レコードプレーヤー探訪

前から気になっていたレコードプレーヤーを落札しました。
パイオニアのPL-1250S、毎度のジャンク品で1000円。
木目調でないこちらは人気がないので安いです。

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不安定ではありましたが回転しました。
タバコのヤニコーティングはいつもどおりですが状態はそれほど悪くなく。
付属の針折れカートリッジはそのままリサイクルします。

早速裏返してみました。
鉄板の底板はなかなかしっかりしたものです。
脚は底板に取付けられています。

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底板にはアース線がつながっていますので開ける時にはご注意を。

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底板が鳴かないようにゴムと木片でダンプしてあります。
こういうところに昔の製品の真面目さが出ています。
昨今の合理化設計ではこうはいきません。

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マニュアル機なので中身は簡素です。
外周枠は二重になっていてなかなかしっかりした筐体です。

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驚いたのはトーンアームの下に5mm厚の鉄板を入れてあること。
重量で安定感を増すスタビライザー効果があります。
アームコード引き出し部にシールドケースがないのは価格なりか。

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モーターも鉄板ベースを介して筐体に取付けてあります。
もちろん電源トランスはゴムを介した防振取付けで手抜きなし。

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モーターはこの当時の色々な機種に搭載されたもので日本電産製らしいです。
モーターの金属ベース部の形や回転制御基板にはいくつか種類があります。

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これは回転数検出にフォトエレクトリック・パルス検出方式を採用しています。
発光ダイオードとフォトトランジスタで、スリットを通過する光の点滅をカウント。
この方式はテクニクスのSL-55、ラックスマンのPD131でも採用しています。

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ローター部もステーター部も普通のもので可もなく不可もなし。
軸受けオイルの劣化はあると思うので交換しました。
オイル交換後ローターが納まるまでにかなり時間がかかりました。
軸受けの精密加工ぶりが分かります。

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回転速度調整ボリュームの接触不良は回転数変動に直結。
取り外してクリーニングするのは面倒なので接点復活剤で処理しました。
トーンアームのがたつきは垂直/水平回転軸ともに僅かにあります。
このくらいなら気にすることはないでしょう。
アームリフターはゆっくり降下します。

回転がとても安定しているのでオーディオラックに据え付けました。
掃除したら外観はそこそこきれいでトーンアームのシルバーが映えます。
木目調は見飽きたのでシックなグレー仕上げが気に入りました。
ターンテーブルマットはブチルゴムの愛用品に交換。

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特に高級品は必要なく、これで充分良い音だと思うんですよね~。
PL-1250Sは良いレコードプレーヤーだと思います。

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このレコードプレーヤーは結構気に入りました。
これとビクターのJL-B31の2台体制にしてしまっても良いかも?

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こんなのアリですか?

DD-100のトーンアームを生かせないものかということで無茶しました(笑)。

ハードオフで見て気になっていたレコードプレーヤーを買ってきました。
ベスタクスのPDT-4000、DJ用ターンテーブルです。
ジャンク品で「チェック時回転しました」というもの、1166円也。
お店でターンテーブルを手で回したら、
とにかく回転がスムーズだったので気になっていたのです。
ACサーボモーターだという情報があったので余計気になっていました。

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トーンアームの錘がなかったりしてこんな状態なので安いのでしょう。
買って帰って早速回転するか確認。
ACプラグをつないでスイッチを押しても回転しません?
これはゴミをつかまされてしまったかと、修理が面倒・・・。
しばらくがっかりして良くみると、後ろに電源スイッチがあるではありませんか。
スイッチONで無事回転しました。ふぅ~。

クオーツロックをONしておけば回転数を調整する必要はありません。
プラッターの下側にある2本のストロボパターンは33回転用(50Hz、60Hz)。
滑らかな回転はさすがACモーター。
電子ブレーキ付きなので回転は素早く停止します。

モーターの回転数検出機構が上から見えます。
モーターには上蓋がないようです。
ローターを抜くにはこのプラスチック板を剥がすのでしょうか?

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裏返すと脚は底板に取付けられています。
取付け位置が左右対称ではなく、重量バランスを考慮しているのは珍しい。

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底板の厚みはそこそこあってしっかりしています。
最近のレコードプレーヤーDENONのDP-500Mと似た筐体構造です。

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マニュアル機なので中身はシンプル。
モーターと回転を制御する基板くらいしかありません。
驚いたのはモーターとトーンアームを厚い鉄板に取付けて一体化してあること。
モーター支点とトーンアーム支点を明確化するメカニカルショート構造です。
DJターンテーブルも侮れませんね~。

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このモーターが強固でなかなか良いです。
手荒に扱われるDJターンテーブルなのでひ弱なモーターではダメなのでしょう。
電源トランスは筐体に直接ネジ止めされていて振動対策がないようですが、
実はモーターとトーンアームを固定する鉄板の方が、
ゴムを介して筐体に防振取付けされているのです。

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この鉄板がなかなかの厚さで頼もしい。
モーター駆動用トランジスタを鉄板に取付けて放熱しています。
トーンアームから出る線はシールドなどなくコネクタ基板に直付け。

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トーンアームを取付けているナットを外せばトーンアームは外せます。
外してビックリ! トーンアームは重い金属円柱がベースになっています。
ベスタクスがこんなところにお金をかけていることを知っていましたか?
こういうことが音の良さ(音溝の忠実な音声変換=ハイファイ)につながります。

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筐体上部のプラスチック部分はインサイドフォースキャンセラーと、
アームレストだけなのでトーンアームを支えるのとは無関係です。
アームリフターがないのはDJ用だからでしょうしコストカットもあるでしょう。

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何っ!この中途半端な穴は。
メカニカルショート構造を生かすには下の鉄板に取付けたいところです。
トーンアームの取付け中心位置はモーター軸中心から215mmです。
DD-100はこの距離が220mmなのであと5mmずらす必要があり、
つまり鉄板の穴も広げなければなりません。

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木の部分はカッターで少しずつ切取りました。
鉄板が厚いので穴を広げるのに一苦労。
何とも雑な作業です(笑)。

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裏からネジ止めするのですが、1カ所鉄板が干渉し上手くナットが締められず。
おかげでトーンアーム取付け位置が少し内側になっています。
面倒なので取り敢えずこのまま。
トーンアームから出る線もノイズ対策などせず放置(笑)。

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何とかトーンアームは取付けられたのですが見た目はヒドイものです。

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こんなものですがオーディオラックに収めてしばらく使うことにしました。
特に問題なく使え、十分まともで良い音を聴かせてくれます。
モーターやトーンアームがまともな物なので当然でしょう。
それにしてもベスタクスのデザインセンスはダサ過ぎでしょっ!
この日本的な侘び寂び漂うダサさ(笑)はある意味強烈な個性です。

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レコードプレーヤーを使用しない時、
ダストカバーはDD-100から外したものを取り敢えず乗せています。
そのうち手ごろな大きさのダストカバーを入手して取付ける予定。

DD-100の筐体及びモーターはガレキとして廃棄してしまいました。

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DD-100その後

トーンアームのがたつきがひどいと思っていたレコードプレーヤーDD-100、
実はそうでないことが分かりました。

DD-100はリサイクルしても大した値がつかなそうなので、
トーンアームでも交換して遊んでみることにしました。
モーターはいまいちなのになぜか廃棄しようと思えないこのレコードプレーヤー。

で、トーンアームをとりあえず外してついでに分解してみると、
何と水平回転部分はワンポイントサポート方式ではありませんか。
この尖がったニードルの上にアーム本体が乗っかっています。

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乗っかっているだけなのでアームを大きく動かすと外れてがたついてしまうし、
水平回転部の許容される傾きが小さいので少し傾けると当たってしまうのです。
ニードル部分は金属パーツを介して固定されています。
インサイドフォースキャンセラーとアームリフターを取付ける部分はプラスチック。

ニードルを受ける部分がこちら。

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この部分はプラスチックだと思ったのですがアルミ削り出しでした。

この裏側のネジを外せばバラせます。
写真は再組付け後のものなのでネジロックが剥がれています。
アームベース部もアルミ削り出しでした。

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というわけで結構しっかり作られているトーンアームなのでした。
アームコードを再度ハンダ付けしてこのまま使うことにしました。
トーンアームから出ている線が細くて老眼の私には辛い作業です。

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回転制御回路もちょっと修理。
モーターコイル駆動トランジスタの脚が真っ黒けだったので交換しました。

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2SB562Aと2SD468Aが使われています。
両トランジスタともに秋月電子の通販で現行品が買えます。

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トランジスタの交換でトルク不足が改善されるかも?
と思ったのですが改善されませんでした。

このトーンアームは高さ調整もできます
なかなか優秀なトーンアームだと思います。
モーターがお粗末なのが残念。

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普通に聴けたのはトーンアームに問題がなかったからですね。
改めて聴いて十分音楽は楽しめると思いました。

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レコードプレーヤー探訪

珍品レコードプレーヤーをヤフオクで落札しました。
TOAのDD-100です。
TOAって構内放送機器とか作っているメーカーでしたっけ?

どんなものなのか気になって落札してしまいました。
この出品者も梱包がいい加減で、エアキャップシートに段ボール巻のみ。
1000円落札なのでそれもやむなしと言えばやむなしではあるけれど。
プラッターが中で外れていましたが大事には至っていませんでした。

このレコードプレーヤー、外観からして安物であることは確かです。
汚れはそれほどではありませんでした。

P69

いきなりがっかりしたのはトーンアームがガタガタだったこと。(勘違いでした)
これまで経験した中の最悪レベルのひとつです。
そのトーンアームはベース部から始まって軸回りもプラスチック製。
(これも勘違いで、アルミ削り出しでした)
これでは耐久性がないのは当たり前です。
きれいなのはプラスチックで錆びないから。(アルミでも錆びていなかった)

※がたつきだと勘違いしたのはその構造にありました。
  内容詳細については次の記事を参照願います。

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回転は最初安定調整できなかったけれどしばらく回していると安定しました。
長い間動かしていなかったので軸オイルが固着していたのでしょう。
ただし回転調整ボリュームは速い方ぎりぎりくらいで調整できる状態です。

脚は薄めの底板に取付けられています。

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底板を外してビックリ! モーターは扁平型でした。
私は扁平型モーターが嫌いなのでなおがっかり。
マニュアルプレーヤーなので中身はスカスカ。
外周は薄めの板ですけれど底板を固定する部分は補強されているのでまあ良し。

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トーンアームの出力ケーブル接続部はほんの気持ち程度のシールド板付き。

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回転制御基板はシンプルです。
コイル駆動トランジスタも小型のもの。

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モーターに貼ってあるシールに「FUJIYA AUDIO CO.」と書いてあります。
扁平型モーターは基盤が薄い鉄板なのがN.G.だと思います。
私としては重いプラッターを支えるには強度不足な気がします。
この機種は鉄のアングルでキャビネットに固定しているので、
ボスで固定しているものよりは強度的にはましです。
電源トランスが防振取付けになっていないのは安物ならでは。

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モーターのカバー、手前左にはネジの締め過ぎによる亀裂があります。
ネジロックは外れていないので製造時の締め付けトルクが強く、
プラスチックの経年劣化でヒビが入ってしまったのでしょう。
それにしてもちゃちなモーターです。

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カバーを外す時に亀裂部が欠けてしまいました。
単なるカバーかと思ったのですが違いました。
回転数検出部があります。

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上下に互い違いの検出片が見えます。
ここで磁界を検出して回転数に変換するようです。
このタイプは初めて見ました。

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モーターのローターは下部が駆動磁石で上部が速度検出磁石です。
左側に欠けたカバーの一部が落ちています。

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ローター部のシャフトが短いです。
これではスリコギ運動しやすいでしょうし摩擦抵抗も大きいはず。

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ステーターコイルはスロットレスでコアレスです。
軸受け部も強度不足感アリアリ。
コイルは4つで偏った配列。

P80_2

う~ん、いかにも低コストモーターという感じです。
これだけシンプルだと量産性は良さそうです。
トルク変動が少ないことよりは低コスト製造できることが
こういうモーター開発の本当の意図のように思えてなりません。
レコードプレーヤーのモーターならこの程度で十分だろうという割り切り。

ローター磁石とステーターコイルの隙間が大きいです。
後で分かるのですがこういったことにもよるのか回転トルクが弱いです。

P81

このモーターと回転数制御基板は
ネットのどこかで見たことがあったような気がしたので調べました。

LUXMANのPD272、PD277と同系統でした。
そちらはプラッターが重いので軸受けが強化されているようです。
LUXMANは機種により色々なモーターを使っていて支離滅裂です。
モーターを自社開発していないからしょうがないにしても、
価格帯や発売年によりコロコロ変えるのはいかがなものか。

モーターを分解したのは中身を見たかったこともありますが、
軸に再注油したかかったからです。
オイルの経年劣化で摩擦抵抗が増えていると思ったからです。

最初テクニクスのメンテ用オイルを使ったらこれが大失敗。
回転数は大揺れで安定しません。
最初は何が起こったのか分かりませんでしたが、
よく考えてみるとこれは粘度が高すぎるのだろうということになりました。

そこで次はミシン油に変更。
ましにはなったけれどまだ揺れがあります。
結局それはプラッターを付けたり外したりしたら治ってしまいました。
軸受け底に当たりによる窪みがあったので上手く嵌らず摩擦が増えたかも?
そしてしばらく回しているとなじんできたのか回転はより安定しました。

それからレコードスタビライザーAT618(600g)を乗せると、
明らかに回転数が落ちます。
それは再調整すれば良いのですが、
重いゴムシートに変えてスタビライザーを乗せると回転が安定しません。
これは明らかにトルク不足による挙動でしょう。

こんなDD-100ですが一応清掃してそこそこきれいになりました。

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ガタガタのトーンアームで聴いてみることに。
がたつきではないことがその後分かりました。

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私には特に違和感は感じられず普通に聴けます。
(普通に聴けたのはトーンアームにがたつきはなかったからでしょう。)
普段トーンアームのがたつきにうるさい私ですが、
音云々よりも精神衛生上の問題という気がします。
モーターのトルク不足が音に出るわけでもなく。

製品としての体裁は保っていると思います。
オーディオ的に評論すると廉価品なりの音ということになるのでしょうかね。

ちなみに乗せあるレコードスタビライザーはゴム製の軽量なもの。
センタースピンドルとの摩擦抵抗でレコードを押さえるタイプです。

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以前から気になっていたレコードプレーヤー

以前から気になっていたレコードプレーヤーがあります。
ビクターのJL-B41Ⅱです。
モーター部分はJL-B41と共通でトーンアームだけが
ニュー・ジンバル・サポート方式になっている(と思っていた)もの。
私はこの方式のトーンアームにベタ惚れなので使ってみたかったのです。
最近入手したJL-B31が好印象だったのでなおさら使ってみたくなりました。

JL-B31で気に入ったのはそのモーターです。
ACサーボモーターの滑らかな回転に惚れました。
で、JL-B41Ⅱを入手してモーター部分をJL-B31のものに変えてしまおうかと、
頭の中には妄想が浮かんでいました。

早速行動に移しました。
ヤフオクで(私にとっては)少々高いけれどそこそこのものを入手。
針折れですがシュアーのカートリッジ付きだったので、
これをリサイクルすれば落札価格ぐらいにはなるかも?
さていきなりこの写真からですが、アレッ?!と思ったのです。

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そうなんですよ底板を開けてビックリ。
モーター部分はJL-B31と同じACサーボモーターだったのです。
左がJL-B31で右が今回のJL-B41Ⅱ。

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トーンアームの長さが異なるので幅と奥行きは異なり、
それに合わせて若干補強なども入っていますが、
モーター部分は制御回路も含めほぼ同じものです。
おかげでモーターを乗せ換える手間が省けました。
JL-B41はDCサーボモーターだったけれど仕様変更したようです。

さてここでもう一つのことに気付きました。
以前入手したJL-B61(ターンテーブルTT-61)の写真を見て分かったのです。
そうなんですよ。TT-61も同じACサーボモーターなのです。
左がJL-B41Ⅱで右がTT-61。

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TT-61はスイッチの構成が異なるのでそれ用の基板が1枚追加されていますが、
モーターと回転制御回路の基板はほぼ同じです。
ちなみにモーター部分を上から見たものでも同じだと分かります。
左がJL-B31で右がTT-61。

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JL-B31、JL-B41Ⅱ、JL-B61(TT-61)は同じACサーボモーターの兄弟機です。
JL-B41ⅡとTT-61はネット上にも情報があまりないので気付きませんでした。
このモーターが気に入ったということであればJL-B61がベストですね。

さて入手したJL-B41Ⅱですが、残念なことにトーンアームのアーム部分が緩く、
ヘッドシェルを取付けようとするとアーム自体が回転してしまう始末。
このトーンアームに期待していたのにがっかりです。
そこで今使っているJL-B61用のトーンアームをこちらに付け替えることに。
まずは出力コードの配線を外します。

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これが意外とやっかいなことに。
配線を外せばトーンアームは上に抜けると思ったんですが、
でっぱりがあって上には抜けません。
ということでトーンアームを分解。

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左の写真のマイナスネジがつぶれていて回らず、
しょうがないので金ノコで溝を切りなおし、
CRCをたっぷり吹きかけてやっと外しました。

ところがトーンアームは抜けず、更に分解して外すことにしました。
結果を先に言いますが、右の写真のように90度の角度にもう一つネジがあり、
こちらも外せばトーンアームをバラバラに分解しなくても抜けます。

バラバラに分解したついでに各部の構造を紹介しておきます。
インサイドフォースキャンセラーは巻きバネの反発力を利用。
真鍮を使いしっかり取付けられています。

P63

こちらは水平回転部分の上下にあるスラスト軸受け。
いずれもリジッドに取付けられていて、
こういうところがガタの少なさにつながっていると実感しました。
大した荷重がかかるわけでもないのにガッチリ作りすぎ。素晴らしい!
各パーツもしっかり金属です。
再度組み立てる気はなかったのでこじって傷がついたりしています。

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トーンアームをやっと外してJL-B61用のトーンアームを取付け。
同じビクターのトーンアームなのでパイプサイズは同じです。
トーンアーム周辺はすっきりしました。

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トーンアームにアームケーブルを接続するために底板に穴をあけました。
インシュレーターは底板に取り付けられています。

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お掃除したらそこそこきれいになりました。
写真では分かりませんが細かいサビやダストカバーに傷がります。
オーディオラックに据え付け当面これを使うつもりです。

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ちなみに最初は回転数調整ボリュームを目いっぱい回しても
回転を調整しきれなかったので、制御基板の半固定抵抗を最調整しました。
相変わらずの滑らか回転で、
ストップを押した後プラッターは1分くらい回転してから停止します。

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これはなかなか良いです。
トーンアームのベース部はアルミダイキャストの操作パネルと一体化で強固。
トーンアームに異常がなければそのままで十分だと思います。
上位機種のJL-B61ならなお良いと思いますが私はこれで十分。

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オーレックスのSR-255で遊んでみる。

お掃除したJL-B31はハードオフでリサイクルしました。
そこそこの値で買い取ってもらえました。

査定待ちの時、ジャンク売り場に気になるレコードプレーヤーが・・・。
もういい加減やめればいいのに(笑)。
1296円のオーレックスSR-255をお持ち帰りっ!
人口大理石のキャビネットがいい感じだったのです。

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回転するけれどチェックの時片チャンネルの音が出ませんでしたというもの。
出力コードの断線だろうから楽勝修理だろうと思いました。

帰ってすぐに導通チェック。
トーンアームのコネクタと出力プラグを調べていくと・・・。
全て導通しているではありませんか?

この手の不具合は経験済み。
トーンアームのコネクタ部が接触不良を起こしているのです。
コネクタのピンを覗き込むと若干曲がっている感じもします。

でもほとんどの場合は表面の酸化膜が原因。
綿棒を使って無水エタノールで拭いてから乾拭きします。
修理完了。

このプレーヤーは人口大理石を使ったキャビネットが売りです。
デュポンコーリアンのような材質です。
オーレックスではこれのことをA・D・ソリッドと言っています。

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脚は薄い底板に取付けてあります。

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側面の板はペラペラ。
まあ上部のA・D・ソリッドで強度を確保しているので、
底板を取付ける角柱の柱とビーム以外は飾り程度で問題ないと思います。
中身はスカスカ(笑)。

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速度切替スイッチは1個しか使っておらず1個はダミーです。
こういう無駄をやれたことに時代を感じます。

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トーンアームの下部にはシールドケースもありません。
出力コードは意外と太くてしっかしりています。

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モーターはこの当時の多くの機種に採用されていたものです。
ネット上で確認を取れただけでも7機種あります。
オーレックスSR-355、ビクターJL-B41、JL-B51、パイオニアPL-1200、
Lo-D PS-38、ヤマハYP-511、オンキョーCP-700M。

よく確認したら、Lo-D PS-38、ヤマハYP-511、オンキョーCP-700Mは
全く同じようですが、オーレックスSR-355、ビクターJL-B41、JL-B51、
パイオニアPL-1200とはモーターの形状が少し異なっているようです。

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回転制御回路はモーター裏にあるたったこれだけです。
モータの電源コードが細くて心配になります。

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普通のDCモーターという感じです。
可もなく不可もなし。

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コイルの巻き方は雑然。

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ローターもそれほど大きくありません。
オイル切れはありませんでした。

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このレコードプレーヤーの特徴はプラッターにもあります。
キャビネットと同様A・D・ソリッドです。

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アルミダイキャストにピアノブラック塗装してあるようにも見えます。
結構厚みがあります。

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安価な製品ですが意外とチープ感はないように思います。
ただしゴムシートはペラペラなので交換した方が良いでしょう。

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回転がちょっぴり不安定な感じ。
絶対音感があるわけではないので聴感では分かりませんが、
ストロボパターンが前後に少々揺れるのが気になります。

なので回転制御基板のトランジスタを交換してみることにしました。
放熱板付きのモータードライブトランジスタが怪しい。
小型ですが電流と電力の最大定格が大きいので注意が必要です。

ちょっとオーバースペックですが秋月電子に代替できそうなものがありました。
2SC2383です。10個で150円。

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交換の作業性は意外と悪いです。
基板にはシルク印刷があるので向きを間違えることは少ないでしょう。

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元々付いていたのは2SC1317です。
外したトランジスタのhFEを測ってみると115くらいあり、
壊れていたわけではありません。

交換する2SC2383(Yランク)はhFEが220くらいなのでかなり差があります。
ちょっと心配でしたが動作は問題ありませんでした。
交換するにあたりヒートシンク取付け用伝熱シートを使いました。

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3相分3個のトランジスタを交換。

P54_2

少しはましになったような感じですがまだ回転は不安定です。
だめ元でモーター軸のオイルを再塗布することにしました。
無水エタノールで古いオイルを拭き取って、
以前買ったテクニクスのオイルを塗布。
すると今度は安定しています。
回転が少々不安定だったのはオイルの劣化だったようです。

元々それほど汚れていませんでしが、クリーニングできれいになりました。
ダストカバーに少しひびが入っているのが残念です。
ゴムシートはパイオニアの厚手のものに交換。

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トーンアームのガタは僅かで、アームリフターはゆっくり降下します。
プラッターの高さが低いこともあり、カートリッジが前下がりになりますが、
トレースに支障はないので特に問題はありません。

P56

毎度のことですがレコードを楽しむにはこれで十分。
ストロボパターンがちょっと見ずらいのが残念。
眺めていて意外と楽しいレコードプレーヤーです。

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11円で落札したレコードプレーヤー(笑)

安かったので思わず落札してしまいました。
ビクターのレコードプレーヤーJL-B31です。
11円とはビックリ!
送料はそれなりにかかりましたが合計でも2000円以下(笑)。

クリーニングしたらかなりの美品になりました。
これが11円とは申し訳ない気持ちです。
もちろん稼動品。
ちなみにカートリッジは付属品ではありません。

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ビクターにしては珍しくACサーボモーターということで気になっていました。
早速中身を詳しく見ていきましょう。
脚は底板に付いています。

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安い製品なので頑丈な筐体ではありません。
中身も必要最小限の簡素さ。
電源トランスレスなのでAC100Vで直接モーターを回しています。
制御回路もAC100Vを整流分圧して使っています。

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電源トランスレスでACサーボモーターというのは
DENONのDP-790など安い製品と同じ構成です。
電源スイッチと回転数切替スイッチは両方ともマイクロスイッチです。

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トーンアーム部分にはシールドケースが被さっています。
アームコードは意外と太くてしっかりしたもの。

P28

シールドケースを外すと中継ラグ板でコードを接続してあるのが分かります。
トーンアーム部はスイッチ類と共に金属プレートに取付けてあります。

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回転制御基板は1枚にまとめられていてICはなし。
中央左寄りに回転数調整用半固定抵抗があります。

P30

ストロボランプは大き目の物で穴から直接プラッターを照らします。

P31

モーターは小ぶりですが頑丈に作られています。
安い製品とはいえこういうモーターを使っているのがこの時代の良さ。
ネット上の情報を見るとアウターローター型です。

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※ どうやらマイクロDD-5のモーターと回転制御回路はこれと同じ物のようです。
  どうかヤフオクで高く売るための過大評価&過剰広告はおやめ下さい(笑)。
  JL-B31の落札価格を吊り上げるような輩が現れないことを祈ります。

モーターを固定してあるプレートはプレス鉄板。
あまり厚くないですが軽量プラッターなので強度的には十分でしょう。
ストロボランプのカバー部はプラスチックです。

P33

プラッターは外周に厚みを持たせていないので慣性モーメント的には不利。

P34

それでも軽量プラッターのおかげでモーター軸受けへの負担は少なく、
スイッチを切るとプラッターは45秒くらい回転してから停止します。
非常に滑らかに回転しているということです。

トーンアームは水平方向に少々ガタがありますが気にする程ではありません。
アームリフターは速めに降下します。
45回転は回転数調整ボリュームの端で回転数が合う状態だったので、
ボリュームの中央付近で合うように回転制御基板の半固定抵抗を調整。
33回転も念のため再調整。

良い雰囲気を持ったレコードプレーヤーだと思います。
高級感はありませんが質感は悪くなく適度なレトロ感が何とも言えません。

P35

レコードを楽しむにはこれで十分です。
これでレコードをさりげなく楽しむような趣味人が格好いいと思うのですが・・・。
私は無粋なオーディオマニアなのでそうはいきません(涙)。

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