久しぶりのジャズ喫茶「いーぐる」連続講演

先週は久しぶりに上京しました。ジャズ喫茶「いーぐる」で行われた高野雲さんの本『ビジネスマンのための(こっそり)ジャズ入門』の出版記念イヴェントに参加したためです。いつものように(と言っても何年かぶりですが)昼頃新宿に到着。今回高速バスで行ったのですがバズターミナルが新宿駅の南口側に新設されていたとは知りませんでした。

新宿で昼ご飯を食べてからまずはディスクユニオン新宿ジャズ館のレコード売り場へ行きました。 エレベーターを降りて目の前の新着箱をチェック。レコードの値段が以前より安くなっていますね。レコードを詰める箱には余裕があります。以前のようにギッシリ詰め込まれていないので取り出しやすかったです。中身もいまいちな感じ。

これらをもって判断するのは安易なのかもしれませんが、世間で言われるレコード人気は下火になっているのではないかという気がしました。お客さんも少なく何より売り場に以前の活気が感じられないのです。何度目になるか分かりませんが今回のレコードブームも一段落したのではないでしょうか。レコードを5枚買って10%引きでジャスト5000円。

ディスクユニオンを出て次はどこに行こうかとしばし悩んで秋葉原へ行くことにしました。ちなみにディスクユニオンのCD売り場には行きませんでした。新譜はAmazonで買った方が安いし中古CDは今特にほしい物がないからです。いつものように御茶ノ水駅で降りて歩いて秋葉へ。以前よく買い物をした電気パーツ店がなくなっていました。電気パーツ店は「秋葉原神社」という新種のメイドカフェ?に衣替え。変化し続ける秋葉原です。

まずは秋月電子でトランジスタを購入。DENONレコードプレーヤーの修理に大活躍する2SC1815(GRランク)です。続いて千石電商ではんだ吸い取り線とはんだごてのこて先を購入。最近こて先が折れてしまったので丁度良いタイミングでした。ほしいものは買ったのであとはいつもの秋葉原パトロール。

電気デパートへ。ここも電気パーツ店が減っていました。地下のノグチトランスにはいつものおじさんではなくおばさんがいました。3階の真空管販売店サンエイ電機が開いていて一安心。今は真空管アンプを作りませんがここはつい覗きたくなるお店。2階の真空管販売店キョードーのお兄さんがおじさん化していてビックリ。いつも混雑していた電気パーツ店海神無線にお客さんが一人もいないのは初めて見ました。寂しい・・・。

次はラジオセンター。南隣にあったラジオストアーがなくなってから初めて行きました。今は別のお店が営業中で昔の面影はありません。寂しいです。2階の内田ラジオのおばさんはさすがにいませんでした。かなり高齢だったのでもう引退したのでしょう。陳列具合が以前と異なっているし、ラジオセンターのホームページを見ると池之谷ラジオとなっていることから経営者が変わって引き継いでいるのかもしれません。ニュー秋葉原センターにある春日無線変圧器は相変わらず健在。

昔ながらの電気街のお店をパトロールするのは楽しいです。変化する秋葉原。それはそれで良いと思いますが、変わらない部分も残っていてほしいと願う私です。

でっ、やっとジャズ喫茶「いーぐる」へ。約3年ぶりです。

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地下への階段を下りてお店の中へ。ここは全然変わりませんね。マスター後藤雅洋さんと高野雲さんがお話し中でした。「超お久しぶりです。」と挨拶。お二人ともお変わりなく笑顔で迎えてくださいました。ここへ初めてきた時は凄く緊張しましたし、その後しばらくは緊張が続いていたのが今は嘘のよう。

まずは雲さんに長い間借りっぱなしだった立花ハジメのCDをお返ししました。ホント申し訳ありませんでした。ここでもう一度お詫び致します。このCDの高橋幸宏のドラム、お薦めのとおり最高のグルーヴでした。何でY.M.O.だとあんなにイモっぽく聴こえるのか今はそれが謎? 理由がよく分かりません。

いよいよ本の出版記念イヴェントの始まり。村井康司さんと高野雲さんのトーク形式で進みました。今回は全くメモしていないので一週間後のあやふやな記憶で書きますので誤りがあるかもしれません。ご容赦願います。またここに書く内容はイヴェントの一部分で全てではありません。

この本を書くことになった経緯などから話が始まりました。その後は面白い喩えのジャズマンをピックアップして曲をかけながら紹介。かなり話をしてから最初にかけたのがビル・エヴァンスの『枯葉』だったはず。久しぶりにちゃんと聴きました。テーマを演奏した後、ラファロのベースソロから入って、そこにエヴァンスが絡み、次にモチアンが絡んで盛り上がりを見せたところで、エヴァンスのソロが登場するというアレンジの上手さに改めて気付きました。インタープレイもさることながらアレンジをきちんとしているエヴァンス。今は特にどうということがないこんなアレンジも当時は斬新だったことでしょう。

営業マン対決コルトレーン対ロリンズ。彼らの営業トークの特徴を解説。コルトレーンの《ジャイアント・ステップス》とロリンズの『コンテンポラリー・リーダーズ』収録曲(曲名忘れました)を聴きました。

『ビジネスマンのための(こっそり)ジャズ入門』を読んでいて思ったのですが、コルトレーンの高い音で速く大量の音を吹くというのは「デジタル」と同じじゃないかということ。高周波クロックで高速に大量の演算を行うという「デジタル(処理)」の特徴に通じますよね。私がコルトレーンに感じる現代感覚はそのデジタル感にあったのではないかと今は思っています。一方のロリンズ。私はこの人のタンギングに他のサック奏者と違う独特の物を感じていて、それによって生み出される小気味よい間合いこそが聴くものを魅了しているのだと思っています。

村井さんが雲さんに「どちらが好きか?」と聞いたら、雲さんは「ロリンズ。」と答えたので、村井さんは「コルトレーンじゃないの?」と聞き直していました。私もコルトレーンの方が好きだと思っていたので少々ビックリ。でもそれは昔ネットにあったジャズマン占いで雲さんがコルトレーンだったというのと、雲さん自身がコルトレーンに似ているところがあると言っていたのを、コルトレーンの方が好きだと私が勘違いしていたのだろうと思います。

パウエルのピアノの良さを聴くということで、秋吉敏子のピアノと《クレオパトラの夢》の比較試聴。最初に秋吉敏子を聴いて続けてパウエルを聴きました。秋吉敏子のアレンジを駆使した演奏を聴いていたら私の頭には山中千尋が浮かんできて、秋吉敏子という人が正に日本人ジャズピアニストの元祖という思いを強くしました。

雲さんが言っていた秋吉敏子のつながりを欠くばらばらな演奏に対してパウエルの一つのまとまりとして聴ける演奏というのはソロの展開のことだろう理解。秋吉敏子の毛色を変えながらフレーズをつなぐソロに対し、パウエルの一貫したストーリー性のあるフレーズ展開力はさすがだと改めて思いました。このように言葉として聞いたことが演奏の理解度を深めるのはままあることでして得した気分になりました。

他ではあまり取り上げないジャズマンとしてロイ・ヘインズの話がありました。かけた曲はパット・メセニー・トリオの《オール・ザ・シングス・ユー・アー》で、この時70代のヘインズの凄まじくキレの良いダイナミックなドラミングには一同「凄いよね。」という驚嘆の言葉しかありませんでした。

村井さんがヘインズにインタビューした時、ヘインズが「昔はダメだと言われたリズム感が時代が経つにつれて合うようになってきた。」と言っていたことに触れ、時代の遥か先を行っていたヘインズのリズム感は凄いという話には、私も大いに頷けるものがありました。私がヘインズのドラムの面白さに気づいたのはチックの『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』を聴いた時です。

村井さんから『フリーダム・ジャズ・ダンス ブートレグ・シリーズVol.5』(だろうと思う)にはリハーサルの会話が録音されていてその会話が面白いという話があり大いに盛り上がりました。日本盤は会話の訳もあるそうなので日本盤を買うようにとのことでした。かけた曲は『ネフェルティティ』から時間が短い曲の《ライオット》 (かけた曲は《ピノキオ》だったと雲さんからご指摘が! 間違えました。ごめんなさい。《ピノキオ》良いですよね。) 講演の時間が押していたのでタイトル曲はかけられませんでした。私は《ピノキオ》が好きです。

最後にかけた曲はマイルスの『フォア・アンド・モア』から《ソー・ホワット》。村井さんからこのライブにまつわるエピソードの話があり、トニーが何であんなに叩きまくるのか分かったりして面白かったです。疾走するマイルス・クインテットは最高のカッコ良さ。トニーの凄まじいドラミング、文句なく最高っ! ジャズバンサイ!

とても楽しい講演でした。雲さんと村井さんが事前打ち合わせをほとんどしていないことは分かりました。それをトークで上手くまとめ上げていく村井さんの手腕。敏腕編集者村井さんの面目躍如といったところだと思いました。拍手!

関係者の皆様、楽しい講演をどうもありがとうございました。

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カマシ・ワシントンについて思うこと

昨日ジャズ喫茶「いーぐる」で行われた高野雲さんの著書『ビジネスマンのための(こっそり)ジャズ入門』の出版記念イヴェントに行ってきました。とてもたのしくジャズを聴くことができるもので行って良かったです。

実はジャズ喫茶「いーぐる」に行くのは3年半ぶりだったのです。ご無沙汰しっ放し! 超お久しぶりにマスター後藤雅洋さんやジャズ評論家&編集者村井康司さんをはじめ「いーぐる」常連さんとお話しをさせていただき楽しい一夜となりました。

最近拙ブログにジャズのことを書かない私なので、後藤さんから最近何を聴いているのかというご質問があり、現代ジャズシーンに疎くなっているという答えをしたことから、色々教えていただきました。そんな中でカマシ・ワシントンを聴くべきとのお話しがあり、ビルボード東京のインタビュー記事が非常に面白いというお話もありました。

このインタビュー記事は、久しぶりに「いーぐる」へ行くこともあり、数年間チェックしていなかった「いーぐる」ホームページの中の掲示板(いーぐる note 2010)を事前に読んだ時に気になっていたものでした。でっ、今日その記事を読んでみると。

以下がそのインタビュー記事
http://www.billboard-japan.com/special/detail/1735

後藤さんが掲示版に書かれているお薦め理由
・渋谷はジャズ門外漢と言いつつ、彼のコルトレーンを通したジャズ観は実に的確。
・柳樂の解説も、現代ジャズ・シーンの概略がわかる優れもの。
はそのとおりだと思いました。

さて私はというと、記事に貼られていたカマシのライブを見て分かってしまいました(笑)。これが貼られていたライブ動画。

この既視感は何? 90年前後に観たことがありますよ。当時日本で盛んに行われていた野外ジャズフェスティバルの一場面(笑)? カマシ・ワシントンってあの頃のデヴィッド・サンボーンの位置付けそのものじゃないですか? このライブ映像の頭の部分を観てはっきり確信しました。自分で言うもの何ですが私の直感は妙に鋭い(笑)!

そう思ってインタビュー記事を読み返すとこれが腑に落ちる。私は菊地成孔さんと同じ53歳。20代にあの時期を過ごした同世代の人には分かってもらえると思います。80年代リバイバルというのは拙ブログの2年くらい前の記事に何度か登場してきます。結局そういうことなのかと。インタビュー記事にあるカマシへの戸惑いって、80年代のジャズvsフュージョン論争と本質的な意味合いは変わらないと思います。

あーっ、スッキリした(笑)! カマシ=サンボーンと思って聴けば、当時からサンボーンが好きだった私は特に拒絶反応はおきません。当時からジャズ/フュージョンの両刀使いな私なのですから(笑)。そう言えば当時ジャズ派代表の後藤さんが初めて書いた本「ジャズ・オブ・パラダイス」でサンボーンを評価していたのが当時意外であったけれど、的を射た理由が書かれていて嬉しかった記憶があります。

そしてもう一度インタビュー記事を読んで気になったことを書いてみます。

「スピリチュアル」という言葉に対する理解が渋谷陽一さんの持っているものとジャズサイドの理解は少し異なっているのです。そこを柳楽さんが指摘できていなのが残念。まあ私も今上手く説明する言葉は浮かびません。結果コルトレーンを即興演奏(インプロビゼーション)の中心に置いてしまっているのが私に違和感を感じさせます。やはり即興演奏を語るならチャーリー・パーカーを中心に置かなければなりません。

パーカーを即興演奏の中心に据えれば、ヒートアップした中にあるクールあるいはドライな雰囲気というのは当然のこととして理解できます。即興演奏というものはメロディーを形成するコード(和音)の並び順に従って、そのコードの中にある音(3音や4音)を瞬時に選び出し、人の心に響くような新たなメロディーを作る行為が基本です。理知的に考えていなければできません。それがクールあるいはドライな雰囲気につながります。そこがジャズ最高のカッコ良さなのです。パーカーが凄い熱い演奏をしながら非常に淡々とした表情をしているのは知られたことです。

それからカマシがスピリチュアルだと言うけれど、コルトレーンにあったドロドロしたものは感じられずそこがポップスやロックなどからの影響だとするならば、それはその通りでそんな話は既に80年代に散々ありました。スタジオミュージシャンでもあったマイケル・ブレッカーに対する評価と言えば分かってもらえるでしょう。後藤さんはマイケルについても『ジャズ・オブ・パラダイス』で高評価しています。

記事の中にあるウィントン・マルサリスやジョニ・ミッチェルも当時の状況が懐かしいです。80年代のそれと現代のそれは違うという見方がある一方、私は当時のリバイバルの域を超えるものではないという直感が働いています。歴史は繰り返す。その直感が正しいのかどうかは何年も後に振り返った時に判断できるでしょう。

それでは90年のライブを観ていただきましょう。ライブアンダーザスカイから。

リズムはファンクなので、現代のヒップホップやテクノ経由のリズムとは異なるところはあるでしょうけれど、まあヒップホップはファンクなどのビートをサンプリングするところから始まっているので、それの発展形という形で理解すれば特に問題ないでしょう。それにしても今になって観ると当時は熱かったですね(笑)。

そう言えば昔こんな記事を書いています。
「はは~ん、なるほど。」と思いました。

すみません。出版記念イヴェントについては次週書きます。

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正統派ジャズ入門書を紹介します。

超~ッ、久しぶりにジャズのことを書きます。
ブログタイトルは”ジャズあれこれ”なのにオーディオのことばかり書いて、
「ブログタイトルは偽りではないか。」とお叱りを受けて当然の今日この頃。
反省の気持ちも込めて書いています。

今私の手元に一冊のジャズ入門書があります。
ジャズ友の高野雲さんが書いた本
「ビジネスマンのための(こっそり)ジャズ入門」
がそれです。

タイトルはこれまでになかったちょっと奇抜なもの。
帯には”ビジネスマン御用達 画期的ジャズ入門書”なんて書いてあります。
”「趣味? ちょっとジャズをね・・・」と言ってみたいあなたのために、
ジャズマンをビジネスマンにたとえて、超~わかりやすく解説!”ともあります。

少なくとも私の周りにそんなビジネスマンは存在しませんが、
私が住む甲府は都会とは程遠い田舎なので都会の状況は知りません。
都会(東京)にはそういう人が溢れているのかもしれませんね(笑)。

タイトルなどはそんな感じなのですが、
中身は至って正統派(私が思うところの)のジャズ入門書です。
今はもう言わないのかもしれませんが、
「四ツ谷派」に属していると思われる高野雲さんならではの内容です。

(注)四ツ谷派 : 四ツ谷にあるジャズ喫茶「いーぐる」に集う人達。

第1章 こっそり知りたい!ジャズのあれこれ を読めばそのまっとうさが、
また高野雲さんのまじめな紹介態度が分かります。

第2章以降のジャズマン紹介においても、
最初の方にビジネスマンにたとえた部分が主にあるだけで、
(このたとえが非常に上手くて、私はニンマリしながら相槌を打ちました。)
それ以降は正当な紹介文で分かりやすく解説されています。

これを読んで批判や非難ましてや炎上なんてないと思いますよ。
少々奇抜なタイトルとビジネスマン向けというのはキャッチコピーに過ぎず、
そういうことはあまり気にせず、誰にでも読んでほしいジャズ入門書です。

帯の裏側に書いてある
”異論反論・炎上も覚悟の上!でも中身は薄口・甘口にあらず=本格的入門書!”
は正にそのとおりなのです。(異論反論・炎上はないでしょうけれど)

入門者だけでなくドップリなジャズファンも読んで面白い内容です。
ジャズマンの特徴を再認識できるだけでなく、
例えばビル・エバンスは意外と世間のイメージと異なっているなど、
読んで「そう言えばそうだよね。」という気付きがあったりします。

多くの人に読んでいただき、ジャズファンが増えてくれれば良いと思います。

残念ながら現代ジャズについては触れられていませんが、
現代ジャズから入っていつまでもジャズの核心に迫れない例を見るにつけ、
現代ジャズは不要だと思いますしこれで良いと私は思います。

実は私、まだ第2章までしか読み終わっていませんが、
残りの章を読むのが楽しみです。

<お知らせ>

今度の土曜日11月12日午後3時30分より四ツ谷のジャズ喫茶「いーぐる」

『ビジネマンのための(こっそり)ジャズ入門』出版記念イヴェントがあります。

参加費200円+飲食代

この本の出版を記念したイヴェントです。

私は数年ぶりに「いーぐる」へ行って、このイヴェントに参加するつもりです。

とても楽しみです。

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QL-5のモーターをメンテナンス

レコードプレーヤーQL-5のモーターをメンテナンスしました。
オイル交換です。
ヤフオクに出ているテクニクス用とかのオイルを落札。
オイルに拘りはないのでこれでO.K.

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モーターを取り外してみると上面のカバーがありませんでした。
廉価品ならではのコストカット。

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ローターを外すとコイルが現れます。
24スロットです。

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コイルが隙間多く雑然と巻かれています。
ネットの紹介記事によると「ステーターコイルの巻線工程は自動化」とあります。
機械が巻いているのでこうなるのでしょう。

オイルは十分入っていて劣化しているような感じはありませんでした。
ローター軸を無水エタノールでお掃除。
傷などはなくきれいです。

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モーター下部の軸受けもクリーニング。
メタルではなくテフロンのようです。
このあたりがやはり廉価品。

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ステーター側の軸受けをクリーニング。
こちらも傷などはなくきれいです。

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軸受け下部にオイルが溜まるように少し入れてから
モーター軸にオイルを垂らしてローターを挿入。
メンテナンス前と特に変わりなくスムーズに回転しています。
これにてQL-5のメンテナンスは終了。

話は変わりまして、こんなものを落札。
シュアーM97xEです。
動作チェックしてなかったおかげでケース付き3,456円也。
お買い得でしょ。

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現行シュアーの最上位品。
分かっていましたけれど接合ダイヤでした。

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最早シュアーに真のハイファイと呼べるカートリッジはないのです。
もしや本体断線かと心配しましたが問題なく音は出ました。
シュアーらしい明るく元気な音。
まあこれで十分なんですけどね。

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これがやってみたくて入手しました。
VSTⅢの針をこの本体で聴きたかったのです。
機械構造的には互換性ありです。

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VSTⅢは音味の割に出力が小さかったので気になっていました。
こちらは出力が大きいので元気良さが素直に感じられます。
私の自作真空管式フォノイコライザーのSN比はあまり良くないので、
これくらいはほしいところです。

針が異なれば音は全然違います。
VSTⅢの針の音は独特ですがそこが面白くて気に入っています。
本体はこれにして針を付け替えて楽しめることになりました。

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トーンアームを交換しました。

思いがけずトーンアームを入手できてしまいました。というのは競り負けてしまった物が繰り上げ落札となったからです。最高額入札者から連絡がなかったとのことで次点の私に声がかかりました。これまでは繰り上げ落札は受けたことがなかったのですが、今回はお受けすることにしました。落札したのはビクターのUA-7045、なかなかの人気物です。

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写真の状態は薄汚れていたのを清掃した後のもの。まあまあ美品の部類でしょう。アームコードなしの出品でしたので送料も含めて¥15,000少々。人気があるのでこれくらいはやむをえません。落札してからアームコード(他メーカー品)がみつかったとのことで同梱されてきました。アームコードはごく普通のものですが、それでもヤフオクでは¥3,000くらいにはなりますから結構お買い得だったのではないかと思います。

このトーンアームはベース部にお金がかかっています。チャッキングロックのような構造でアーム本体を固定することができます。下列真ん中にあるパーツでアーム本体を固定しているようです。上列左の巨大なロックナットは只者ではありません。

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上記5つのパーツを組み合わせると実に豪華なアームベースになります。

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オーディオ評論家の故長岡鉄男さんがこのトーンアームを高く評価していたというのがこのトーンアームの人気の理由。そのあたりのことを長岡さんの著書『長岡鉄男の日本オーディオ史②』から抜粋してみましょう。

本文: 「ビクターUA-7045(\25,000)はベースががっちりして力強い高級感のある35cmアームである。ニュージンバルサポート、チャッキングロック式ヘッド・コネクター。特徴はないがハイCP機だ。しかしあまり売れなかった。ブランドのせいだろう。アームの専業ソーカー(誤植で、正しくは”メーカー”)から出ていればベストセラーになったはずだ。」

挿絵の注釈: 「ビクターUA7082、7045 みごとな仕上げ、巨大なロックナット(写真では見えない)も含めて実に豪華だが安すぎて売れなかった。」

世の中では最後の「安すぎて売れなかった。」が独り歩きしているようですが、全文から分かるように安すぎるのは豪華なベース部やヘリコイド式高さ調整(上記文章の中にはなし)などの機能を含めてのことであるのは明白。何を言いたいかというと、そういう機能がついていないレコードプレーヤー付属のトーンアームを含めて「長岡氏推薦の良いトーンアーム」と括ってしまうのは「ちょっと違うでしょ。」ということ。

アームベースが太いのでレコードプレーヤーの取付け穴を広げました。糸鋸ややすりを使って地道に作業。ベースのフランジ部があまり広くないので、徐々に広げてピタリと収まる程度の穴にしました。ターンテーブル中心から230mmの位置に取付け穴の中心がくるようにします。インサイドフォースキャンセラーの関係からの位置制限もあるようですが、そこはあまり気にぜずQL-5と同じくらいの位置にあれば良しとしました。

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そしてこのトーンアームお決まりのバランスウェイトの垂れ下がり。つなぎ目のゴムが劣化して収縮軟化してしまうのが原因です。平ワッシャを半分に切って入れてみましたが焼け石に水か。ここの修理を試みた痕跡があり、バランスウェイト側のシャフトの裏側にあるイモネジがなくなっていました。なくても機能的には問題ないようなのでそのまま使うことにします。

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黒い目盛り付きのダイヤルがヘリコイド式高さ調整機構。演奏中でもここを回して高さ調整できるのは良いのですが、ダイヤル固定機能がないので”がっちり”に拘る人には向かないと思います。私はそういう拘りはないので問題ありません。

実にメカニカルでカッコイイですよね~、ほれぼれ(笑)。

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ガタつきは全くないのに高感度で、バランス調整時はアームが上下に振れてなかなか静止しません。ニュージンバルサポート方式、私はこの1点でこのトーンアームが好きです。アームリフターはゆっくり降りてくれるのでメンテナンスする必要はありません。今後速く降下するようになったら粘度#100000のグリスを使います。

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ターンテーブルDP-2000、トーンアームUA-7045、キャビネットDK-77、大袈裟になる一歩手前のこの組合せが気に入っています。私のメインレコードプレーヤーはこれで完成。アームコードはもう少し高級なものにしたいので、オヤイデ電気の自作キットを狙っています。

またこんなものを入手してしまいました。人気がないので安く落札できました。良いカートリッジなのにね~っ。オルトフォンの520。振動系は現行2M Blueと同等のはず。無垢ダイヤの楕円針です。今でもヨドバシでこの後継機520MkⅡの交換針が買えます。

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本体だけだったのでヘッドシェルとシェルリードは手持ちの物を使いました。以前入手した530MkⅡが白文字だったのに対してこちらは金文字。高級感はありますが読みにくいです。

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オルトフォンの音が好きな私なので実に心地よく聴こえます。

カートリッジが増えすぎたので、オルトフォンVMS20EMkⅡ、530MkⅡ、520、シュアーVSTⅢ、ML120HEとお気に入り日本製以外はリサイクルします。うんっ、それでも10個くらい手元に残ってしまいますね(笑)。

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アームリフターの再修理

先週修理に失敗したアームリフターの再修理にトライ。
グリスの粘度が足りなかったので違うグリスを入手しました。
今回はQL-7のアームリフターを修理したという記事で使っていたものです。
タミヤのフリクションダンパー用グリス(ハード)。

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前回のグリスは硬いけれど粘りがあまりなかったのに対し、
今回のものは粘りがかなりあり手につくとネチャネチャ。
これなら大丈夫そうです。

ということでアームリフターを再分解してグリスを塗ってみました。
今度はゆっくり降下します。
私の好みはではもう少しゆっくり降りてほしいところ。
まあこれならカンチレバーを痛めることはないと思うので良しとしました。

話は変わりましてターンテーブルシートです。
前から気になっていたブチルゴムのシートを入手しました。
オヤイデ電気のBR-12です。

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パイオニアのレコードプレーヤーに付属していて人気があったブチルゴム。
私も中古入手したPL-50とPL-30で体験してなかなか良いと思ったのです。
そのブチルゴムを使いながら現代風にリファインしたものがこれ。
一応メインのレコードプレーヤーDP-2000にこれを乗せました。

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レコードのフィット感は素晴らしいです。
テーパー形状なのでスタビライザーを乗せれば少々の反りは補正できます。
ほこりが付着するとなかなか取れないので水で洗い流すのが一番。

これまでDP-2000に乗せていたターンテーブルシートTHT-291(東京防音)は
サブのレコードプレーヤーQL-5の方に乗せて使います。

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このターンテーブルシートは結構長く使っていますが特に不満はありません。
こちらは表面がサラサラなので付着したゴミは簡単にはらえます。

QL-5はなかなか使い心地が良いので気に入っています。
モーター軸のオイルが固着気味なので今度オイルを再注油しようと思います。

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アームリフターの修理にトライ

レコードプレーヤーQL-5のアームリフターを修理することにしました。
ゆっくり降りずにストンッと降りてしまう症状を改善するためです。
まずは取外し。

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そして分解。
リフター軸の脇にある小穴にラジオペンチの先を挿して回せば蓋が外れます。

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このバネが曲者。

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手前中央にある金色の物体にグリスを塗って降下を遅くします。

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ネットの修理記事によるとかなり硬めのグリスでないと効果はないらしいので、
ホームセンターで梱包の上からジャバラを潰した感触で一番硬いこれを選択。

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ハンドクリームより硬めの感じです。
でもグリスの効果はほとんどなし。
相変わらずストンッと降ります。

ここで荒業発動。
バネが押し下げているのだからバネを弱くしたらどうかということ。

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御覧のとおりバネを切ってしまいました(笑)。
様子を見ながら3回に分けて切断。
左端の長さにしたら短すぎてリフターを降ろしきれなくなりました。
ならばということで、そのバネを伸ばして入れてみました。

う~む、まだ早く降ります。
相当硬いグリスでないとダメです。
もっと硬いグリスを購入しないといけませんね。
リフターの構造も良くないと思います。

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«FR-5Eの比較試聴をしました。