzola:b、Dion Parson:dsです。これジャケットが×、このジャケットを見て買おうと思う人がいるのでしょうか?では私はなぜ買ったのか?まず安かった、次にこのメンバーの中で唯一知っているスティーブ・ターレの存在、それから何となく良さそうな予感。

内容はいかに?トロンボーン・ワン・ホーンのまっとうな4ビート・ジャズです。スティーブ・ターレの爽快なトロンボーンが全編にわたって聴けます。この人派手さはありませんがテクニックもパワーもあり、バラードはまろやかな音でしっとり歌い上げます。例によってShells=ほら貝を吹いている曲もありますが、何かこもった音で私は苦手です。それからピアノが良いです。メロディアスでスウィンギーなソロ/バッキングをこなしますが、軽く流れるようなことはありません。ベース、ドラムとともにスティーブ・ターレを上手く盛り立てています。

P69 次はアンケ・ヘルフリッヒの「ベター・タイムス・アヘッド」(2005年、Double Moon Records)です。メンバーは、アンケ・ヘルフリッヒ:p、ロイ・ハーグローブ(4曲にゲスト):tp,flh、マーチン・ジャコノフスキー:b、デヤン・テルジック:ds,perです。これは寺島靖国氏の「聴かずに死ねるか!JAZZこの一曲」に紹介されていたピアニストだったことロイ・ハーグローブの参加ということで買いました。

寺島氏が紹介しているだけあってメロディーを楽しめるピアノですね。イリアーヌ系ですがドイツ人ということでもう少し硬いところ(私の偏見?)もあります。ロイ・ハーグローブが入った曲で結構ハードなインプロも聴かせます。ヘルフリッヒが作る曲はメロディアスですが甘さに走らずなかなか良い曲ぞろいです。自作以外の3曲中2曲がモンクですが、今時の軽やかなハーモニーでスマートに弾きこなします。モンクの曲「アスク・ミー・ナウ」はピアノ・ソロですがケニー・バロンぽいかも?ロイ・ハーグローブはアップ、スローのどちらも上手いですね。さすがです。曲順もよく考えられていて楽しめる1枚。

以上2枚どこかで見つけたらよろしくねっ(笑)!

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スリー・ブラインド・マイスの3枚

音が気に入ってスリー・ブラインド・マイス・レーベルのレコードを集めたという話を書きましたが、今日はその中のお気に入り3枚を紹介します。

P68 まず松本英彦の「サンバ・デ・サン」(1973年)。メンバーは、松本英彦:ts、市川秀男:p、水橋孝:b、関根英雄:dsです。 A面タイトル曲「サンバ・デ・サン」は松本のオリジナルで、軽快なサンバのリズムに乗って松本がテナー・サックスをバリバリ吹きまくる、とにかく気持ちの良い曲です。松本に続いてピアノ・ベース・ドラムスがソロを取りますが、いづれもダイナミックに決めてくれます。 次の「ステラ・バイ・スターライト」はミディアム・テンポで演奏され、これまた松本がバリバリとソロをとり、ピアノ・ベース・ドラムスがダイナミックに盛り上げる楽しいものです。

P69 次は土岐英史(土岐麻子voのお父さん)の「土岐英史カルテット”トキ”」(1975年)。メンバーは土岐英史:ss,as、渡辺香津美:g、井野信義:b、スティーブ・ジャクソン:dsです。これは土岐のファースト・アルバムです。 A面「ララバイ・フォー・ザ・ガール」は土岐のオリジナルのワルツ曲で、ソプラノ・サックスを吹いています。コルトレーン・ライクなところもありますが、フレーズはコルトレーンほどうねうねせず、ナチュラルで美しくかつパワーも感じさせるものです。ソロのバックでは渡辺がカッコイイコードをつけています。続く渡辺のソロもブルージーながらスマートなもので、テクニックはやはり凄いものがありますね。スティーブ・ジャクソンもうねりのあるドラミングで好サポートをしています。 次の曲「ダークネス」も土岐のオリジナルで、土岐はアルト・サックスに持ち替え、都会の夜を感じさせるバラードを淡々と美しく吹いていきます。渡辺のバッキングがやっぱり良いです。 このアルバムは一押しです。

P70 最後は福村博の「モーニング・フライト」(1973年)です。メンバーは、福村博:tb、向井滋春:tb、田村博:p、岡田勉:b、守新冶:dsです。このアルバムは福村と向井の2人のトロンボーン奏者の演奏が聴きどころです。福村はとにかく豪快にバリバリ吹くところが気持ち良いです。対する向井はテクニカルかつスムーズに吹いて好対照をなします。 A面タイトル曲「モーニング・フライト」は向井のオリジナルで、ミディアム・テンポのおおらかな曲です。両者の特徴が良くでたソロをとります。リズム陣も好サポートです。 次の「イマジネーション作品1番」は福村のオリジナル・バラード曲で、福村のワン・ホーンで演奏され、ゆったりおおらかなソロが快適です。

今回いづれもB面は紹介していませんが、皆さんが聴いた時のお楽しみということで・・・。ではこのへんでおしまい。

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ちょっと変わった音質チェック盤

6、7年前、「無線と実験」誌に広告が出ていた「モトスポット」という中古オーディオ店が気になり、何度か買に行ったことがありました。

「モトスポット」は練馬区の南西端の青梅街道沿いにあります。このお店、中古オーディオと一緒に古物も売っています。中古オーディオも大手店ではなかなか扱わないような60、70年代の国産品、真空管アンプ、カートリッジ、ラジオなどを売っています。狭い店内にそういったものが積み上げられていて、よく探せば凄い掘り出し物が出てきそうな、古物市的な雰囲気が好きな人にはたまらないお店だと思います。

私は古いスピーカー(ダイナコ:D-25mkⅡ、コーラル:H-1など)と「無線と実験」の古本を何冊か買いました。ここで買ったものは結局手放してしまい、今手元にはありません。ここで買うときに試聴をするわけですが、デモに使う音源がちょっと変わっていて、それがタイトルの「ちょっと変わった音質チェック盤」となるわけです。

P63 まずロン・カーターの「ピッコロ」(1977年、Milestone/ビクター、日本盤)。メンバーは、ロン・カーター:ピッコロ・ベース、ケニー・バロン:ピアノ、バスター・ウィリアムス:ベース、ベン・ライリー:ドラムスです。ロンは鈴木勲発案の小型版ベース:ピッコロ・ベースを弾いています。ピアノ・トリオをバックにロンがピッコロ・ベースでソロをとるというものです。これ2枚組みで演奏はあまりおもしろくありませんのでご了承下さい。

「モトスポット」では、お客さんが曲をCD-Rにコピーしたものを使っていて、店主に「この曲は誰の何か」を尋ねたのですが「わからない」とのことで、後日探すはめになってしまいました。弾き方からロン・カーターだけは分かったので、ロンのリーダー・アルバムをいくつか買ってやっと見つけました。

さてどこを試聴に使うかというと、「Saguaro」(発音がわからない)の冒頭1分くらいだけ、ロンのピッコロ・ベースの図太さとシンバルのジャーンだけなんです。「モトスポット」のメインスピーカーのアルテック:A7+複数ツイーターで聴くとなんとも迫力のある音がします。店主が言います「デジタル録音よりアナログ録音の方が良い音だ」と、「こういう音はデジタル録音では出ないんだ」と、上下には伸びてはいませんが確かに中音域を中心とした厚い音なんです。ちなみに私のオーディオでは試聴音量も小さいのであんな音出せません。

P64 もう1枚は鈴木勲の「ブルー・シティー」(1974年、スリー・ブラインド・マイス)。メンバーは、鈴木勲:チェロ、ベース、菅野邦彦:ピアノ、渡辺香津美:ギター、井野信義:ベース、小原哲次郎:ドラムスです。こちらはメンバーも良いし演奏も楽しいです。若き日の渡辺香津美のブルージーなギターは最高です。菅野邦彦の繊細で美しいピアノも良いです。私は「45丁目(8番街)」がお気に入りです。

これも「モトスポット」店主の推薦音源です。知る人ぞ知るスリー・ブラインド・マイスのオンマイク・ハイファイ録音です。ハイファイと言っても今時の薄い音ではなく、しっかり芯のある音です。シンバルのキンキン感なんか最高です。名レコーディング・エンジニア神成芳彦氏と日本の誇るカッティング・エンジニア小鉄徹氏の最強コンビによる録音ですから悪いはずがありません。私はこの音に惚れて、スリー・ブラインド・マイスのレコードは30枚弱持っています。70年代日本のジャズも悪くないですよ。

というわけでベーシストの2枚が私の音質チェック盤に加わりました。

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ジャズ選曲指南からオークションで見つけた2枚。

前にジャズ喫茶「いーぐる」マスター後藤氏著「ジャズ選曲指南」掲載アルバムをいろんな方法で集めたという事を書きましたが、今日はネット・オークションで見つけた2枚を紹介します。ネット・オークションと言っても「Yahoo!」ではなく、ディスクユニオンが主催する「ミュージック・フィールド」のほうです。

P61 まずベニー・ベイリーの「ハウ・ディープ・キャン・ユー・ゴー」(1976年、EMI HARVEST)。メンバーは、ベニー・ベイリー:flh,tp、ベルント・ローゼングレン:ts,fl、ラース・ショーステン:p、レッド・ミッチェル:b、トルビヨルン・ハルトクランツ:b、リース・ウェナーストローム:dsです。 これはディスクユニオンからの出品で、結構希少盤らしくそれなりの価格でした。入札者は私一人でした。

内容はアメリカからヨーロッパに渡って活動していたベイリーのストレートだが哀愁ただようトランペットが楽しめるものです。ローゼングレンはテナーとフルートでなかなかしっかりプレーしています。ミッチェルの深みのあるベースも良い味を出しています。全体的にはヨーロッパ盤共通の異国情緒が漂うものですね。コードの選び方とかがアメリカのブルージーなものとは違うということなのかなあ?私は楽器をやらないのでそういうことがよくわからないのですが・・・。

P62 次にチャールズ・サリヴァンの「リ・エントリー」(1976年、TRIO/WHYNOT)。メンバーは、チャールズ・サリヴァン:tp、ルネ・マクリーン:as,ts、ケニー・バロン:p、バスター・ウィリアムス:b、ビリー・ハート:dsです。これ日本制作(悠雅彦さん)です。これもディスクユニオンからの出品で、入札者は私一人でした。この辺のマイナー盤って、やっぱり人気がないんですね~。

内容はこのメンツですから悪いはずがありません。アップ・テンポな曲ではサリバンがトランペットをバリバリ吹きまくり、スローな曲では淡々と充実したソロをとり心にうったえてきます。B面ではルネ・マクリーン(ジャッキー・マクリーンの息子ですね)も頑張っています。リズム陣は当然ながらいい仕事をきっちりしています。

70、80年代は中堅どころが集まって吹き込んだ上記のような好盤が山程あるんですが、今はなかなかメディアで紹介されないですね。細々とジャズ喫茶界隈から発信される情報を小まめにチェックするしかないです。今の人達が昔ながらのフォーマットでやっているのはどこかクールになってしまうんですが、当時のものはとにかく熱気とパワーに溢れていて、私は好きなんですよね。

東京中野新橋のジャズ喫茶「ジニアス」に行く時は、70、80年代の隠れ名盤チェックを目当てにしています。ジャズ喫茶「ジニアス」の話はいずれまた。

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昨年観た「桜座」ライブから「ウンベルティポ・トリオ」

昨年観た「桜座」でのライブの中から、今日は「ウンベルティポ・トリオ」について。今堀恒雄(ギター)、ナスノミツル(ベース)、佐野康夫(ドラムス)の3人グループです。

一度も観たことも聴いたこともなかったのですが、カッコ良さそうだったので観に行きました。いや~予想を上回るカッコ良さでした。一言で言えばロック・インストですね。凄いバンドなんですが一般的な知名度がないんです。本人達も「お客さんがいなかったらどうしようか」なんて心配していたみたいですが、お客さんはそれなりに入っていました。甲府は結構アマチュア・バンドが多いみたいで、そういう方が来ていたみたいです。

今堀恒雄さんのギンギン・ロック・ギター、ナスノミツルさんのうなるエレクトリック・ベース、佐野康夫さんのタイトでラウドなドラムス、3人とも凄いテクニシャンです。今堀さんの作る難しい構成の曲を飄々と演奏します。とにかく難しいリズム・パターン(踊れないリズム)とリズム・チェンジをビシビシと気持ち良く決めてくれます。「カイッ、カン・・・」(セーラー服と機関銃風に)。

佐野さんは「モーニング娘。」のコンサート・ツアーでドラムを叩いているなんて紹介されていたので軟弱なイメージを抱いていたのですがとんでもない、キレとパワーは「デニチェン」級?でもご本人痩せているんですよ。 こんなカッコ良いバンドが日本にもあったんですね。私の中ではこういうバンドはニュー・ヨークのイメージなんですよね。激プッシュ・バンドです。

本人達は「桜座の土間でどう響くのか楽しみだ」と言ってましたが、かなりタイトで滲みが無い音は、バンドのサウンドには適しているように思いました。ラウドな音も気持ち良かったです。それから素朴なMCも結構おもしろかったです。甲府のバンドの人と一緒にやりたいとかも言っていました。甲府に住みたいとかも?

P58 例によって最新アルバム「PHEASANTISM」(今回のライブはこのアルバムのツアー)を買ってサインをもらいました。サインをしてもらう時に少しお話したんですが、前に並んでいた人の話によると、凄く練習するとのこと、なるほどあのリズムのビシビシギメは猛練習要でしょう。私はどの程度作曲されているのか聞いたのですが、簡単な決め事だけのようです。だからアンコール曲は2曲をくっつけて演奏したのだと。私は始めて聴いたのでどこでつながっていたのかわかりませんでしたが・・・ご容赦。

P59 私ロック系のジャズ・バンドも好きなんですよ。ということで2枚紹介。スティーブ・スミス(ドラマー)・ヴァイタル・インフォメーションの「カム・オン・イン」(2004年、TONE CENTER)、メンバーは写真参照。

P60 ナイアシンの「ハイ・バイアス」(1998年、STRETCH)、メンバーはビリー・シーン:フェンダー・ベース、ジョン・ノベロ:オルガン・キーボード、デニス・チェンバース(デニチェン):ドラムスです。他ゲストも参加しています。ウェザー・リポートの「バードランド」をカッコ良くやってます。

今日はこんなところでおしまい。

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私のジャズ・アルバム購入ガイド本

ジャズを聴き始めの頃、一体誰のどのアルバムから買うか?というのは悩ましい問題です。私の場合、大学図書館の雑誌閲覧コーナーにあったスイング・ジャーナル(今では考えられない)、FM NHKの「ゴールデン・ジャズ・フラッシュ」(懐かしい)、ジャズ好きだったいとこ(この話はいづれ)が購入ガイドでした。当時は少ないバイト代を割いて例の「サンリン」などで少しづつレコードを買っていました。

P57 その後他県へ就職するわけですが、スイング・ジャーナルのただ読みはできないし、「ゴールデン・ジャズ・フラッシュ」を聴く余裕もなくなり、いとことは離れ、などなどで購入ガイドは減っていたのです。まあジャズ好きの会社の先輩と仲良くなったりしましたが。そんな折にこのガイド本「ベスト・レコード・コレクション・ジャズ」(油井正一著、1986年)が発行されました。

これ年代順にアルバムが紹介されています。メイン・リストとヴォーカル・リストと日本人ジャズ・リストの3部構成です。メイン・リストは1900~1949、1950~1959、1960~1969、1970~1985の4部に分かれています。他にコレクションの心得、主要ジャズ・メンの紹介記事があります。さすがは油井さん、セレクトに偏りがありませんね。

私はこの本を購入ガイドとし、入手したいアルバムに○印を付け、入手したアルバムに×印を付けながら、30年以上たった今も時々目を通しています。まあその後は寺島さんや後藤さんの著書も購入ガイドにしています。 自分の勘をたよりにアルバムを買うのも良いのですが、ガイド本を持つことも必要ではないかと思います。

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音質面ではこの前にも後にも、超えるのは有りません。

今メインシステムのパワーアンプにはAU-D907のパワーアンプ部を使っています。どうしてか?

P54 AU-D907のパワートランジスタは「NMA1012」と「NMC1012」というコンプリメンタリペアトランジスタなのですが、アクアオーディオラボ(アンプのメンテナンスなどをする知る人ぞ知る会社)によると、「現在では生産中止になり、サービス自体を行なっていないTO-3タイプのトランジスターで在庫もなくなっていますが、音質面ではこの前にも後にも、超えるのは有りません。」 とのことです。この文句に参ってしまたのです。

P53 最初はそんなことを知らずに、若い頃憧れだったアンプの音が聴いてみたいという理由からオークションで入手しました。聴いてみるとなかなか良い音だったのですが、サブシステムとして他にオークションで入手した懐かしいアンプと交換しながら時々聴く程度でした。そんな時アクアオーディオラボのホームページに上記の記述を見つけ、これは少し長く使おうかということで、自分でメンテナンスすることにしました。

P55 メンテナンス内容は、寿命が短い電解コンデンサを全部と保護リレーの交換、ボリュームをコンダクティブ・プラスチックのものに交換、RCAジャックをたまたま秋葉原で見つけた新品(写真参照)に交換、スピーカー端子をバナナプラグ対応のものに交換(取り付け用アルミ板自作)、全半田やり直しです。トランジスタは交換していません。現在プリアンプ部の片チャンネルからノイズが出ます。多分初段FETがダメなんだと思いますが放ってあります。プリアンプ部は今のところ使う予定はありません。

今メインシステムに入れてタンノイのスターリングTWWを鳴らしているのですが、中域が鮮やかで充実しており、高域は適度に華やかで、低域は厚みと締りが程よいバランスで、全体としては開放的な音です。メタルキャンパッケージのトランジスタに共通するキャラクターは感じます。今特に不満は感じていませんので、何かトラブルが起きるまではこのままかな?

今日はこんなところでおしまし。

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ブログを始めて1ヶ月。今日は新しいところを2枚。

ブログを始めてやっと1ヶ月。こんなブログでも見に来てくれる皆さんに感謝!
さて今日は昨年発売された新しいところを2枚紹介します。

P51 まずマーカス・ストリックランド・トゥワイ-ライフ・グループの「オープン・リール・デッキ」(2007年、STRICK MUZIK)。メンバーは、マーカス・ストリックランド:ts、マイク・モレノ:g、カルロス・ヘンダーソン:el-b、E.J.ストリックランド:ds、フィーチャリング キヨン・ハロルド:tp、マラック:spoken wordです。録音のためにスタジオで行ったライブ演奏です。

これ昔ながらのジャズ・フォーマットに従ったものではなく、俗に言うジャズ以外の要素を取り入れた今時のもので、カッコイイ・ラップが入ったりします。ギターは流行の浮遊系でサウンドの主要部分を担っており、そこへマーカスのテナーがクールに悠々とテクニカルなフレージングを交えながらソロをとっていきます。リズムはファンク・グルーブ系ですが、ドロドロな感じはないクールなものです。ライブですが決してラフにならず、かなりがっちりサウンドが構成されています。アドリブ一発も好きですが、こういうクールなグルービー・サウンドも好きです。

P52 次はケビン・ヘイズの「ザ・ドリーマー」(2006年、artistShare)。メンバーは、ケビン・ヘイズ:vo,p,el-p,synth,per他、ヒラリー・スミス:back-vo、ダグ・ワイス:b、ビル・スチュワート:dsです。フォーマットはピアノ・トリオですが、ケビン・ヘイズが歌を歌ったり、いろいろなキーボードを弾いているので、サウンドは違います。

ケビン・ヘイズの歌はけだるい感じでカッコよくうまいです。AORのヴォーカリストととして充分やっていけると思います。サウンドは都会の夜が似合う感じのものです。タイトルどおり夢見心地な感じもあります。エレピとピアノをオーバー・ダビングで使いわけ、時にはピアノで伴奏しエレピでソロをとり、時にはその逆だったりします。リリカルな普通のピアノ・トリオの演奏もありますよ。ケビン・ヘイズは単なるピアニストの枠を超えたサウンド・クリエーターとしての才能がありますね。ビル・スチュワートのキレのいいドラムも堪能できます。いや~とにかくカッコイイ!!アルバムです。

以上2枚、「ジャズは4ビートだ!」なんて言わない方にオススメです。

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曲名が変わっちゃった!

ジャズっていいかげんというか何というか?曲名が変わっちゃったりすることがあるんです。でも何で?

P49 クエストの「クエスト」(1981年、TRIO RECORDS)。TRIOはオーディオ・メーカー(現在のKENWOOD)ですが、当時はレコード部門もあったんですよ。クエストは、デイブ・リーブマン:ss,fl、リッチー・バイラーク:p、ジョージ・ムラーツ:b、アル・フォスター:dsのオールスター・メンバーからなるグループです。新しい感覚を生かしたメイン・ストリーム回帰路線のグループで、当時は少しは話題なりましたが、今は忘れ去られてしまいました。

このアルバム、「ソフトリー・アズ・イン・ア・モーニング・サンライズ」をアップテンポでダイナミックに演奏したり、「ロンリー・ウーマン」をリーブマンがフルートでおどろおどろしく演奏したりと、4人の個性を生かしつつグループとしても良くまとまったものです。アルのダイナミックなドラムが多く聴けるのもうれしいところです。

そのA面1曲目の「ドクター・ジキル・アンド・ミスター・ハイド(ジキル博士とハイド氏)」は、アル・フォスターが作った曲で、エキゾッチクなメロディーのちょっと変わった曲です。何回かのリズム・チェンジがアクセントになって、リーブマンのソプラノ、バイラークのピアノが起伏を描き、ムラーツのベース、アルのドラムがそれを手際よくサポートする1曲目にふさわしい印象的な曲です。

P50 この曲、アル・フォスターのファースト・アルバム「ミックスド・ルーツ」(1978年、CBS)に初録音されています。ここでは副題に「マイルス・デイビスに捧げる」とあります。と言うことは「ジキル博士とハイド氏」はマイルスのことを指すのか?なかなか大胆な・・・。このアルバムはマイルスのファンク路線を洗練させた感じで、マイケル・ブレッカーや菊地雅章などが参加しています。当時のフージョン路線ですがなかなかの出来ですよ。

P48 もう1枚、アル・フォスターの「ブランディン」(1997年、LAIKA)。この1曲目に「ドクター・ジキル・アンド・ミスター・ハイド」が入っています。でも曲名が違う・・・「ザ・チーフ」です。演奏の流れは「クエスト」の時とほぼ同じです。ただクリス・ポッターのソプラノ・サックス・ソロ、デイブ・キコスキのピアノ・ソロは、リーブマンとバイラークより現代的でスマートなフレージングですね。クリス・ポッターは良いソロだと思います。他の曲でもクリス・ポッターはソプラノとテナーで好演しており、さすがは現代注目のサックス奏者です。それからアル・フォスターの曲が5曲ありますが良い曲ですね。

さて、「ドクター・ジキル・アンド・ミスター・ハイド」はなぜ「ザ・チーフ」になってしまったのでしょうか???謎です。

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川崎の中古レコード/CD店「TOPS」

川崎に中古レコード/CD店「TOPS」があります。ここ「知る人ぞ知るお店」(ホームページにもそう書いてある)です。数年前、お店のホームページに探していたレコードが見つかったことから初めて買いに行きました。

P46その探していたレコードがこれ、ハンク・ジョーンズ「ハブ・ユー・メット・ディス・ジョーンズ?」(1977年、MPS)。ベース:イスラ・エッキンガー、ドラム:クルト・ボンとのピアノ・トリオです。これも地味なアルバムですが、ハンクの魅力溢れるものです。MPSレーベルということで、ピアノの音は非常にクリアーでシンバルの音も金属感がよくでた好録音です。これ日本盤はないのかもしれません。いろいろなレコード店に行きましたが、このレコードは後にも先にも見たことがありません。レア盤ですね。でも値段は高くありません。

こんなレコードがある「TOPS」には、マニアック盤がたくさんあります。お店は昔ながらのレコード屋さんで、古い雑居ビルの3階にありフロアーは広めです。とにかくたくさんのレコードがありますので、ひととおり目を通すだけでも相当時間がかかると思います。メインはオリジナル盤ですので、私もあまり高くないオリジナル盤を買います。

以前セロニアス・モンクの「ブリリアント・コーナーズ」(RIVERSIDE RLP12-226)のオリジナル盤を買った時のことです。お店で盤状態を確認して買ったにもかかわらず、家に帰って聴いてみると中身が違うではありませんか。それは何か?セロニアス・モンクの「イン・アクション」(RIVERSIDE RLP12-262)だったのです。溝の状態は見たのですがタイトルまでは見なかったのです。ジャケットと中身が違うのは困るのでしょうがなく返却することにしました。お店に持っていって仕入れリストを確認してもらうと、どうやらアメリカで買い付けたときに既に間違っていたらしいです。よく見ると製品番号が似ていますよね。こういうこともあるんですね。そうそう時々金額の端数をオマケしてくれたりします。こういうところに古き良き時代の名残があります。

P47 ここで買ったレコードをもう1枚紹介します。アート・ペッパー「ウィンター・ムーン」(1980年、Galaxy)。これはアート・ペッパー・クインテット・ウィズ・ストリングスのアルバムです。ピアノがスタンリー・カウエル、ギターがハワード・ロバーツなんて異色なメンバーだったりします。ストリングスをバックにペッパーがアルトで切々と歌い上げる味わい深いアルバムです。1曲だけペッパーがクラリネットを吹いているのも珍しいところです。これ日本盤とはジャケットが異なります。日本盤のジャケットもいいですが、こちらのほうがタイトルのイメージどおりです。

今日はこんなところでおしまい。

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これでいいのか?ピアノ・トリオ、レア盤

最近のピアノ・トリオ人気やレア盤人気について少々。

P44 グレイト・ジャズ・トリオ「チャプターⅡ」(1980年、EAST WIND)。これ有名なハンク・ジョーンズのグレイト・ジャズ・トリオのベースとドラムが、エディ・ゴメスとアル・フォスターにメンバー・チェンジした時のアルバム、ということでチャプターⅡ(第2章)です。初代のベースとドラムはロン・カーターとトニー・ウィリアムス。ヴィレッジ・バンガードのライブ盤で有名ですよね。

私がジャズを聴き始めた頃に買ったレコードです。地味なんですが味のある盤で何度聴いても飽きがこないんで私の愛聴盤です。ハンクのピアノの繊細で上品なスイング感が満喫できます。アル・フォスターのドラムの良さに目覚めた盤でもあります。このA面1曲目の「デュプレックス」はハンクが作った曲でなかなかキャッチーで、各人のソロも各々の長所が出たいい演奏なんですよ。

P45 さて次にヨハン・クレメント・トリオ「トリオ」(1990年、AKAI[FULHOUSE])。この盤「幻のCD 廃盤/レア盤 掘り起こしコレクション」にレア度:5★として掲載されています。でも昨年再発されたので私買っちゃいました。「愉快に歌う彼のピアノは、聴いていると幸せな気分になる。・・・」とか前記の本に書いてあるので。

聴き進むうちに「アレ!!!」っと、「ウム・・・」聴いたことがある。そう10曲目に「デュプレックス」が入っているじゃありませんか!それも上記ハンクのアルバムのまんまコピーって、こんなことしていいの?もちろんソロは違いますよ。でも似ています。ハンクの演奏が好きだったんでしょうね。 しかしソロの質は明らかにハンクより落ちます。ピアノ・ベース・ドラムみな落ちます。当たり前と言えばそれまでで、そもそも比較するのがかわいそうなんですけど。せめて違うやり方にすれば良かったのに。興醒めです。

昨今のピアノ・トリオ人気、レア盤人気ってどうなんでしょう?上記の件が象徴している気がします。ただ気持ちよく聴こえれば良いのでしょうか?それを求めているならまあいいか?余計なお世話ですが、もっと奥があるんだけどな~。

その後、このCDはディスクユニオンへ売ってしまいました。
再発のため市場に多く出回っているとのことで、ピアノ・トリオにしては安値。
ついついユニオンの店員さんに愚痴ってしまいました。ゴメンナサイ!
レア本掲載CD・・・、再発盤で十分。
再発されないものは買う必要なし(笑)!

その後何枚か再発盤を買いましがほとんどN.G.。
あの本はダメ本ですね。
本に掲載されているだけでバカみたいな高値で販売するディスクユニオン。
結局は買う人がいるからそうなるわけでして、
買う人のバカさ加減が露呈している現象です。
まあ単なるコレクターの行為と思えばそれはそれでまあいいか。
音楽リスナーとしては無視すれば良いでしょう。

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「いーぐる」で知ったマニアックな2枚

「いーぐる」へは連続講演の時に行くのですが、講演の前後にかかっているCDやレコードにさすがと言えるマニアックなものがあるので、そんな中から2枚紹介します。

P42 まずアンディ・ナレル「スティックマン」(1981年、HipPocket)。アンディ・ナレル:settl drums,p,el-p、ケネス・ナッシュ:drums,percussion、スティーブ・アーキアーガ:el-g,aco-g、リッチー・ジラルド:el-b。ご存知のようにアンディ・ナレルはスティール・ドラムの名手です。これは彼の初リーダー作。ジャケットもなかなかカッコイイですよね。

初リーダー作ということもありジャズをやってますが、この後はフュージョン色が強まります。アンディはピアノも弾いていてなかなか上手ですね。全編に渡ってリッチー・ジラルドのフレットレス・ベースがいい味を出しています。スティーブ・アーキアーガのギター・ソロもなかなか聴かせますよ。日本人好みの哀愁感溢れる美曲をシンプルなアレンジでジャジーに聴かせます。派手さはありませんが心にじわっ~と染みてくる味のあるアルバムでオススメです。こういうのをお店でかける後藤さんのセンスは好きだなあ。

私はこのレコードを吉祥寺のBALLROOM RECORDのホーム・ページで見つけて買いに行きました。ここ通販もやっています。

P43 もう1枚はアル・ヘイグ、ジミ・レイニーの「スペシャル・ブルー」(1974年、SPOTLITE)。アル・ヘイグ:p,el-p、ジミ・レイニー:g、ウィルバー・リトル:b、フランク・ガント:ds。アル・ヘイグがエレピを弾いているレコードがあったんですね。「フリーダム・ジャズ・ダンス」なんていう異色な選曲もあります。地味なジミ・レイニーのギターと哀感のあるアル・ヘイグのエレピが絶妙なブレンドを見せています。まさにスペシャル・ブルーな(特別に淹れた)ティーの味わいですね。ジャケットもこの感じをよく表しています。こちらも心にじわっ~と染みてくる味のあるアルバムです。

私はこのレコードを川崎の「TOPS」で見つけました。輸入盤ですが、ヨーロッパ盤にありがちなカッティング・レベルの非常に低い盤で、ヴォリュームを上げて聴いても何かしょぼい音なんで黄昏感が出まくってます。いづれ「TOPS」の話もブログにアップしようと思います。この日本盤を吉祥寺のディスク・ユニオンで見かけましたが、凄く安かったので世間一般には不人気盤なんでしょうね。マニアック盤の鑑です。

今日はおしまし。

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ジャズ喫茶「いーぐる」の連続講演に行ってきました。

昨日、東京四谷にあるジャズ喫茶「いーぐる」の連続講演「ジョー・ヘンダーソン特集」に行ってきました。

「いーぐる」に初めて行ったのは、3年くらい前の「マイルス特集:アガルタ・パンゲア録音から30年、アガルタ・パンゲアを大音量で聴こう」でした。それまでは何か敷居が高くて行きそびれていました。PM6:00まではおしゃべり禁止とか日曜日が休みとかもあったのでそうなってしまっていたのです。でも「アガルタ・パンゲア」は大好きだったので、良いオーディオ装置で大音量で聴けるとなると、これを逃す手はないということで行ったんです。その後はいろいろな連続講演に行っています。ただし行くのは連続講演だけで、通常営業の時は一度も行っていません。微妙な常連客?ですね。 何件かジャズ喫茶へ行きましたけど私にはここのオーディオが一番良い音だと思います。古い録音から新しい録音まで偏りなく良く鳴ります。このバランス感覚が好きです。

「いーぐる」のホーム・ページhttp://www.02.246.ne.jp/~unamas/eagle.htmlに「note」(名前の由来はお店にあったジャズに関する意見交換用のノート)という掲示板があるのですが、私ここに書き込みとかしてジャズ論議で玉砕したりしました。今も時々連続講演の感想なんかを書き込んだりしています。ちなみに今回は書き込んでいません。

この連続講演ですが、「いーぐる」の常連さん達が毎回テーマを決めて、曲を実際に聴かせながら解説などをしていくものです。なお解説より曲を聴かせるほうを重視しています。常連さんは、ジャーナリスト、ミュージシャン、ジャズ本の著者などを含むジャズのエキスパートの方々ですから、講演の内容もよく練られたものばかりです。講演というと何か学ばなきゃというイメージで堅苦しく思う人もいるでしょうが、軽く聴きに行く感じでも楽しめますよ。 私なんかは、大音量の良い音で聴くことが第一で、知らないCDの情報を得ることが第二で、解説などは第三くらいの気持ちで参加しています。

前置きが長くなってしまいました。昨日の「ジョー・ヘンダーソン特集」は「ジャズ批評」の前編集長原田和典さんが担当でした。ジョー・ヘンダーソン(略してジョーヘン)って地味なので意外と聴き流されがちだと思うのですが、テナー・サックスの重鎮の一人です。私は最初に買った「オリジナル盤」がケニー・ドーハムの「ウナ・マス」で、そこにジョーヘンが参加していたことからよく聴いて好きになりました。そのスモーキーな音とうねうねフレーズ「ジョーヘン節」に嵌るとなかなか抜け出せませんよ。

特集では、ほとんどワン・ホーン(ジョーヘンのテナーとピアノ・トリオ)の曲をかけたので、ジョーヘンのソロが堪能でました。2時間半ほどで15曲聴きましたが飽きませんでした。ジョーヘンの演奏が良いのはもちろん、選曲もよく考えられていました。また原田さんのユーモアをふんだんにいれた解説も小気味良いものでした。 とりあげられた「インナ・アージ」や「テトラゴン」はワン・ホーンものとしては必聴ですが、ほかで取り上げられているのを見たことが無いチック・コリアと組んだ「リラクシン’・アット・キャメリロ」「ライブ・イン・モントルー(チック・コリア)」、来日時日本人とやった「ジョー・ヘンダーソン・イン・ジャパン」もかなり良かったです。こういう情報が得られるのがいいんですよね。

P41 早速帰りにディスク・ユニオンで「リラクシン’・アット・キャメリロ」を買いました。当日かかった曲はピーター・アースキンのドラムが素晴らしかったのですが、トニー・ウィリアムスがドラムを叩いている曲もあり、こちらも良いですね。 ちなみに「リラクシン’・アット・キャメリロ」「ライブ・イン・モントルー」「ジョー・ヘンダーソン・イン・ジャパン」は Amazon で買ったほうが安く買えます。

皆さんも「いーぐる」連続講演へ行ってみませんか?(宣伝してもなにかもらえるわけではありませんが・・・)

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昨年作った真空管アンプ

たまにはオーディオネタにしましょう。昨年約2年ぶりに作った真空管アンプを紹介します。出力管は6B4G(レイセオンの2プレートタイプ)です。この球はだいぶ前に購入し、ブルック型、トランス結合型、古典的反転型のアンプをそれぞれ作っては分解してとっておいたものです。別の球で作ったシャシーを使いまわしたりしてデザイン的に不満があったり、音もこれが決定的という感じがなかったので、何度も作り直したというわけです。

P39 シャシーは今回も別の球で作ったものを再利用したので、余分な孔があいていますが許容範囲内です。回路は「オーディオ専科」の2A3プッシュプルアンプのムラード型反転回路のグリッドチョーク使用のものを基にアレンジしました。グリッドチョークは「オーディオ専科」のAPM-114Bです。部品は大半が使いまわしです。ヒーターは直流点火ですがもう少しS/Nを良くしたいので、トランジスタのリップルフィルターを入れようかなと考えています。 音のほうは予想外に気に入っています。2A3系の厚い音に切れの良さも加味されていて、ジャズを楽しく聴くことができるからです。

P40今回持ち合わせのない抵抗を秋葉原で買ったのですが困ったことがありました。オーディオ用カーボン抵抗2WとしてリケンのRMG型を買おうとしたら、おととし製造中止になっていたんですね。何件か回って在庫を見たのですが、必要としていた抵抗値はありませんでした。そこでやむなく東京光音電波のRD型1W(消費電力を計算したら1WでO.K.)にしました。オーディオ用カーボン抵抗2Wは、アーレンブラッドレーがあるんですが値段が高いので買う気になれないし、酸化金属抵抗は音がぎらついて嫌ですしね。需要が少ないオーディオ用部品は最早瀕死の状態です。悲しい。

ちなみにこのアンプはサブシステムで使っていて、レコードプレーヤーは前に紹介した2台、CDプレーヤーはマランツCD6000OSE(TEAC VRDS-25xsも接続してある)、プリアンプはヤマハC-2a、スピーカーはDENON SC-101(ウーファー・エッジは自分で交換)です。

さて、今日は四谷のジャズ喫茶「いーぐる」の連続講演「ジョー・ヘンダーソン特集」に行ってきたので、明日詳細を紹介します。

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ダイレクト・カットでトニーのバスドラを聴け

今日はダイレクト・カット・ディスクでトニー・ウイリアムスのバス・ドラム(バスドラ)を聴こうというお話し。

ダイレクト・カット・ディスクというのは、演奏しているのをそのままレコードにカッティングしてしまおうというものです。通常は演奏を一旦テープに録音した後、編集してからそのテープを使ってレコードにカッティングするのですが、そのテープ録音・編集工程を省いてしまうのです。途中の工程が省かれるため、音の鮮度は抜群にあがります。オーディオ・ファンにとっては高音質レコードとして歓迎されるものです。ただし、演奏に失敗は許されず、カッティングも失敗が許されないため、演奏者やレコード製作者には極度の緊張を強いることになります。このためダイレクト・カットは非常に少ないです。

P36 そんな貴重な方法で録音されたレコードにV.S.O.P.クインテットの「ファイブ・スターズ」(1979年、CBSソニー)があります。 V.S.O.P.クインテットと言えば、tp flh:フレディ・ハバード、ts ss:ウェイン・ショーター、p:ハービー・ハンコック、b:ロン・カーター、ds:トニーウィリアムスの5人で、一回限り60年代マイルス・クインテットを再現しようとしたが、マイルスがそれを拒否したため、tpにフレディ・ハバードを呼んで作ったグループです。それが非常に好評で、その後しばらく同メンバーでコンサート・ツアーをしました。 このレコードは彼らが東京に来た時、CBSソニーの信濃町スタジオでレコーディングされたものです。彼ら唯一のスタジオ録音盤でもあります。(他はライブ録音)

このレコードの「スケイグリー」は、トニーのドラムが炸裂しています。8ビートの曲で、とにかくバスドラ叩きまくりです。私はこのドラミングでトニーの凄さを思い知りました。 他のメンバーはと言うと、フレディは高音ひけらかしフレーズはありますがかっこいいソロです。ハービーはいつもながらの甘さに流れないクールなソロをとります。ウェインはもう発想と展開が読めないマジカルなソロでこれぞウェインです。これを最初に聴いた時はこの人下手なのかと思いました(私は当時何もわかっていなかった)。ロンは例のグイ~ン・グイ~ンを入れながら手堅くリズムをキープしています。ちなみにウェインのソロの後、合奏に入るところで多分ミスってますが(こんなところががダイレクト・カット)そのままです。もちろん他の曲も良いです。 今CDがあるので皆さんもトニーのドラミングを是非聴いて下さい。 もしも中古レコードを見つけることがあれば価格は安いので入手してやって下さい。

P37 もう1枚トニーのバスドラ炸裂盤。V.S.O.P.クインテット「熱狂のコロシアム」(1977年、CBSソニー)。これは普通のライブ録音です。この中のラストの曲「レッド・クレイ」、こちらも8ビート。8ビートは4ビートと違ってバスドラを定型パターンで叩く(右足で踏んでいる)んでいいんですよ。このウェインのソロがまたカッコイイ!ソロを始めると急に怪しげな妖気が漂い、最後には渾身のブローで終わります。1曲目の「アイ・オブ・ザ・ハリケーン」は4ビートで、これぞV.S.O.P.クインテットという演奏です。

P38 最後にCBSソニーのダイレクト・カット・ディスクをもう1枚。ハービー・ハンコック「ダイレクトステップ」(1978年、CBSソニー)。ハービーのヘッド・ハンターズ路線です。これは「いーぐる」の後藤氏も推薦していますね。CDは出ているのかな?エレクトリック・ジャズのダイレクト・カットはこれ以外はJVCビクターのリー・リトナーの3枚などがありますね。

今日はおしまい。

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懐かしの「スタッフ」

今日は「スタッフ」について少々。今から30年くらい前に一世を風靡した、ニューヨークを中心に活躍する腕利きのスタジオ・ミュージシャン6人が集まって作ったフージョン・バンドです。当時私はフージョン(クロスオーバー)を知らなかったので、上記のようなことはもっと後になって知ったことです。

30年前、「スタッフ」は知らなかったのですが、非常に懐かしい想い出があるんです。当時はFMエアチェック(FM放送の番組を(カセット)テープに録音すること)が全盛期で、ポップス系の番組としてNHK FMの「軽音楽をあなたに」をよくエアチェックしていました。もっぱらラジカセでの録音でした。月~金の夕方4:00~6:00の放送なので、学校から帰ってよく聴きました。そう、この番組のテーマ曲が「スタッフ」の「マイ・スウィートネス」(邦題:いとしの貴女)なのでした。当時私はこの曲が「軽音楽をあなたに」のテーマ曲として作曲されたものとだと思っていました。知らないって怖い。

この曲なかなかメローな曲で、学校から帰って家で一息ついた時の午後~夕方の感じによくマッチしていました。リチャード・ティーが弾く、トレモロがかかったフェンダーローズ・ピアノ(エレクトリック・ピアノ)の音がそれを際立たせるんですよね。もちろん当時こういう細かいことは知りませんでしたが、今となっては青春の想い出です。

P35 当時のファンによると、「スタッフ」と言えば、スティーブ・ガットのドラムだったらしいです。私の場合は前にブログに書いたように、ガットと言えばチック・コリアの2枚のアルバムのほうです。サウンドとしては、ポップ、ソウル、ジャズ、ゴスペルをブレンドした感じで、リラックスしたゆとりや落ち着きが感じられるものです。今聴くとちょっと時代を感じさせるサウンドですね。 と言うことで彼らのデビュー・アルバム「スタッフ!!」(1976年 Warner Bros.)をオススメしておきます。もちろん「マイ・スウィートネス」も入っていますので、当時を知るオジサンやオバサンは懐かしんで下さい。

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いい女ピアニスト2人

今日はちょっと軟派路線で行きましょう。ピアニスト2人のCD紹介。2人ともテレビでしか見たことはありませんが「いい女」です。

P33 まずイリアーヌ・イリアス(トランペッター:ランディー・ブレッカーの奥さんですね)の「パウリスタ」(確かサンパウロっ子という意味)1993年 BLUE NOTE、ジャケットもいい。この人のCDジャケット、美人なだけにほぼ本人のポートレートです。

さて内容ですが、ブラジル・フレーバー溢れる美曲ぞろいです。ブラジルにちなんだ曲と本人の作曲がまざっているんですが違和感はありません。夏の午後海辺でそよ風にあたって聴きたいような心地良いものです。とは言っても単なるイージー・リスニングではありません。何曲かでイバン・リンスも歌っています。

そして良いのがリズム隊、ベース:マーク・ジョンソン、ドラム:ピーター・アースキンとベース:エディ・ゴメス、ドラム:ジャック・ディジョネットという2組のリズム隊を曲によって使い分けています。何と贅沢な! ジョンソン/アースキン・コンビのリズムは、何と軽快で柔軟で心地良いことでしょう。こういうリズムをやらせたらこの2人の右に出るものはいません。そしてゴメス/ディジョネット・コンビのほうはもっとタイトでジャジーな感じ、さすが大御所、余裕でやってます。何枚かイリアーヌのCDを持っていますが、これが私の愛聴盤です。

P34 次に木住野佳子の「フェアリー・テール」(デビュー・アルバム 1995年 MCAビクター)です。これジャズを始めて聴く人に良いかな?っと私は思っています。ピアノ・トリオの王道であり難しいことはやっていないこと、数曲にマイケル・ブレッカーのテナー・サックスが入っていること、そして音がクリヤーで高/低音のバランスが良いことなどからです。

木住野さん、この頃ピアノはスタインウェイを弾いていますが、途中からベーゼンドルファーに変えます。私はベーゼンドルファーの音のほうがこの人にあっていると思います。ちょっと陰影のあるフレーズや曲とあいまって深みが出るんですよ。

これも2組のリズム隊を曲によって使い分けています。ベース:エディ・ゴメス、ドラム:ルイス・ナッシュとベース:マーク・ジョンソン、ドラム:ピーター・アースキンの2組です。 「ファンカレロ」はダイナミックでスピーディな演奏で、ゴメス・ナッシュのコンビがプッシュします。寺島靖国氏も何かの本で取り上げていました。

「オンリー・トラスト・ユア・ハート」は私がこのアルバムの中で一番気に入っているのですが、ジョンソン・アースキンのコンビが最高のリズムでサポートします。木住野さんが書いた曲紹介に「まるでロールス・ロイスに乗っているみたい(乗ったことはないけど)」と書いてありますが、そのとおりだと思います(ちなみに私もロールス・ロイスに乗ったことはない)。 「ステラ・バイ・スターライト」ではマイケルのテナーが例のマイケル節炸裂でカッコいいですよ。

~セラビーのJAZZ/FUSION批評~
http://adliblog.livedoor.biz/archives/50922709.html
こちらのブログにも「オンリー・トラスト・ユア・ハート」が紹介されています。

今日はこんなところかな。

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昨年観た「桜座」ライブから「2007KAIBUTUS LIVE!」

昨年観た「桜座」でのライブの中から「Inter Improvisation Music Festival 2007KAIBUTUS LIVE!」について。これフリージャズ界の大物によるライブでした。なんでこんなマニアックなメンバーのライブが甲府に来るの?

メンバーは、原田依幸:piano from Japan、ルイス・モホロ:drums from South Africa、ヘンリー・グライムス:bass from America、トリスタン・ホンジンガー:cello from Holland、トビアス・ディリアス:tenor saxophone,Clarinet from Germany

こんな私もフリー・ジャズはあまり聴きません。でもヘンリー・グライムスとトリスタン・ホンジンガーが観たかったのです。実はこの2人のCDも持っていませんでしたが、名前は雑誌などで知っていて、フリーの重鎮であることは知っていました。ジャズを聴き始めて間もないならいざ知らず、今ならフリーも楽しめるかな~っと。

こんなメンバーでお客さんが入るのかな?と心配しながら「桜座」へ行きました。ところが多くのお客さんがすでに開場を待っているではありませんか???でも良く見ると年配の方も多く、どう見てもフリー・ジャズを聴くようには見えない方も・・・。多分主催者側のつてで動員がかかったのではないかと・・・、このメンバーで観客が少ないのは、はっきり言って失礼ですからね。

ということでそこそこの入り具合で演奏が始まりました。当然と言えば当然なのですが、いきなりフリー・インプロビゼーションです。そのまま1時間ほどノン・ストップです。 トリスタン・ホンジンガーは、自分の世界を持っていて我が道を行くという感じです。2部では変な歌と振りでユーモアなところも見せていました。 ヘンリー・グライムスは、とにかくスケールが大きく、ベースの音が良かった。演奏を要所要所でリードし締める技には見とれました。 トビアス・ディリアスは、この時始めて知ったのですが、この中では年も若いながら大御所とよく亘りあっていたと思います。 ルイス・モホロは、ところどころ何かからまわりして、周りとかみあわないようなところがありました。 原田依幸は、そつなくこなしていましたが、個性がどうもよく見えて来なかったような気がしました。

さて1部が終わって休憩へ、近くにいた中年夫婦の方帰っちゃいました。他にも帰っちゃった方がちらほら。都合が悪かったのか?1部を見れば一応動員義務は果たせたのか? 2部の途中では近くにいた若いカップルも退席。まあ全編フリー・インプロビゼーションですから・・・。

私はヘンリー・グライムス中心に見ていましたが、楽しかったですよ。正直CDで聴くのは辛いところがありますが、ライブを観ていると奏者同士のやりとりやリードしている人の受渡しや間や身振り手振りなどが見えてずっと楽しめます。

P32 CDの即売もしていたので、ヘンリー・グライムスの自主制作CD-Rを買ってきました。ドラムのラシッド・アリとのデュオで「ゴーイング・トゥ・ザ・リチュアル」。ヘンリー・グライムスのベースがおもいっきり楽しめますが、一般にはおすすめしません。これ4曲なんですが、トラックが1つしかありませんから、あしからず。

ではまた。

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ミッシェル・ペトルチアーニの2枚

昨日に続いてミッシェル・ペトルチアーニの2枚を紹介します。普通のピアノ・トリオのアルバムは皆さんご存知でしょうから違うフォーマットのものです。

P30 1枚目は「カンファレンス・ド・プレス Vol.2」(1995年、DREYFUS JAZZ)。ペトルチアーニのピアノとエディ・ルイスのオルガンのデュオです。例の本「ジャズ選曲指南」で知ったものです。あちらで紹介しているのは「デュオ・イン・パリ」という2枚組のdisk2ですが、こちらはバラ売りのVol.2です。

「ジャズ選曲指南」に書いてあったのですが、これを聴くまではピアノとオルガンのデュオって、音がかぶってダメなんじゃないかと思っていました。意外と大丈夫です。その理由も「ジャズ選曲指南」に書いてあるように、クリヤで粒立ちの良いピアノの音と柔らかで粘るオルガンの音が良い対比となり、片方がソロをとる時に役割をわきまえてバッキングをするのでソロの邪魔をしていないからです。全編スインギーなんですが黒人のそれではなく、フランスのエスプリ漂う小粋な演奏です。肩肘張った演奏ではないのでBGM(贅沢な)としても聴ける快適なものですが、筋はきっちり通っています。

P31 2枚目は「ダーン・ザット・ドリーム」(?年、CELLULOID MELODIE DISTRIBUTION)。父アントワーヌ(トニー)のギターと兄ルイのベースとのトリオです。これ下北沢にあった中古レコード店「イエロー・キャブ」で薦められて買ったものです。ジャケットは何とも殺風景です。多分CDになっていないと思います。

ペトルチアーニのピアノはいつもどおりのクッキリ明確な音で、メロディアスなんですが甘さに流されないソロをとります。この人の演奏は本当にハズレがないですね。父のギターはオーソドックスなもので、柔らかい音で優しいソロをとります。兄のベースは裏方に徹しています。親子3人でリラックスして演奏を楽しんでいます。「ユー・ドント・ノー・ホワット・ラブ・イズ」なんかはスローでいい味出してます。夜ウイスキー片手に聴いたりするのに似合う感じのレコードかな。

今日はこんなところでおしまし。

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甲府のCDショップ「サンリン」

P23_2 甲府駅の近くにCDショップ「ミュージック・ショップ・サンリン」があります。知る人ぞ知る老舗のお店です。私が学生時代(25年ほど前)、よくレコードを買いに行ってました。そこの店員さんはマッシュルーム・カット、黒縁メガネ、黒?紺?の細身のジャケット、細いネクタイというビートルズ・ファッションでそれが似合っていました。当時はその店員さんのお母さんも一緒にお店に出ていました。 お店のBGM用スピーカーはJBL4311で、このスピーカーは当時学生の私には到底買えるものではなく、羨望の眼差しで見ていた記憶があります。

P03 このお店のサービスは今で言うポイント・サービスなのですが、古きよき方法というのか、ノートに買った人毎に毎回買ったレコードを手書きで記入していって、確か10枚買うと無料で好きなレコードが1枚もらえるというものだったと思います。その他にも写真のようなレコード・バッグがもらえ、当時これにレコードを入れて持ち歩くというのは、事情通な雰囲気を出すことになっていたと思います。 ところでこの袋の「Bobby」というマスコット犬?は何なのでしょう?誰か知っている方いないかなあ。

私は卒業後他県に就職したので、盆・正月に帰郷した時、通りがかりに見てお店が建て替えられたを知っていたくらいでした。 おととし甲府に帰ってきたので、久しぶりに「サンリン」にCD(今はレコードは売っていない)を買いに行きました。 お店の前には広い駐車場があり、店内も整然としたきれいなお店です。BGM用スピーカーのJBL4311も健在でした。現在はこれにJBL4312Dという新型も追加して一緒に鳴らしています。

さてかの店員さんはというと、さすがにマッシュルーム・カットではないものの他は当時と同じファッションではありませんか。う~ん懐かしすぎる。 そしてCDを買うと相変わらずあのアナログチックなポイント・サービスをやっているではありませんか!この方法今時貴重すぎます。無形文化財確定か?10枚買えば1枚おまけはそのままなのかな?まだ10枚買っていないので不明です。そのうち報告します。 そうそうCD用のビニール袋もくれるんですね。初体験でした。 残念なのは輸入盤、国内マイナー・レーベル(澤野工房さえ)盤を売っていないこと。そんなわけで輸入盤中心の私はそうそう買に行かないのです。ただしジャズ・クラシックの品揃えは県内一だと思います。

P28_2 前回「サンリン」で購入したCDの1枚。「ミラー・ペトルチアーニ・ラグレーン・ウィズ・ギャレ ット ドレフュス・ナイト・イン・パリ」(1994年、DREYFUS JAZZ)こんなのあるの知りませんでした。オールスター・メンバーの凄いライブ。ベース:マーカス・ミラー、ピアノ:ミッシェル・ペトルチアーニ、ギター:ビレリ・ラグレーン、アルト・サックス:ケニー・ギャレット、ドラム:レニー・ホワイトです。マーカスの「TUTU」「ザ・キング・イズ・ゴーン」とペトルチアーニの「ルッキング・アップ」の3曲が収録されています。

ちょと異色のメンバーという感じですが、ペトルチアーニはコンテンポラリー路線のアルバム「ミュージック」も出していますから、演奏に違和感はありません。マーカスのいつものスラッピング・ベース、ペトルチアーニの強靭で明快なピアノ、ギャレットのそつのないアルト、ラグレーンの技巧派ギター、レニーのタイとなドラムが存分に楽しめます。 ところでライナー・ノーツには「新進気鋭のギタリスト、ビレリ・ラグレーン」とありますが、この人「ジャンゴ・ラインハルトの再来」と言われた天才少年ギタリストとしてデビューし、86年ジャコとのレコーディングとか81年のレコードとかありますから・・・。

P29 このアルバムのお気に入りは、何と言っても「ルッキング・アップ」でしょう。この曲は上記アルバム「ミュージック」で初レコーディングされています。センチメンタルな気分になるんですが、ペトルチアーニの力強く明るいピアノに励まされるというような感じの曲で、私の美メロのツボにドンピシャなんです。ここでの演奏はちょっとサンバ感強調のリズム・アレンジが微妙ですが、ペトルチアーニのソロはやっぱりすばらしいです。

今日はこんなところでおしまい。

***重要なお知らせ*** H23.11.5
「甲府のCD屋さん「サンリン」が閉店してしまうそうです(涙)。」

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オスカー・ピーターソンの1枚、CD対LP

今日は初売りということで、巷では福袋を求める人の長蛇の列ができたようですね。さて、本日は昨年末に亡くなられたオスカー・ピーターソンの1枚。 超有名な「プリーズ・リクエスト」(優秀録音)。 作年末オリジナルLPを買ったので、持っていた輸入盤CDとの音質比較でもしましょう。追悼の意味もこめて。

P26 LPとCDの音質を比較する場合、使用している機器の音質差込みということになりますので、参考程度の意見と思って下さい。 まず使用機器を下記します。

アナログプレーヤー:ロクサン ラディウス3、トーンアーム:SME3009R、カートリッジ:シュアーM97ED(MM型)、フォノイコライザー:ヤマハC-2a(プリ)のイコライザー部

CDプレーヤー:TEAC VRDS-25xs、D/Aコンバーター:DES DAC520

プリアンプ(安井式自作)、パワーアンプ(サンスイAU-D907パワー部メンテ済み)、スピーカー(タンノイ スターリングTWW+パイオニアPT-7)は共通です。

やっぱりというか何というか、LPは中域が厚く濃い音、CDは高域・低域を伸ばしたHiFi調です。キレや解像度を重視するならCD、音の厚みを重視するならLPという感じです。 ただカートリッジがMM型で若干緩めの音なので、MC型に変えればLPもキレや解像度が増すと思います。

P27 私はその緩めな感じが好きなのでシュアーM97EDを使っています。ちなみに針はアメリカ製のオリジナルです。ロック・ポップスにも良く合います。 上位クラスの針N120HE(V15typeⅣ相当)、N140HE(V15typeⅤ相当)も持っていますが、それよりはM97EDの方が気に入っています。ちなみに上記の針は、あまり知られていないカートリッジML120HE、ML140HE用の針なのですが、ちょっと工夫すればV15typeⅢ、Ⅳのボディにも装着できます。

私としてはLP、CDどっちらも楽しんじゃおうという感じです。

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明けましておめでとうございます。今年はこの1枚から

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

P25今年は最初に何を聴こうか?ということでこの1枚。 ビーリー・テイラー&ジェリー・マリガン「Live at MCG」(mcg jazz 2007)、 bass:チップ・ジャクソン、drums:カール・アレン、マリガンのワン・ホーン・カルテットのライブ・レコーディングです。昨年末に購入して半分くらい聴いていたものです。その残りを聴くことにします。

ビーリー・テイラーとマリガンは1950年代から演奏しているので、かれこれ50年ジャズをやっていることになります。とくに難しいことや新しいことをやっている訳ではありませんが、御大二人がこれぞジャズという円熟の演奏を聴かせてくれます。 マリガンのバリトン・サックスって何とも心地よいです。温泉に浸かって「極楽極楽」とか言う感じですね。ビーリー・テイラーのピアノもとってもスインギーで心地よいです。そしてベース、ドラムの若手は御大二人をしっかりサポートしています。 「オール・ザ・シングス・ユー・アー」は二人のデュオですが、リラックスして楽しそうに演奏しています。こんなライブ見たいですね。

私ののどかな年始にはこんなリラックスした1枚から、今年も頑張ろう!

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