良いお年を!
今年もいよいよあと半日で終わり。 ブログを始めて間もないのですが、こんなブログへ来訪してくださった皆さんどうもありがとうございました。 言いたい事を一方的に書いているだけの駄ブログですが、気が向いた時に突込みでも入れながら見ていただけたらうれしいです。 来年もよらしくお願いします。
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昨日StudioK'sの音楽喫茶「任三郎vs山本耕司 DJバトル」に行ってきました。
山本耕司さん主催のStudioK'sでは色々なイベントが行われています。オーディオのイベントは通常会員制の「音と戯れる会」が行われているのですが、6月の「一日JAZZ喫茶」をきっかけに、誰でも参加できる「音楽喫茶」というイベントが行われています。HPを見て前からStudioK'sの音が気になっていたので、会員でない私は早速「一日JAZZ喫茶」へ聴きに行きました。
その時はレコードプレーヤーがトーレンスのリファレンス(超弩級の名機)だったので是非聴いてみたいというのもありました。プレーヤーはガラードも併用していました。スピーカーはJBLのL65(ジュバル)、プリアンプはマランツ#7、パワーアンプはQUAD405-2かSDサウンド・アイワン(どっちだったか忘れた)。
その時聴いた音はというと、とにかく中域の充実したメリハリのある濃い音でした。極上コンディションのオリジナル盤をかけたんですが、ソニー・ロリンズ「ワーク・タイム」のテナー・サックスの音はとにかく最高でした。JAZZ喫茶でもあれだけの音はなかなか無いです。ただ何枚も聴くうちに結構疲労が・・・ということで私は2時間弱で退散しました。私としてはもう少し音に緩さがほしい気がしました。このイベントのあと山本さんは非常に疲れたとHPに書いていましたが、私はあの音が主原因ではないかと思っています。
さて今回の「DJバトル」はいかに、選曲はポップス・ボーカル・ロック・フージョンetcでした。音は基本的には前回聴いたのと変わりません。ただあそこまで疲労するような音ではありませんでした。この音はL65、マランツ#7、SDサウンド・アイワン(真空管OTL)の特徴が出ているのだと思います。特性重視の俗に言うHiFi調とは全く違う音で、中域の充実したメリハリのある濃い音で音楽を楽しく聞かせる音だと思います。
そしていよいよ「SACDマルチ」について、山本さんのSACDマルチは、フロント左右の音はステレオ2CHをそのまま生かしたいとの理由から、センター・チャンネルとスーパー・ウーファーの信号をフロント左右信号にアナログ回路で合成し、リヤはトーン・コントロールと音量を調整できるアンプで駆動するものです。
最初聴いた感じは何かもやっとしているようで、何が良いの?って感じでした。聴取位置によって印象が変わるようなので、真ん中、少し横、前の方、後ろの方と場所を変えて聴くうちにだんだん意図がつかめてきました。まず音がビビットで躍動的になりるのがわかりました。そして空気感がただようような感じを受けました。ライブ録音ならライブにいるような感じです。でも現実のライブではこんな良い音では聴けません。ちなみにあの音が簡単に出るわけではないと思います。山本さんの試行錯誤があってのことでしょう。そしてこれから更に良くなっても行くのでしょう。
私思いました。ストイックに分解能とか音像とか音場とか突き詰めるのとは楽しみ方が違うんじゃないかと。そういう細かいことより音がビビットで躍動的になることやライブ感を楽しむべきなんじゃないかと。とにかく聴いていて楽しいです。2CHに戻すとそっけなく聴こえました。「SACDマルチ」を広めるためにはまず聴く側の意識改革が必要なんじゃないでしょうか?啓蒙がないと結局2CHストイック路線こそが正統オーディオだとかいうことになるんじゃないでしょうか?
最後は硬い話になっちゃいました。ご容赦下さい。私もSACDはやってみたいのですが、なにぶんステレオ部屋が狭いもんで・・・難しいなあ。
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「ジャズ選曲指南」の中からまず2枚。これ思わぬところで見つけました。
渋谷に「JARO(ジャロ)」というJAZZレコード専門店があります。雑誌などでもよく紹介されている知る人ぞ知るお店です。109の近くの地下にある4畳半くらいの小さなお店ですが、オリジナル盤などが所狭しとならんでいるコレクター至福のお店です。ここオリジナル盤だけでなく日本盤の安い中古盤やヨーロッパ盤もかなり置いてあります。
遠隔地の人のために通信販売もやっています。通販といってもネット通販のようなものでなく、通販リストを送ってもらって、TEL・FAXで買いたいものを連絡して、現金書留で送金するという昔懐かしい形態です。でも対応は速いですよ。 今回の2枚はこのリストから見つけたものです。ヨーロッパ盤があることは知っていたのですが、お店に行った時はどうしてもオリジナル盤を見てしまうのでノー・チェックでした。こんなレコードがあるところがそこらへんのお店と違うところです。
ちなみに店主は質問にも快く答えてくれ、ウィットに富んだ会話をする優しい方です。昔オリジナル盤をストスト落として注意されたことはありますが、それはレコードを大事に思えばこそなんです。
さて今日の2枚はというと、クリスチャン・エスクード「リターン」(RED RECORD)とソルゲイ・スタボ、ダグ・レイニー「エブリシング・ウィ・ラブ」(HOT CLUB RECORDS)です。
まずクリスチャン・エスクード、本人のギター、ジャック・ヴィダルのベース、アルド・ロマノのドラムスのトリオです。ジャケットもなかなシャレテますよね。アコースティック・ギターが写っていますが、演奏は全編エレクトリック・ギターを弾いています。エスクードはジャンゴ派のギタリストで、テクニックをひけらかしたり特別派手なことはやっていませんが、軽やかで哀愁ただようヨーロッパ系のギターです。エスクードが作った曲「リターン」「モル」はジプシー調のエキゾチシズム溢れる曲、ロマノが作った曲「クリスマス・ドリーム」はワルツの美メロ曲、ヴィダルの作った曲「ピック・パス」はチック・コリアの「サンバ・ソング」(前に紹介)に通じるダイナミックな曲と言うように自作曲も佳曲揃いです。
次にソルゲイ・スタボ、ダグ・レイニー、2人ともギタリストです。ベースがジェスパー・ランドガード、ドラムスがオレ・ヤコブ・ハンセンのカルテットです。向かって右側にダグ、太めの柔らかい音です。向かって左側にソルゲイ、少し細めの粒立ちの良い音です。どちらも似たようなフレージング。ギター・バトルというよりはおのおのやりたいように淡々と弾いています。派手さはありませんが正統派ジャズ・ギターとして聴き飽きないアルバムです。
今日はこんなところでおしまし。
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昨日は寺島氏の本を紹介したので、今日は後藤氏の本「ジャズ選曲指南」(2004年)を紹介します。この本CD・レコードの聴き方の提案です。CD・レコード4枚(ただし1枚当りの演奏時間はLPレコードの片面約20分相当)を一組として起承転結の要領で選びDJ気分で楽しもうというもの。
おもしろいのはこの聴き方もさることながら、選曲されているCD・レコードにあります。4枚×30組=120枚が紹介されているんですが、ジャズ喫茶店主ならではの凝った選曲なんです。定番からマニアックなもの、50年代から2000年代まで、ジャズ喫茶で実際にかけてふるいにかけられたものが厳選されています。私もかなりCD・レコードを持っているんですが、この本に掲載されているものは1/5くらいしか持っていませんでした。ジャズ喫茶恐るべし。
本にはCD・レコードの紹介文が詳しく書いてありましたが、後藤氏の考える起承転結を実感するにはCD・レコードを入手して聴くしかないっということで、私はここに掲載されたCD・レコードを全て集めることにしました。70年代以前はレコードでコンディションの良いものという条件もあったので集めるのには大変苦労しました。おかげで今残すところあと2枚となりました。1枚はブートレグなのでもう入手不可能かな。あと1枚は1997年の輸入盤だが、売れた枚数は多分少ないので中古盤もなかなか出ないだろう。
入手方法はディスクユニオンをはじめとして知っている東京のジャズレコード専門店、Amazonネットショップ、Yahoo!オークションを駆使しました。廃盤レコードでCDになっていないものなどは、中古盤を根気強く探しました。CDでも廃盤や店頭でみかけないものが結構ありました。個々のCD・レコードについては入手方法や内容をおいおい紹介していきます。
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1988年JAZZ喫茶マスター2人の著書「辛口JAZZノート」(寺島靖国氏)、「ジャズ・オブ・パラダイス」(後藤雅洋氏)を読み凄く共感しました。その後このお2人の著書は私にとってかかせないものとなっています。
今日は寺島氏の著書「新しいJAZZを聴け!」(2001年)について。これが発行されたころ、私は茨城県に住んでいたんですが、「ジャズ批評100号」(1999年)の記事「90年代のジャズは面白い!(寺島靖国&安原顕)」に感化されて、休日に東京へ行ってはディスクユニオンを覗いて新譜輸入盤をぼちぼち購入していました。
そんな折この本が発行されたので、私は凄く共感してこの本に載っているCDを買い漁るようになりました。おりしもディスクユニオンでは、この本に載っているCDのコーナーを設け、CDにシールを貼って、そのシールを集めると寺島氏のコメントが書かれたうちわと扇子がもらえるという企画があり、うちわと扇子をいくつかもらいました。
ピアノ・トリオの魅力も再認識することになりました。それまで全く聴いたことはなかった人なんですが、気に入ったピアノ・トリオのCDを5枚ほど紹介します。ウラジミール・シャフラノフ「ムービン・ボバ」、トニー・パンセラー「キープ・ディス・イン・マインド」、ベン・ベシャコフ「チュー・チュー」、マーカス・シェルビー「UN FAUX PAS!」、マイク・ルドン「トゥー・イーチ・ヒズ・オウン」。この本には他にもたくさん良いCDが紹介されています。
今はピアノ・トリオへの入れ込みはありません。ピアノ・トリオに偏ることなくもっと広くジャズを見るスタンスに立っています。寺島氏の推薦するものは、シンバル・ベースの録音重視、アルバム中1曲良ければ良い、美メロなどといった偏った視点が多々あるので、私は全面的に賛同しかねます。私は一点突出のみというのは苦手で、いろいろな形でバランスを取るようにしています。ジャズに対する考え方については後藤雅洋氏の姿勢に今は共感を持っています。
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今日はチック・コリアのアルバム「フレンズ」について。
これオリジナル盤と日本盤のジャケット違で有名なレコード。いろいろなブログで書かれています。私が紹介するのはレコードですが、CDも輸入盤・日本盤でジャケットが違います。なぜ変わっちゃったかというのは、オリジナル盤のほうに使われたスマーフ人形の著作権上の問題。そこで日本盤のほうはかえる他の陶器人形に変えています。これはこれでかわいい。この件についてもあちこちで書かれています。
では私が言いたいのは何か?デザインの細部の違いについてです。まず写真のトリーミングのしかた。オリジナル盤では、スマーフ人形が置いてあるところが艶黒なので、スマーフ人形の反射が写っていますが、それも見えるようにしています。そのため人形は上のほうによっちゃってます。一方日本盤では、人形そのものをジャケットいっぱいに写しているので反射は切れちゃってます。これオリジナル盤は遊び心のあるアート・デザイン、日本は工業デザインて感じです。FRENDSの文字もオリジナル盤はスマーフ人形の青色と近い色を使ってます。Chick Coreaの文字は赤字の中心に青色の線が入っているんですが、オリジナル盤はさりげなく、日本盤ははっきりしています。これらもデザインに対するスタンスの違いが見て取れます。
音の違いも当然あります。オリジナル盤のほうが中・高域が艶やかで、エレピやシンバルの音が粒だちよく聞こえます。やっぱりオリジナル盤の音のほうがいいなあ。
メンバーはチック・コリアp,el-p、ジョー・ファレルts,fl、エディ・ゴメスb、スティーブ・ガットds。あまり編曲に凝らずアドリブを生かしたシンプルなワン・ホーン・カルテットで、軽やかでさわやか演奏です。チック・コリアはいつものチック節。ジョー・ファレルのフルートがなかなかいいんです。スティーブ・ガットの4ビートが聴けるんですが、シンバル・レガートやバス・ドラのいれ方が普通の4ビート系ドラマーとはちょっと違います。「サンバ・ソング」はガットのドラムがカッコイイです。ドラムソロでは得意のカウベルも駆使。
この演奏は、サックスがマイケル・ブレッカーに変わった「スリー・カルテッツ」で更に硬派に進化します。チックはピアノのみを弾いています。「カルテットNo.1」(チック得意の単なる番号曲名)は転調を繰り返す難曲で、マイケルのテクニカル・サックスが炸裂しますが、単なるテクニックに終わらす凄味も感じさせます。
今日はこんなところですが、新しいCDも紹介しなくちゃね。
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クリスマス・イブは「渋さ知らズ」でしょう! イブに甲府に来てくれるなんて! 「渋さ知らズ」の皆さんありがとう。
「渋さ知らズ オーケストラ」今回3回目の来県です。いつも満員御礼。100人+αのキャパってイイ感じですよね。私1回目からかかさず行っています。 「甲府桜座」は明治~昭和初期にあった甲府中心街の芝居小屋を、町おこしのために復活させた土間舞台のLIVEハウス(旧ガラス工場を改修)です。ここJAZZに関してはなかなか通好みのミュージシャンをブッキングしてます。デジカメ持って行かなかったのでチケットの写真のみ。あしからず。
今夜の渋さ知らズ、最初からとばしていました。いつもながらタイトでグルービーなリズム(今回はツイン・ドラムで強力)にのって、サックス・トランペット・トロンボーン・チューバ・ギター・バイオリン・キーボードが渾身のソロを回します。個々のソロについて語るのはヤボでしょう。すばらしい。
そして何と言ってもフィッシャー・マンのMC。「オヤカタサマ!」「カンスケ!」NHK大河ドラマ「風林火山」ネタ。ファンキーです。「ガレキ(不燃ゴミ、粗大ゴミですね)」そんなに駅前の電柱に貼ってありましたか? いつもLIVEで充分楽しませていただいてますよ。
白塗り舞踊の皆さん、シュールですね。セクシーお姉さま(今回は二人)、いつも惚れてしまいます。バナナダンサーのお二人、ユルキャラですよね。
最後に不破さん。曲の展開、ソローの指示、観客への目配りなどなど、不破さんのしきりあっての「渋さ」なんですね。 それから「渋さ知らズ」LIVEを見ないとダメでしょう。CDでは半分も伝わらないと思います。
途中15分の休憩をはさんでの1部・2部。 「エンヤトット!エンヤトット!」今日は最初から合唱してましたね!今回は3回目なんでいろいろ分かっているんですよ。 最後の「オ・オ・オ・オー、オ・オ・オ・オ・オ・オー、オ・オ・オ・オー、オオ・オオ・オオ・オオ・オー」(わかる人にはメロディーがわかる)の大合唱。イヤー大盛り上がり。良いクリスマス・イブになりました。のども枯れました?
それにしても近所への騒音を気にしてのアンコールなし10時頃終了。なんとかなりませんか?宮島市長!甲府商工会の皆さん!甲府ジャズ・ストリートは11時までじゃないですか。以上ローカル・ネタでおしまし。
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中古CDのケースが汚れている時、あなたはどうしますか?気にならない?放っておきますか?
私は写真のプラスチッククリーナーで磨きます。プラスチッククリーナーはプラスチック用研磨剤ですね。これ、掃除機やポットなどが汚れている時に、一皮剥いてきれいにするやつです。使ってみるとわかりますが結構効果がありますよ。これでCDケースを磨がけばかなりきれいになります。
まずティシュペーパーにクリーナーを付けてケース表面を何度か拭きます。仕上げに何も付いていないティシュペーパーで表面のクリーナーを拭き取れば、擦傷やタバコのヤニなどの汚れはきれいさっぱりとれます。当然深めの傷はとれませんけどね。このままでも良いんですがなんか表面がツルツルで滑りやすくなっています。そこで無水アルコールをティシュペーパーに付けてさらにケース表面をひと拭きすれば表面はキュッキュッという感じになります。食器洗剤で食器を洗ったあとの感じですかね。
中古CDも新品ぽくなってきもちが良いですよ。CDを売る時にもひと磨きすれば状態Aなんてことになります。めんどうかもしれませんがオススメです。
今日は軽くこんなところでおしまい。
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今日はレコード・ハントに行ってきたので報告します。
ディスクユニオン御茶ノ水ジャズ館で「年末US廃盤LPセ-ル」があったので行ってきました。事前に届いたセールのメールの中から、レッド・ガーランド「グルービー」、ロイ・ヘインズ「ウィ・スリー」、エリック・ドルフィー「アウト・ワード・バウンド」、ジョニー・グリフィン「スタジオ・ジャズ・パーティ」などをリストアップしておきました。メールには価格が出ていないので私の出資可能額かどうかは不明なんですけどね。
朝ちょっと用事があったので出発が遅れてしまったため(あまり早く行くと店が混雑しているのでそれを避けたというのもあるのですが)、お店についたら上記のものはひとつもありませんでした。さてめぼしいものは、エディ・コスタ「ガイズ・アンド・ガールズ・ライク・バイブス」、リー・モーガン「ヒアーズ・リー・モーガン」、レッド・ロドニー「レッド・ロドニー・リターンズ」(いづれも1万¥+α)など、全部買いたいんだけど、私に買えるのは1枚だけ・・・さてどうしようかな~。
まず「ヒアーズ・リー・モーガン」はステレオ盤なのでヤメ。「ガイズ・アンド・ガールズ・ライク・バイブス」は試聴したら(お店の人がかけるのが混んでいたので自分でかける試聴機で試聴、ヘッドフォンで聴くやつで好きなところを聴ける)、A面1曲目にかなりパチパチノイズ、他はまあまあだったのに・・・1曲目がN.G.はナシ。「レッド・ロドニー・リターンズ」はA面頭をお店の人にかけてもらって試聴(スピーカーで聴く)、お!結構ノイズがない。ということでこれに決定。ちなみにお店の盤質表示はどれもA/Bです。
ところが自宅で聴いてみると、あれ?結構パチパチノイズがある。お店の周囲雑音が多いところでの試聴ではよくわからないんだね~。まあいいか。さて、持っている国内盤との音質比較はいかに?あれ国内盤のほうがカッティング・レベルが高いぞ。国内盤も結構良い音だと思っていたので、オリジナル盤はさぞかしと期待していたんだけどなあ。そこでレベルを補正して聴きなおしてみることにした。国内盤は帯域の上下の低下を補正したHiFi調。オリジナル盤は中域が充実した濃密な音。こっちで良いのだ。オリジナル盤には単なるHiFi調とは別の良さがあるんですよね。
他にもいくつか国内盤を買ったのですがその中からデニー・ザイトリン「カセクシス」。これかなり前から状態の良いLPを探していてやっと見つけました。ジャケットに「ユニーク・エキサイティング・ジャズ・ピアノ」と書いてありますが、今聴くとこの手のピアノ・トリオはごく普通です。エバンス派のクール美メロ系ピアノ。派手さはありませんが聴けば納得のピアノ・トリオです。1964年の録音。最近この手のピアノ・トリオは何か薄っぺらいのが多いですよね。
さて話題かわって、レコード・ハントのあと下北沢のジャズ喫茶「マサコ」へ行ってきました。ここは店員さんが全て女性なんです。ここにちょっとエキゾチックなファッションのカワイイ店員さんがいるんですが、ある時ジャコ・パストリアスのCDがかかっていて、見たことがなかったので(私ジャコのCDをかなり持っています)、その店員さんにお願いしてケースを見せてもらったんです。そしたらその店員さん「私もジャコが好き」と言うんでジャコについて少し話しをしたんです。それとジョン・スコフィールドのCDをリクエストしたら覚えていてくれて、その後お店に行った時にジョン・スコフィールドのCDをかけてくれたりしたんです。行くといつもその店員さんがにっこり挨拶をしてくれるのでオジサンは気分が良いのです。
さて音のほうはというとちょっとモッサリ気味かな。あと選曲がおもしろい、普通のジャズ喫茶のイメージとはちょっと違う曲がかかるんです。まあ下北沢のイメージには合っている気がしますけどね。
今日はかの店員さんはお休みでもう少しお姉さんな店員さんがいました。この店員さんも下北沢に合うファッションです。会計の時にかかったCD、LPのことを少し話すのですが、いつも軽くいなされてしまいます。それも楽しんじゃうんですけどね。
今日はこんなところでおしまし。日に日に長文化してる?
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今日はアナログ・プレーヤーの話。今2台のプレーヤーを常用しています。
1台はROKSANのRADIUS3、結構珍しいと思うのですがアームSME3009Rを搭載しています。購入当時すでにシェル一体型アーム付のプレーヤーが主流で、オルトフォンのカートリッジSPUが取り付けられるアームが付いていてそんなに高くないものとなるとこれでした。オーディオ・ユニオンで買い、推奨されるままSME3010Rを取り付けたんですが、これSPUを取り付けるとオーバーハングが調整しきれなかったんですよ。しばらく我慢していたんですがやっぱり気分がよくないので、結局3010Rを売って3009Rを買いなおしました。そうそうアームサイズの関係でダストカバーは上に載せるだけになってます。
音のほうは噂どおり鳴りっぷりが良く、高域に少々華やかな感じがあります。これはターンテーブルがアルミの単盤で鳴りやすいことによるものだと思います。シートもフェルトの薄いものなのでダンプがされません。私は華やかさを抑えるため東京防音のゴムシートを乗せています。 使いこなしの注意点があります。これ凄く静電気がたまりやすいです。サブターンテーブルがプラスチックなのでターンテーブル上に発生した静電気がどこへも逃げないためです。レコードにもよりますがレコードをはずす時、盛大にパチ・パチ・パチっと。レコードに一挙にゴミが吸い寄せられます。そこで写真の静電気除去器が必須となります。 これだからアナログは大変だ!
もう1台はDENONのターンテーブルDP-80をキャビネットDS-300に載せたもの。アームは名機FR-64fxです。秋葉原ハイファイ堂で中古を買ったのですが、その時はFR-64Sが載っていて、値段はほとんどアームの値段だと言われました。これ学生時代の私にとっては夢のプレーヤーだったんです。やぱりRADIUS3にはSPUより軽量カートリッジだろうということで、SPU用のプレーヤーを探していてこれに決めました。FR-64SにSPUは良いですね。SPUの音がしっかり鳴るようになりました。
でも心移りが激しい私、こっちにも軽量カートリッジが取り付けたくなり、FR-64Sではどうにもならないので、軽量カートリッジ対応アームでキャビネットを加工しなくて済むもの。何が良いか?ということでFR-64fxに白刃の矢が当たったわけです。さてどうやって見つけるか?オーディオ店にもほぼ出ません。ということでYahoo!オークションに参加。しばらく探して見つけました。これにSPUなど重量カートリッジ用の錘も付いていたので、FR-64Sはしばらく保管した後オークションで売ってしまいました。
数年使用すると、今度はDENONのターンテーブルにありがちなサーボが効かず高速回転するようになってしまいました。ウーンどうしよう、オークションで動くものを見つけるか? そこで奮起!自分で修理しよう! 多分劣化しやすいトランジスタが壊れたんだろうからそれを交換すれば治るはず。でもどのトランジスタが壊れているかわからない。エエイすべて交換だ!さあ大変これ非常にたくさんのトランジスタを使っているんです。すでに製造中止のものがほとんど。トランジスタ・ハンドブックをにらみ仕様互換のものを見つけ、秋葉原で何軒も回ってやっとそろえました。ついでにカスタムIC以外のIC、フォトカプラ、電解コンデンサも全て交換。半田付けも全てやり直し。ヤッター治りました。これであと10年くらいもつでしょう? これだからアナログは大変だ!
カートリッジの話はまた後で。アナログとの奮闘は続くのであった。
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最初に買ったジャズのレコードは日野皓正「ダブル・レインボー」。25年ほど前の話です。当時オーディオが趣味だったことから、雑誌でとりあげられる高音質レコードがほしくて、そうなるとやっぱりクラシックかジャズ、ということで買ったジャズの1枚。今考えると内容は初心者向きではないのですが・・・。その時もらったチラシに「ビッグ・ジャズ・フージョン23」というのがありました、マイルス、ウェザー、ハンコックの再発廉価盤23枚のチラシです。その中からマイルス、ウェザー、ハンコックの各1枚を買うことにしました。
そこで今日の話題。そのチラシの推薦コメントをよ~く読んでマイルスは「パンゲア」を買ったんです。超名盤「ビッチェズ・ブリュー」よりも先に。(ウェザー、ハンコックの話は後ほど) これLP2枚組みなんですが、2曲つまりLP1枚A、B面で1曲(今ではCD1枚に1曲なので続けて聴けます)なんで、1曲の途中でLPをひっくり返さなければならなかったんですよ。当時は長いだけでジャズって凄いなあ~と思いました。この2曲、実際には数曲が続けて演奏されているんですけどね。当時マイルスが各曲のタイトルを公表してないので、適宜「ジンバブウェ」「ゴンドワナ」となっています。本当のタイトルを知りたい方は中山康樹さんが書いた名著「マイルスを聴け!」を読んでね。
聴いてビックリ、音質が悪い、混濁どろどろのLoFi。まあライブ録音で録音環境も良くなかったんでしょう。 デモソンナノカンケーネー! ナンナンダこのカッコ良さは!レジー・ルーカスのチャカチャカ・ギター、アル・フォスターのシャンシャン・ドラム、マイケル・ヘンダーソンのグルングルン・ベース、ムトゥメのポコポコ・パーカション、そこへマイルスの脳天直撃ワウワウミュート、ピート・コージーのギヨンギヨン・ギター、ソニー・フォーチュンのサックス(頑張ってます)がかわるがわる現れては消え、へービーで混沌とした世界をつくりだします。でも奥にマイルスのクールで覚めた視線が鈍く光っています。あの目で・・・怖いよ~。とにかくマイルスの考えた音楽をメンバーが手足となって見事に表現しています。こんなバンドが存在していたとはマイッタ! でもこんなことやってると体と心がぼろぼろになりますよ。案の定マイルスはこのあと引退長期休養となります。
後で考えれば悪い音質も含めてこれでいいんですよ。これがマイルスの表現したい世界なんです。そうそうこれライナーノーツに「できるだけ大きい音で聴いて下さい」と注意書きがあります。ご近所迷惑にならない程度にそうして下さい。ちなみにこの時期はオーディオ全盛期だったことを考えると、大きいスピーカーでの大音量なんですけどね。ライブが再現されます。
マイルスの1枚といったら、私は迷わず「パンゲア」です。 前述中山康樹さんの「マイルスを聴け!」初版が出た時、読んで感激しました。だってジャズ批評界ではエレクトリック・マイルスは認めないなんていう意見が根強い中、どうどうとこれが良いことが書いてあったんですから。他にも「そうそうそうなんだよね。」(ジャズ批評の大御所に失礼)ということがたくさんありました。今日はこんなところで終了。
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はじめまして。「いっき」(注:子供の頃の私のあだな)です。これからJAZZとオーディオなどについて書いていきますのでよろしくお願いします。
さて、昨日わが街甲府のKIPSに「ディナ・デローズ」さんが全国ツアーでやってきましたので、見に行った感想などを少々。 ディナ・デローズさん、新宿ディスクユニオンでCD(写真上)を買って、そのさりげないスインギーなピアノプレイとキュートな歌声に惚れたんですが、さっそく生で見られるなんて幸せです。
最近の甲府中心街かなりさびれてます。火曜日ということもあり、客は入るのかなあなんていらぬ心配も・・・。まあジャズストリートなるイベントが開催されるくらいなので需要はあるんでしょうが。結果、KIPSの常連さんだろう方などそれなりに入りました。ちなみに私は始めてKIPSへ行きました。(こういうのネットとか活用してもっと宣伝できないのかなあ?)
今回ディナさんはピアノ・トリオで来ました。ベースはマイケル・ジスマンさん、ドラムはアキラ・タナさんです。んで、ディナさんは控えめでチャーミングな笑顔のかわいい人でした。上記のCDと同じく「スピーク・ロウ」から演奏は始まりました。ピアノは軽快でとってもスインギーで心地よく、まさに正統派ピアノ・トリオ。そこにキュートでジャジーな歌も歌っちゃうんだから凄い。
場も和んできて、曲の途中で別の曲をちょっと引用したり、ベースやドラムとのグッドなやりとりをしたときにニッコリ微笑むんですが、それがかなりかわいかったです。2セット目では歌い出したらキーが高くて途中でキーを下げたり、アンコールの「ホワイト・クリスマス」では歌詞がわからないかもしれないので助けてくれとか、お茶目なところもあり、始終良い雰囲気のライブでした。シダー・ウォルトン作「ボリビア」なんかはかなり盛り上がって楽しい演奏でした。
最後にCD(写真下)tpマービン・スタムとのデュオを買ってサインをもらいました。ミーハーな私です。そうそうその時にディナさんとの2ショット写真を撮ってもらったのですが、あれは誰のカメラで撮ったのでしょう? 楽しいライブでした。
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