オフセット電圧が調整できないのは意外な理由でした。

オフセット電圧が調整できなかったIntegra A-7の修理ができたので報告します。実は修理という程のことではないのですが、原因は意外な盲点だったのでお知らせしておきます。

少し前に修理の途中経過を書いています。
アンプで遊んでいます。

その後もう一度修理を試みようというとで、まずはオフセット電圧調整用の半固定抵抗を疑い、その電圧を測ってみると問題なく調整できました。ならば後段のトランジスタの不具合なのか? 念のため基板のところの出力オフセット電圧も測ってみました。ここでスピーカー端子のオフセット電圧と左右が入れ替わっていることを発見! 

どこで左右が入れ替わっているのかと配線を見ていくと、スピーカー切替スイッチの所でつなぎ間違えているのだと分かりました。以前の持ち主がここを修理したようで、線の一部がはんだ付けの熱で溶けているなどずさんな状態だったのですぐに見当がつきました。配線の取り回しにもおかしなところがあります。もう1台あるA-7で正しい配線も確認しました。

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早速線を反対に付けしなおしました。これまでの短い試聴では左右反対になっていることに気付きませんでした。いい加減な私です。写真ではスピーカー切替スイッチの下にある電源ランプも交換していることが分かりますが、御覧のとおりでその場しのぎという感じです。

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で、それはそれとして中を色々眺めてみたのですが、結局オフセット電圧を調整できない理由を見つけられず、また一旦修理をあきらめました。

そして数日前、あることに気付いたのです。左右配線が入れ替わっていたということは、右チャンネルの半固定抵抗を調整しながら、左チャンネルのオフセット電圧を測定していたということではありませんかっ!! 配線間違えに気付いた時に何でこのことに気付かなかったんだろう・・・。

ということでオフセット電圧を再調整してみると、今度はきちんと調整できるではありませんか! そりゃそうですよね。調整用半固定抵抗を回してもオフセット電圧が変化しなかったのはこういうからくりだったのかと納得。意外な盲点でした。後段のトランジスタを交換するなど泥沼に落ち込まずに済んで良かったです。

たぶんトランジスタを交換などしなくても元々動作に問題はなかったのだろうと思います。まあ脚が真っ黒けのトランジスタでは精神衛生上良くないので、新品に交換したことは意味があります。ならばということで電解コンデンサも新品に交換してしまいました。

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もちろんアイドリング電流、出力オフセット電圧は問題なく調整できます。これで安心してこのアンプが使えるようになりました。お気に入りのアンプなので修理できて良かったです。

このアンプはクラスの中では大き目の電源トランスとオーディオ用巨大電解コンデンサと太いコードをパラで配線するという電源供給に気を配った設計が◎です。パワーアンプ部しか使わない私には魅力があります。大音量で聴くわけではない私にはこのくらいの規模のアンプが似合います。

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外観はそこそこきれい。各ノブはしっかり厚みがあるアルミ製でフロントパネルは上部が5mm厚。重厚感あるデザインが好きです。

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まさか左右チャンネルの配線が入れ替わっていたとは、これぞ想定外です。危うく更にA-7を落札してしまうところでした。これで1100円で落札したアンプが見事実用機になりました! メデタシメデタシ。

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また入手してしまいました。

懲りないと言いますか何と言いますか。

またカートリッジを落札してしまいました。

比較的安かったのでついうっかり。

落札したのはシュアーのM97ED。

一時期私の主力カートリッジでした。

その後紆余曲折ありまして手放したのです。

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ヘッドシェルはアルミ削り出しの高級品が付属。

大きな無垢ダイヤの楕円針です。

このスタイラスが一番の価値。

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写真では接合のようにも見えますが、

カンチレバー貫通部に円筒状のカバーのようなものがあるような・・・。

早速聴いてみました。

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特に文句はありません。

何か妙に安心できると言いましょうか何と言いましょうか。

こういう音っであってほしいと思う音です。

ヘッドシェルとシェルリード線を交換。

こういう軽快なヘッドシェルの方がシュアーには似合います。

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針ノブの部分がズレ下がっていますが動作に影響はありません。

スリーブの部分がしっかり挿さっているからです。

こういうところが昔のアメリカ品質(笑)。

日本ではこういういい加減さはあり得ないです。

まあ音が良いんだからそんなことは気になりません。

ひっくるめてシュアーの味です。

良いカートリッジですな~。ニンマリ。

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オーバーハングの調整

今回ビクターのトーンアームが2台になり、当分はこれらを使用する予定なので、トーンアームに合わせてカートリッジのオーバーハングを調整することにしました。

正しく調整するには取説を見る必要がありますが今手元にはありません。でも以前しばらく所有していたQL-7の取説を見て調整方法を知っているので大丈夫。とは言っても調整には専用のオーバーハングインジケーターが必要です。

少し前にヤフオクでオーバーハングインジケータだけが出品されたのですかざす落札しておきました。1000円もしましたがやむをえません。そのオーバーハングインジケーターは写真の下のプラスチックの板です。

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ちなみに上に写っているのは、ネット上にあったSMEトーンアーム用テンプレートを入手して適当な大きさに印刷して切り抜いたものです。以前SME3009Rを所有していた(新品購入してROKSAN RADIUS3に搭載)ので、SMEテンプレートの使い方はもちろん知っています。

ビクタートーンアーム用の使用方法を説明します。まずオーバーハングインジケーターをターンテーブル(プラッター)の上に置きます。この時に矢印の先端がトーンアームの水平回転部の中心を指すようにします。

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そしてこのオーバーハングインジケーターの上にカートリッジを持ってきて、スタイラス(針)がオーバーハングインジケーターの▽印の先の目盛りの位置に合うようにカートリッジの取付け位置を調整します。ちなみに写真の針位置は目盛りと▽印の中間くらいなので実際の調整位置とは異なります。

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ここはターンテーブルのスピンドルの中心から15mmオーバーハングした(越えた)位置で、レコードプレーヤーの仕様にオーバーハング15mmと書かれていたりするのは正にこの距離のことです。

さてこの位置にオーバーハングを調整をすれば、レコード盤上の全ての位置で針がレコードの溝に対してまっすぐになるかというとそうではありません。今度はSMEのテンプレートを使ってそれを確認してみました。

下の写真はSMEテンプレートによるオーバーハング調整方法の説明です。SMEのトーンアームではテンプレートの2ヵ所(外側寄りと内側寄り)の小さい○印内に針を降ろし、そこでテンプレートの線とカートリッジ(ヘッドシェルの端など)が平行になるように調整します。

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ビクターのトーンアームはSMEのトーンアームと形状が違うので、この位置で平行になりません。ビクターの調整方法だとレコードの外周から2cmくらいの位置でまずは平行になりました。

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内側にも平行になる位置があると思いますが確認はしていません。このように2ヵ所ほどで溝に対してまっすぐになり、それ以外では角度が付くというのがS字やJ字のトーンアームの特性。角度が付くといってもストレートトーンアームにカートリッジを傾けずに取付けた場合よりは小さい値です。

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調整したらカートリッジの位置はこれまでより4mm程後退しました。私の美意識からするとちょっとバランスが悪いです。もう少し前に位置した方が格好が良いと思うのですがしょうがありませんね。

ちなみにビクターのジンバルサポートトーンアームの曲がりの形状や長さは、(私が所有したことのある)UA-7045、JL-B61のトーンアーム、QL-5のトーンアーム、QL-7のトーンアーム、皆同じです。

話は変わりまして、JL-B61から外したトーンアームのアームリフターを再修理しました。アームリフターに入っているシリコングリスを交換したのです。今回は#1,000,000です。

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ご覧の通り3種類も買う羽目になってしまいました。#1,000,000は右の缶容器。今度は少し遅すぎる気もしますが、#100,000グリスと混ぜて粘度を調整するのも面倒なのでこのまま使用します。少量しか使わないのでグリスが多量に余ってしまう羽目に・・・。

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レコードプレーヤーとの果てしない遊戯(笑)。

こんなものをヤフオクで落札していました。ビクターのトーンアーム。レコードプレーヤーJL-B61に付属している物です。

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これをUA-5045と言って平気で出品している人がいますが、UA-5045はアームレストが一体型なので別物です。かなり汚れていてアームコードが付属していなかったため、送料も含めて5000円しませんでした。ちょっとお掃除してUA-5045と言えば、10000円越えだったりします(笑)。名前で釣るやつ(誰々さんが愛用とか、笑)は姑息ですし、名前に釣られるやつは愚かだと思います。上の写真はお掃除後の状態。

今回もガタらしきものはないのに感度は良好で、このトーンアーム(ニュー・ジンバル・サポート方式)の耐久性は優秀です。しかし相変わらずアームリフターは速く降りてしまい、今回は#100,000のシリコングリスを買って修理してみましたが、私の満足する速度より速く降りてしまいます。

さて、トーンアームは入手したものの取付けるレコードプレーヤーがありません。手ごろな物をヤフオクでしばらく物色していたけれどなかなかうまい物が出てきませんでした。そんな中、ハードオフでジャンクスピーカーSB-3Aを買った時に、目を付けていたジャンクレコードプレーヤーがありました。今回それを買ってきました。

回転数が調整しきれないというDENONのDP-1600です。税込み4320円ならトーンアームとアームコードをヤフオクで売ってしまえば元が取れるはず。回転数が調整できないのはひょっとすると下部の回転調整ボリュームを調整していないだけかもしれませんし、そうでなくても例のトランジスタを交換すれば修理可能でしょう。

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かなりのほこりですが、意外とダメージはありません。修理して掃除すれば十分実用品です。今回は掃除する前に動作確認です。

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回転数は下部の調整ボリュームを使っても調整しきれませんでした。回転も微妙に不安定でちょっと不安がよぎります。外してしまうと動作確認ができないのでトーンアームとアームコードの導通確認も兼ねています。トーンアームの方は気になるガタつきもなく実用レベル。まっ、極普通のトーンアームですよ。

まずは脚を全て外そうとしたら、一か所ネジが錆びついていてどうしても外せません。無理をしたら案の定脚のゴムがねじ切れてしまいました。もう一か所の脚はゴムが劣化してぼろぼろだったので脚は処分することにしました。

底板を開けると中身はDP-790とほとんど共通(ネット上の写真を見て気付いていた)。違いはストロボランプの有無くらいです。下の写真はDP-1600。

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下の写真が以前所有していたDP-790です。回転数調整用ボリュームへの配線が若干異なります(調整の意図も異なっているようです)。両サイドの三角断面の隅木がなくなっています。違いはそれくらいか。

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回転数制御基板はIC1個とトランジスタ6個。非常に簡単でシンプルな回路になっています。複雑な回路よりシンプルな回路の方が私は好きです。DP-790同様モーターは商用電源で直に回していて、基板上の小さいトランスは制御回路用だと思います。ノイズや振動の元になる大型トランスがないのは良いのですが安全上取扱には注意が必要です。

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この大きくて頑丈なモーターが良いんですよ。ターンテーブル(プラッター)を支えるモーターは機械的に十分な強度があった方が良いと考えるからです。後に主流になるコアレスの扁平なDCモーターなどは鉄板1枚の上に組まれていて非常に頼りなく強度不足。私は好きになれません。

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脚が真っ黒で壊れやすいトランジスタ2SC458は全て2SC1815に交換。1個10円なので全て交換してもたったの50円也! 電解コンデンサは液漏れしていそうなものはなかったので交換していません。

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トランジスタ交換により回転数はボリュームの適度な位置で正規回転になりましたが微妙にふらついたままです。これはもう調整ボリュームの接触不良でしょう。ボリュームは分解できそうだったので分解清掃の方が良いと思いますが、面倒なので接点復活剤を吹きかけて済ませました。これによりストロボランプは止まって安定。修理完了です。

ターンテーブルの修理を終えたのでトーンアームを交換。ビクターのトーンアームはDENONより実効長が1mm長いだけで、取付け位置はモーター軸中心から230mmで共通なので、そのまま取付け穴が使えます。元はゴムを介してトーンアームを固定していますが、私はトーンアームをしっかりキャビネットに固定することが忠実再生の基本だと思っていますのでゴムは撤去。アームレストを固定する穴も開けました。

アームケーブルはヤフオクに自作品を出品している物で2900円。もう1台のレコードプレーヤーで既に使っている物と同様の物です。これで十分。壊れて処分した脚に代わり、落札してあったビクターJL-B31かJL-B41あたりから外した脚に交換。落札価格120円(笑)! こちらの方がしっかりした物です。以前分解して処分したDP-1200から外しておいた脚は袴と干渉して取付けられませんでした。

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掃除してラックの定位置に置きました。ダストカバーを含めなかなかの美品です。気になっていたトーンアームの高さ(インサイドフォースキャンセラーが上部にある分高い)は大丈夫でした。むしろ後ろのバランス錘のクリアランスがぎりぎりで、適正針圧をかけた時に一番手前辺りに来るようにしておかないと干渉します。

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DENONのモーターとビクターのトーンアーム。私はこの組合せが好きです。これで2台のレコードプレーヤーがその組み合わせとなってしまいました。

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お気に入りの組み合わせだと良い音に聴こえます(笑)。 電子ブレーキーを搭載していないので、ストップボタンを押しても30秒くらい回転し続けるのがちょっと不便。でもそれだけモーター軸の摩擦が少ないということで、ここがDENONの軽量ターンテーブルの良さだと私は思っています。慣性質量に頼る厚化粧的な発想と違いDENONは薄化粧なのが美点。それからやっぱりストロボランプがあった方が回転の調整や確認がやりやすくて便利です。

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アンプのメンテナンス

ヤフオクでトランジスタを入手できたのでアンプIntegra A-7のメンテナンスをしました。入手できたのはHfeをペア組した「金田アンプや窪田アンプの自作にいかが。」という物。A-7に使うのはもったいない気もしますがまあいいでしょう。

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ついでに電解コンデンサも入手しました。メイン(パワー)アンプ部分しかメンテしないので電解コンデンサは8個しかありません。右側の銀色の2個は東信工業のオーディオ用で信号が通るところに使います。

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今回電解コンデンサは「共立エレショップ」の通販で入手しました。A-7のメンテに使うプリント基板用端子パワーリレー(MY2-02,DC12V)がここで入手できたからです。このリレーは予備として購入。

交換するトランジスタは初段の4個(片チャンネル)で2SA872Aと2SC1775A。動作に不具合があったわけではありませんが脚が真っ黒けだったので交換しました。向きと位置を間違えないよう注意して実装。下の写真は交換後の左チェンネル。

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銀色のオーディオ用コンデンサはメインアンプ部の入力カップリングコンデンサに使用。このアンプはACアンプなのでいきなり入り口にコンデンサがあります。ここに電解コンデンサを使うことを嫌う人はいるでしょうけれど、私はそういう潔癖性な拘りはありません。下の写真は交換後の右チャンネル。

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その入力カップリングコンデンサを実装する部分は、面白いことに端子間距離を変えた穴がいくつか開いていて、ここにフィルムコンデンサを使うことも想定した節があります。なので今回のメンテにあたりフィルムコンデンサに変えてしまうこともできました。

このメインアンプ部のプリント基板は実装していないパターンがいくつもあったり、コンデンサを実装するシルク部分にダイオードが挿入されていたり、プロトタイプの基板をそのまま製品にしてしまったような感じで、どういう経緯でこうなったのか気になるところです。

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交換は無事終了してアイドリング電流、オフセット電圧共に問題なく調整できました。外したトランジスタのHfeは結構ばらついていたので、どうやらここのHfeのばらつきはオフセット電圧の調整とはあまり関係ないことが分かりました。

そうなるともう1台のA-7のオフセット電圧が調整できないのは、トランジスタのHfeのばらつきではなく別の原因であることが確定しました。

交換して音がどうなったかというと、多少クリアになったような気がしますが明確には分かりません。何となく音が騒がしく感じるのはエージングすれば落ち着くと思います。こういうメンテナンスはたぶんに気分的な問題なので、音がどうこうというより気分良く聴けることが大事(笑)。

ついでにもう一つ。ターンテーブルDP-2000のストロボランプが点滅しているのを修理しました。当初はこういう仕様なのかと思っていたものです。最近時々訪問するブログにレコードプレーヤーDP-50Mの修理記事があり、ストロボランプの点滅の原因が書いてあったからです。

DP-50MとDP-2000は違うと思う方もいるでしょう。でもネット上の写真を見て、DP-2000の回転制御回路はDP-50Mの回路と大差ないことが見て取れました。DP-2000の2枚の基板の回路を1枚の大きな基板にまとめたのがDP-50Mです。と思ったのですが、もう一度ネット上の写真を見ると一部の回路はIC化され部品数は減っているようで、どちらかとDP80の回路を合理化したものかもしれません。

ということでDP-50Mの修理記事にあったストロボランプ点滅を引き起こすコンデンサを交換をすることにしました。記事にあった交換コンデンサの写真(コンデンサの場所は記載されていない)から容量と耐圧を確認し、DP-2000のストロボランプ点灯回路のパターンを追うことで問題のコンデンサを突き止めました。ランプ電源のリップルを抑制するコンデンサでした。

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外から眺めただけではコンデンサの液漏れは確認できません。しかしコンデンサを外してみるとやはり液漏れを起こしていました。交換するコンデンサは基板の中央辺りに実装されています。

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リップルフィルタなので容量を2倍のものに交換。2倍にしたからと言って見えやすくなるというわけでもないのですが余裕をみました。寿命からすれば耐圧を上げた方が良いと思います。交換後見事にランプの点滅はなくなりストロボは見やすくなりました。

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私は他人のブログから修理の情報をたくさん得ているので、お礼と言ってはなんですが情報はできるだけ出すようにしています。捨てられる物が修理によってより長く使われるなら資源の節約になりますから。ただし新しい物が売れなくなり経済効果としては負の方向になるのが気になるところです。

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1620円のジャンクスピーカー(笑)!

何か遊ぶネタはないかとハードオフへ。いつも買い取ってもらっている店とは別のお店です。ジャンク品以外はそれなりのお値段なのでひととおり流して見ただけです。この前別の店で買い取ってもらったレコードプレーヤーSL-55が7000円台で売られていました。これは数か月前からこのお店にあってなかなか売れません。木目ではないデザインが受けないのかもしれません。

さてと、お目当てのジャンク品売り場へ、スピーカーの棚を見たらいきなり目を引く1台。テクニクスのスピーカー SB-3A がたった1620円(税込み)!! 前から聴いてみたくてヤフオクをチェックしていたけれど、コンディションがまあまあの物はそれなりの価格がつき落とせなかった物です。

値札には「チェック時に音は出ました。」と書いてあります。外観はそれなりですが掃除すれば見られるようにはなるレベル。これは買いでしょう。この値段なら音がもし気に入らなくてもヤフオクでリサイクルすれば元は取れるはず。

レジに持っていき音が出るか確認したいというと「できない。」との返事。少し交渉したけれど店員は聴く耳持たず。ならば「音が出ました。」と書いてあるけれど買って帰って音が出なかったら返品できるかと聞くと、できないとかモゴモゴ。あまりにセコイ自分がいやになりました。たかが1620円ですからね(笑)。

で買って帰ることに。レジを打ってくれた別の店員さん(横でさっきのやり取りを聴いていた)は買ったスピーカーを両脇にかかえ、自動車のところまで持ってきてくれました。たかが1620円のジャンクスピーカーを運んでくれた店員さんには「ありがとうございます。」と丁寧にお礼を言いました。何か申し訳ない気分です。運んでくれた店員さん「本当にありがとう!」

さて持って帰って外観チェック。いつものとおりタバコのヤニコーティング。特にツイーターの汚れが目立ちます。他はダークブラウンなのであまり目立ちません。

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裏面の入力端子片側の締め付けネジがなく、蝶ネジになっているのも安値の理由なのでしょう。入力端子はそれだけでなくネジの周りの淵がなく、スピーカーコードの取付けに手間がかかります。店員さんはこれが分かっていて視聴を拒んだのかもしれません。作業性を少し改善するために蝶ネジをやめて普通の6角ボルトに交換しました。

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スピーカーコードをつないで音出しすると・・・。ツイーターとウーファーから問題なく音が出たので一安心。なかなか良い音です。特にダメ出しするようなところはありません。視聴しながスピーカーをお掃除。毎度の事ながらヤニ汚れは凄いものがあります。でもマジックリンがあるから大丈夫。あまりきれいにはなりませんでしたが実用的には見苦しくないレベルです。

パイオニアのS-101と並べて大きさを比較。奥行きは同じくらいで高さ幅は一回り強大きいです。ウーファーの口径は18cm対22cm。このサイズなら余裕で低音が出るでしょう。

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スピーカー台にセッティングすると、スピーカーが存在をかなり主張しています。今の私のオーディオではこのサイズが限界。これより大きいスピーカーは不要です。

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いつも聴くCDから聴き始めました。低音はS-101より出て高音もきちんと出て中音も引っ込まずバランス良好です。高音の感じはS-101と同系ですが、S-101程のきめ細やかさはなく、もう少しザックリ鳴ります。ハイファイではあるけれど上品な音ではありません。私はツイーターのアッテネータをMAXにしています。

低音は少し緩めでS-101よりDS-200Zに近い感じ。これはバスレフポートの共振周波数が高めになっているからだと思います。下にはあまり伸びないけれど感じる低音としてはこの方が量感があります。この手のバスレフらしい音が嫌いな人には合わない音でしょう。同じバスレフではあるけれどS-101はもう少し締まって解像度も高くなっていました。

バランスが良くハイファイな音ではあるけれど、こじんまりとせず明るく元気に鳴るのがこのスピーカーの良さです。能率が92dBと高めな事がこの解放感ある音につながっているように思います。鳴りっぷりが良く聴いていて楽しい音、私が好きな音です。10数年前に聴いた上位機種のSB-6がこんな感じの鳴り方だったように記憶しています。

5000円で落札したDS-200Z(ウーファーエッジ硬化)から3780円の処分品S-101になり、更に1620円のジャンク品SB-3Aと、どんどん下落していく私のスピーカー。こんなんで良いのでしょうか(笑)? まあプアオーディオの私に見栄はないので、気に入った音が出れば何の問題もありません。

テクニクスのSB-3Aが気に入っちゃいました!

<余談>
当時流行った平面スピーカー。テクニクス、Lo-D(日立)、ソニーが積極的に進め、それぞれ異なる方式で良さも評価されていました。私の記憶ではテクニクスの1代目は低音の出方が独特で評判は今一つ、そこへ投入されたSB-6以降の2代目が今回のSB-3Aなど型番末尾に「A」が付くシリーズで、これらは低音が改善され中でも売れ筋のSB-6/SB-6Aはオーディオ評論家の評価が高く市場でもかなり人気がありました。

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ジャンクレコードプレーヤーと戯れる

またしてもジャンクのレコードプレーヤーを入手。ちょっとした思惑があって入手したものでテクニクスのSL-55。送料も含めて3000円しませんでした。いつものようにタバコのヤニ汚れが凄かったものの清掃したらそこそこきれいになりました。

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安い物なのでモーターのベース部分はプラスチック製。

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トーンアームのベース部分もプラスチック製ですが、トーンアーム本体はSL-1200などと同じでしっかりしたものです。

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底蓋と脚は一体化しています。

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底蓋を外してみたらアルミホイルが雑に貼ってありました。これは前オーナーが作業したものなのでしょう。

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この程度の静電シールドに効果があるとは思えません。気休めに過ぎないと思うので除去しました。中身はスカスカでモーターと電源トランスくらいしかありません。左手前の広いスペースに補強板が張り付けてあるのは評価できます。

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テクニクスお得意の電源&回転数切替スイッチ。ここが接触不良を起こし、回転しなかったり回転不安定になったりします。接点復活材をひと吹きしておきました。

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面白いことにモーターはテクニクスご自慢のものではなく別の物。光学式の周波数発生機構などからパイオニアPL-1250と同等と思われます。ネット上の写真からしてほぼ間違いないと思います。

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型式やロットNo.を書いた銘板の形や枠がPL-1250のモーターと同じでした。どこが作ったモーターなのでしょう?回転制御回路はモータの下に入っています。上記写真の黒いカバーの中です。簡単な回路になっています。

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トーンアーム下のシールドカバーを外したところです。アームベース部がプラスチック製なのがここからも分かります。バネ式のインサイドフォースキャンセラーとアームリフターの機構が入っています。

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このレコードプレーヤーにはストロボランプがないので、以前入手後に分解したSL-26から外したストロボランプとオヤイデのストロボスコープを使って回転数を確認しました。特に問題なく正常回転して調整ができます。

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普通にレコードを聴くならこれで十分だと思います。テクニクスのレコードプレーヤーは普通のヘッドシェルの場合、背が高いカートリッジでないとかなり前下がりになっていしまうので、オルトフォンのコンコルドシリーズで聴きました。このレコードプレーヤーのデザインはシンプルでシックなので結構好きです。

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確認したところ当初の思惑が実現できないことが分かたのでリサイクルすることにしました。ヤフオク出品が面倒なのでハードオフへ。買取価格3000円提示(7000円台で売るらしい)のところを交渉して3200円(8000円台で売ることにしたらしい)にしてもらいました。

たかだか200円アップなので交渉を楽しんだという感じです(笑)。買取価格と販売価格の計算方法は分かりませんが関係性が分かったのは収穫。少し儲けが出たので良しとしました。というか実のところもう少し儲かったのです。

落札品にはカートリッジとヘッドシェルが付いていて、カートリッジFR-101はスタイラスが取れてしまっていたため使い物にならなかったのですが、DAM entreのしっかりしたヘッドシェルが使えました。良質なヘッドシェルがただで手に入ったことになります(笑)! これは最近お気に入りのXL-30用に使用。

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黒色ネジが付いていたのでそのまま流用しました。グッドルッキングです!

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