コメントからの問い合わせへの回答

DP-2000の回転を調整するボリュームがどこにあるかという
問い合わせがありました。

回転数に関わるボリュームは下記写真の赤枠部分です。
写真の下側が33回転用で、上側が45回転用だったと思いますが、
記憶があいまいです。

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「回転数調整」と書かず「回転数に関わる」と書いたのは、
それがクォーツロックするかしないかを調整するボリュームだからです。

ストロボが多少流れている状態でそのボリュームを回すと
ある範囲でストロボがピタリと止まります。
その状態がロック状態です。

問い合わせいただいた回転数が遅い状態がロックが外れた状態ならば
このボリュームで調整できると思います。
もしどこかが壊れて回転数が遅くなっているならば調整できないと思います。

参考になるようでしたら幸いです。

DP-2000は入手したり手放したりで、
今手元に残っているのはこれだけ。4台目だったように思います。
何台か持っているレコードプレーヤーと入れ替えながら使用しています。
トーンアームはDP-1600から外したものです。
もちろん例の壊れやすいトランジスタは全て交換してあります。

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DP-2000はお気に入りです!

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レコードプレーヤー探訪 YP-D5

モーターというか回転制御基板が見たくて入手。
ヤマハのYP-D5、ヤフオクジャンクで1100円です。
このレコードプレーヤーは意外と落札価格が高いのですが、
私には理由が良く分かりません。

ジャンクなので外観は悪いです。
赤色の45回転アダプターがかわいいw。

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独特なデザインです。
手前のアルミパネルがモダンな雰囲気ではありますが、
全体としてはどこか垢ぬけないデザインだと思います。
細いトーンアームは当時人気の軽針圧カートリッジ対応。

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オートリターン機能付き。
トーンアームの駆動力はモーター軸から得ています。
レコードのエンド検出はメカ式。

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トーンアームは独特なデザインで、
その後のP-XXXシリーズのレコードプレーヤーへつながるもの。
アームパイプに取付けたサブウェイトをスライドさせて、
針圧をかける方式です。

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高さ調整できます。
上下動をガイドする丸棒にアーム可動部を固定する方式は、
ヤマハレコードプレーヤーお得意の方式。
これはその丸棒が細めなので強度的に不安ではありますが、
トーンアーム本体が軽量なのでこれで良いのでしょう。
ベース部分はプラスチック。

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底板にゴム脚を直付けしていて高さ調整不可。

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その底板は薄くて安っぽいもの。

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中身は比較的スッキリしています。
オートリターンはメカ式なので、
電気回路はモーターの回転制御のみ。
メカ部は薄めの鉄板に組まれています。

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モーターは扁平タイプで、
ビクターのQL-A2、QL-F4と同じです。

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この回転制御基板が見たかったのです。
ビクターはモーター駆動トランジスタがディスクリートでしたが、
こちらはIC化されています。
部品数が少ないので信頼性は向上します。

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トーンアームコード接続部のシールドケースは小型。
赤色のマイクロスイッチはモーター回転ON/OFF用。
ですのでトーンアームを動かすとプラッターが回転します。

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縦型ラグ板ではなくプリント基板を介してアームコードへ接続。
これは分解中の写真なのでマイクロスイッチは取り外し済み。

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電源トランスはキャビネット上面から吊るして取付け。
メカ部を取付けた鉄板はアースに接続しています。

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防振ゴムを介して取り付けられています。

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掃除して使う気にもなれないので分解中。
手前のアルミパネルはしっかりしたもので、
そこにスイッチが取付けてあります。
「PLAY」と「CUT」はメカスイッチなので、
機構を押すための丸棒しかありません。

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メカはシンプルになっています。
鉄板にプラスチックを射出成型して機構を形成しています。
写真右下の四角穴部分をスイッチの丸棒で押すことにより、
動作するようになっています。

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筐体の他の部分は適度な厚さの板なので必要強度はあるでしょう。

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トーンアーム支持部は全てプラスチックで構成。
そのため非常に軽量に作られていて「華奢」そのもの。
私はこういうプラスチッキーなトーンアームが嫌いです。

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電気パーツ(モーター以外)はこれだけしかありません。
合理的な設計は好きです。

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電源スイッチはランプ部分が別の機構になっています。
当時のヤマハアイコンの正方形自照スイッチ。

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このモーターは前述のとおりビクターQL-A2、QL-F4と同じもの。
ローターマグネットとステーターコイルはそこそこ大きいので、
トルクはそれなりにあると思います。

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この独特形状のプラッターを使ってみたくて入手したところもあります。
外周部は薄く、半円柱で慣性質量を少しかせいでいます。
外から見ると重そうですが、肉厚がないので軽量1kgです。
またアルミダイカストの成型精度が悪いように見えます。

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恒例、モーターだけで回してみました。
クォーツロックなので回転は安定しています。
モーターと制御基板を接続するコネクタが接触不良ぎみ。
悪条件保管で劣化したものと思います。
モーター駆動ICに放熱器がないためか、かなり熱くなります。
ここまで熱いと寿命が気になります。

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このモーターでレコードプレーヤーを再構築するかは不明。
部品一式は保管しています。

最後にYP-D5を解剖してみての感想。
私にとっては魅力的なレコードプレーヤーではありませんでした。
これのどこが良いのだろうか?

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明けましておめでとうございます!

新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

恒例、自宅から見える元旦の富士山。

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元旦の甲府は快晴で暖かいです。

良い年であることを祈りつつ。

のんびり過ごしています。

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良いお年を!

かなりの期間ブログを更新していませんでした。

ネタはたくさんあるんですけどね~。

今年、ブログを見てくださった皆様。

どうもありがとうございました。

最後までこのネタで~す。

何度か改造して今はこうなっています。

SONY PS-2350のキャビネットを使って、

他のレコードプレーヤーからパーツ取りしています。

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中身はこんな感じ。

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TRIO KP-F7のモーターと回転制御基板になっています。

電源はキット売りの3端子レギュレータ電源です。

結構気に入ってます。

良いお年を!

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レコードプレーヤー探訪 QL-F55

これもまたモーターが見たくて入手。
ビクターのQL-F55、ヤフオクでジャンクを1000円落札。

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ダストカバーの蝶番が1個ありません。
はなからこれを使う気はないのでO.K.。
ばらして中を見て、モーターが使えそうなら使ってみるか
というところです。

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ゴムシートの表面はレコードが滑らないように独特な仕上げ。
この頃流行りのローマスストレートパイプのトーンアームは
見るからに華奢です。

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ダストカバーの蝶番が1個ないのといい加減な梱包のせいで、
トーンアームは輸送中に根元からポッキリ折れてしまっていました。
ご覧のとおり根元がプラスチックなのでこうなります。
普及品はここがプラスチック製の場合が多いです。
トーンアームを支える部分がプラスチックだと使う気になりません。

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プラッターを外すとこんな感じです。
外周が薄いプラッターしか取付けられません。

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薄くて外周も厚くない軽量プラッターです。
ダブルサーボクォーツ制御なのでプラッターの慣性質量に頼る必要なし。
ということなのでしょう。
しかしレコードを乗せるベースとしては頼りないです。

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クォーツロックを外せばピッチ調整可能。

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ピッチの変化を示すアナログチックなメーターはチープなメカ式w。

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底板は鉄板なのでそこそこ剛性はあります。
まあこれはハウリング対策の重量増が大きな目的。
脚は外してあります。脚の写真は撮り忘れました。

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脚はこの底板ではなく強度不足なプラスチックキャビネットへ取付け。
底板には脚を取付ける部分を通す穴が開いています。
鉄板とは言え比較的フラットな形状なので剛性は低めだと思います。

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フルオートメ式の割に中は余裕があります。
筐体は薄めのプラスチック製なのでリブがあっても剛性は低いです。

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フルオートメカは意外とコンパクトにまとまっています。
それほど複雑ではなさそうです。

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このモーターが見たかったのです。
お決まりのチープな扁平モーターでした。
扁平モーターは軸受けに磁石の吸引力もかかるので、
軸受け底部がプラスチック製のものは敬遠したいです。
モーターの回転制御基板はモーターと一体化しています。

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電源トランスは防振ゴムを挟んで取付けてあります。

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モーターと電気部品を取り除いた筐体は複雑な形状。
射出成型するための金型が高いので、量産しないと元がとれません。

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電気回路はモーターを回すだけなので部品構成はシンプル。
これもマイクロスイッチで電源をON/OFF。

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回転数制御基板はIC化により部品数は少ないです。
前の記事で紹介したヤマハP-650と同じICがあります。

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モーターコイルは薄いので回転トルクは多くないでしょう。

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ローターマグネット下の基板にFGのくし形パターンがあります。
ローターの軸は太めでなので剛性は高いでしょう。

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さて、いつものようにモーターだけでプラッターを回して遊びました。
オーレックスSR-355(前に解体して保管していたもの)のプラッターを乗せ
(篏合部は合う)、30分くらい回したらモーターが回転しなくなりました。
プラッターが重いので駆動ICが過負荷で壊れたのか、
コイルが焼き切れたのかは不明。
ジ・エンドです!

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全てガレキとして捨てました。
定価¥49800なりのレコードプレーヤーです。
簡単にレコードを聴きたい人向け。
今こうして見ると、この価格帯に技術的な能書きは不要だと思います。

さて、ここでモーター考察。
下の写真は左から本機、ヤマハP-650、オーレックスSR-Q55。
モーターベースの形状、制御回路構成、基板一体化有無などの違いこそあれ、
同じ型式「TK-MF1 94V-1」と記載があります。
軸受の太さも同じくらいで、ローターの形状も似ていました。
同時期に保有しておらず写真比較なので断言はできないですが。

P156_20240818133101

また下の写真は本機(上)とヤマハP-650(下)の回転制御基板です。
基板型式は「MDC-944G」と「MDC-944B」で、レビジョン違いのみ。
どちらもモーター駆動ICはVC5021で、クォーツ制御ICはVC4046です。
「VC」ってビクター製ってことなのか?
本機はダブルサーボということなので、
MSH4001RS周辺の部品がその回路と予想。

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こうやって比較してみると、モーターは1社で製造していて、
納入するメーカーによってカスタマイズしていたらしいことが分かります。
モーターを作っていたのは、
日本サーボ(現ニデックアドバンスドモーター)と考えるのが妥当か?
当時の普及レコードプレーヤー製造の状況が見えてきて面白いです。

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レコードプレーヤー探訪 P-650

これもモーターが見たくて入手したレコードプレーヤー。
ヤフオクジャンクで1,000円。
外観はまあまあです。
ダストカバーを閉めたまま操作できるボタン配列になっています。

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ダストカバーの蝶番がありませんが
これを修理して使う気はないので問題なし。
出力コードは細めです。

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ターンテーブルマットには放射状のスリットが入っています。
奥3分の1ほどが1段高くなった独特形状のキャビネットは、
この頃のヤマハレコードプレーヤーのアイコンでもあります。

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プラッターが収まるところの形状から、
プラッターの外周が薄いことが分かります。

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トーンアームの駆動力はモーターから得るタイプです。
レコードエンド検出はメカ式。

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トーンアームはこの頃流行りのストレートローマスタイプ。
私はこういう華奢な作りのトーンアームが嫌いです。
茶色の汚れは置いてあった輪ゴムが熱で溶けた跡か?

パイプホルダーを大型にして視点から30mmを2重構造にしたらしいですが、
そのホルダー部分(垂直に可動する部分)がプラスチック製では、
説得力がないように私は思います。

ヤマハの普及価格レコードプレーヤーはここがプラスチック製のものが、
多いように見えます。
なのでプラスチック嫌いの私はヤマハレコードプレーヤーを使う気になりません。

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トーンアームパイプ上のサブウェイとで針圧を印加します。

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バランスウェイトの中は中空で軽量になっています。
当時はローマスMM型カートリッジが主流で、
このレコードプレーヤーで重いMCカートリッジを使う人を
想定していないためこれで良いのです。

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底板にゴム脚を直付け。
この小型ゴム脚でハウリングマージンが向上するか疑問です。
向上とは言っても微々たるものなのでしょう。

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底板は薄めのプラスチック製で、リブがあっても剛性は高くないでしょう。

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フルオート機なのでメカはありますが意外とスカスカ。
キャビネットはBMC材らしいですがそれほど厚くないし、
剛性は高くなさそうに見えます。

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見たかったモーターはこの頃主流の扁平小型モーター。
回転制御基板と一体型ではあるけれど、
前の記事で紹介したSR-Q55と同系列のものに見えます。

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回転制御基板はIC化により部品は少なく、
モーター駆動部はパワーIC化されています。

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複雑で繊細そうなフルオートメカは鉄板の上に組んであり、
モーターもその鉄板に取付けてあります。
キャビネット直取付けの場合、
外力や経時劣化などでキャビネットがゆがむと、
メカが動かかなくなってしまうのでこうしてあると思います。
また鉄板にフルオートメカを組んでからキャビネットに取付ければ、
組み立ての効率が良くなります。

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主電源のON/OFFは電源トランス近くのマイクロスイッチで行っています。

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電源トランスはきちんと防振ゴムで取付けていて、
出力コードはプリント基板を介して取付けています。

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プラッターは高さが高くて、外周は厚くなっていません。
コギングがないモーターということですし、
重くて慣性質量が大きいと小型モーターの負担になるだけなので
これで良いのです。

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ローターを外してみました。
軸は太めなので安心感があります。
プリント基板のコイル配線色の日本語表記とかに
SR-Q55のモーターと類似点があります。
このモーターも日本サーボ製なんでしょうかね?

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モーターコイルは薄いので回転トルクはさほどないでしょう。

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いつものとおりモーターの電気系を外しました。
このモーターでレコードプレーヤーを再構築する気はありません。

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P-650は定価¥49800なりのレコードプレーヤーです。
当時の実売価格は4万円台前半くらいだったと思うので、
オーディオにも一応興味があります程度の人向けとしては合格点か?

前に自作レコードプレーヤーにサンスイレコードプレーヤーのプラッタを
取付けてみたと書きました。これです。

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それに今回のヤマハレコードプレーヤーのプラッターを換装しました。
ストロボパターンはないので、ストロボライトは撤去。
実はこれもやってみたかったのです。

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このレコードプレーヤーはこれで落ち着きそうです。

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レコードプレーヤー探訪 SR-Q55

自分で言うのも何ですが、
私は好奇心の塊なのでとにかく色々なものが見てみたいです。

今回はオーレックスのSR-Q55が餌食となりました。
ネット上に情報はあまり上がっていないと思います。
ヤフオクで1円落札。

はっきり言って超汚いです。
悪環境に保管されていたことは間違いありません。
ダストカバーは再利用不可。
ソニーのカートリッジとヘッドシェルが付いていたので、
それをヤフオクで売れば送料の半分くらいにはなるでしょう。

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クォーツロック・フルオートプレーヤーです。
プラッターの外周に1ヶ所レコードサイズ検出用の突起があります。

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メカ式レコードサイズ検出ってどうなんでしょうね。
まあこのレコードプレーヤーを買う人は利便性重視でしょうから
これで良いと思います。

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トーンアームの駆動力はモーターの軸から取るタイプ。
右端の白いレバーとプラッターの突起でレコードサイズを検出。

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プラッターは軽量でペラペラ。

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トーンアームの支持部はプラスチック。
フルオートメカにコストがかかる中級機なのでこの辺りは当然の選択。

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底板は薄い板で、安っぽいゴム脚が直に取付けてあります。

P101_20240728133101

この板、何という名前なのでしょうか。
昔のテレビ(ブラウン管使用)の裏板とかに使われていたアレです。
強度は低いです。

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キャビネットは薄いプラスチック。
リブで強化していますが剛性は低いです。

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複雑なフルオートメカは鉄板上に組まれています。
この状態で中身は良く見えません。
これを組み立てるにはかなりの工数がかかるでしょうけれど、
人件費が安かった頃の日本では安く組み立てられたのでしょう。

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アームケーブルの接続にはプリント基板を使用。

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電源トランスはきちんとゴムを介して取付けて防振しています。

P106_20240728133101

いつものことですが、このモーターが気になっていました。
右側に強度を補う鉄板が共締めされています。
やはり鉄板モーターは強度不足ということか。
軸受部がプラスチックというのが気になります。

P107_20240728133101

この頃主力の扁平マグネットの小さめのモーター。

P108_20240728133101

モーターはボスを介してフルオートメカの鉄板に取付けいます。

P109_20240728133201

モーターのローターを外してみました。
軽量プラッターの割には軸が太めです。
ローター磁石の一部に焦げたような跡があるのが気になります。

P114_20240728133201

クォーツロックの回転制御基板。
クォーツ制御部は東芝のカスタムICになっています。
モーター駆動はディスクリートのトランジスタです。

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フルオートメカボードを裏返してみました。
複雑な機構になっています。
こんなの今日本で組み立てたらコスト爆上がりですw。
レコードエンドの検出はフォトセンサーになっています。

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またまたやっています。
モーター駆動の電気回路部分を取り出しました。

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きちんと回ってロックがかかります。

P113_20240728133201

このモーターを使ってレコードプレーヤーを
再構築する気持ちにはなりませんでした。
結局壊してガレキとなりました。

リバースエンジニアリング?
ただ壊しただけですw。

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