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思わぬところで見つけたこの2枚

「ジャズ選曲指南」の中からまず2枚。これ思わぬところで見つけました。

渋谷に「JARO(ジャロ)」というJAZZレコード専門店があります。雑誌などでもよく紹介されている知る人ぞ知るお店です。109の近くの地下にある4畳半くらいの小さなお店ですが、オリジナル盤などが所狭しとならんでいるコレクター至福のお店です。ここオリジナル盤だけでなく日本盤の安い中古盤やヨーロッパ盤もかなり置いてあります。

遠隔地の人のために通信販売もやっています。通販といってもネット通販のようなものでなく、通販リストを送ってもらって、TEL・FAXで買いたいものを連絡して、現金書留で送金するという昔懐かしい形態です。でも対応は速いですよ。 今回の2枚はこのリストから見つけたものです。ヨーロッパ盤があることは知っていたのですが、お店に行った時はどうしてもオリジナル盤を見てしまうのでノー・チェックでした。こんなレコードがあるところがそこらへんのお店と違うところです。

ちなみに店主は質問にも快く答えてくれ、ウィットに富んだ会話をする優しい方です。昔オリジナル盤をストスト落として注意されたことはありますが、それはレコードを大事に思えばこそなんです。

さて今日の2枚はというと、クリスチャン・エスクード「リターン」(RED RECORD)とソルゲイ・スタボ、ダグ・レイニー「エブリシング・ウィ・ラブ」(HOT CLUB RECORDS)です。

P19 まずクリスチャン・エスクード、本人のギター、ジャック・ヴィダルのベース、アルド・ロマノのドラムスのトリオです。ジャケットもなかなシャレテますよね。アコースティック・ギターが写っていますが、演奏は全編エレクトリック・ギターを弾いています。エスクードはジャンゴ派のギタリストで、テクニックをひけらかしたり特別派手なことはやっていませんが、軽やかで哀愁ただようヨーロッパ系のギターです。エスクードが作った曲「リターン」「モル」はジプシー調のエキゾチシズム溢れる曲、ロマノが作った曲「クリスマス・ドリーム」はワルツの美メロ曲、ヴィダルの作った曲「ピック・パス」はチック・コリアの「サンバ・ソング」(前に紹介)に通じるダイナミックな曲と言うように自作曲も佳曲揃いです。

P20 次にソルゲイ・スタボ、ダグ・レイニー、2人ともギタリストです。ベースがジェスパー・ランドガード、ドラムスがオレ・ヤコブ・ハンセンのカルテットです。向かって右側にダグ、太めの柔らかい音です。向かって左側にソルゲイ、少し細めの粒立ちの良い音です。どちらも似たようなフレージング。ギター・バトルというよりはおのおのやりたいように淡々と弾いています。派手さはありませんが正統派ジャズ・ギターとして聴き飽きないアルバムです。

今日はこんなところでおしまし。

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